エンジ色の電車

友達の娘さんから借りている本の中から有川浩さんの「阪急電車」を今日1日で読んだ。
学生の頃阪急沿線に住んでいたことがあったのであのエンジ色の電車を思い浮かべるといろんな甘酸っぱい記憶が蘇ってきてエモくなってしまう。
別れた彼の結婚披露宴に白いドレスを着て討ち入りを果たした女性、気になっていた女性と偶然電車で一緒になった男子大学生、ブランド物に見を包んだマダムたちに悪態をつく若い女性たち、などなど、たまたま電車で出会った人たちがそれぞれの人生を少しだけ前に進めていくのだ。
中でも小林駅という駅の周辺の描写が気に入り、Googleマップでどんなところか調べてみた。
こじんまりした街だった。
三宮にも梅田にも30分程度で行けるということで、この本の登場人物2人がここに住んでいた。
思わず物件の相場まで調べた。
私の住む街とあまり変わらない。
住むならこういうところだな、などと妄想が膨らんだ。

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