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③今だからこそ考えてみたい。ジャッキー・チェンがハリウッドで成功したわけを

今だからこそ!!考えてみましょ~

こちらの記事の続きになります~もし良かったら読んでみて下さい。

ジャッキー・チェンは「キャノンボール」でハリウッドの俳優たちと共演したのですが、残念ながら当時アメリカでは無名の存在だったので、劇中ほとんど映らない💦そこが残念。



次にアメリカ進出に挑戦した作品といえば

「キャノンボール2(1983)」

続編やん!!

製作総指揮:レイモンド・チョウ

監督:ハル・ニーダム

主演:バート・レイノルズ

共演:サミー・デイヴィスJr.、シャーリー・マクレーン、リチャード・キール、スーザン・アントン、フランク・シナトラ

前作は脚本:ブロック・イェーツだったのですが、今作はハル・ニーダム、アルバート・S・ラディ、ハーヴィー・ミラーの共作になってますね

あと、アメリカでの配給会社が前作は20世紀フォックスでしたが、今作はワーナーへと変わっています

久々に観て大変楽しかったですね~前作よりもお話が入り組んでて強化されてて、そっちでも面白い。


いや今回もジャッキー主役じゃないんかい!!

超豪華やけども!!共演者が前作以上に豪華✨


今回の目玉はやはり、フランク・シナトラですね。

いやほんともう歴史に名を轟かせられる世界的に有名な歌手でありますけども

動画貼っとこ。曲はTV版エヴァンゲリオンEDでおなじみの「Fly Me To The Moon」

前作から出演しているモーリス・フェンダーバーム&ジェイミー・ブレイク(前作は司祭、今作は警察官の扮装している)役のサミー・デイヴィスJr.&ディーン・マーティンと共に”シナトラ一家”というものを結成し、ラスベガスのホテルを中心にツアーを行っていたそうです。

当時まだ黒人への風当たりが強烈だった中で自分の仲間に引き入れ
サミー・デイヴィスJr.(黒人)と一緒にツアーをやるとか、並大抵の根性ではできないっすよ

だからこその、サミーがジャッキーへ対する応対、反応には違和感を感じられずにはいられないんですけどね。
※サミーがジャッキーに話しかけたんだけど、日本語の単語を言われたりしてからかわれた的な風の噂を聞いた事はあります。

本当だとしたら、ちょっと残念ですけども
いや、真相のほどはわからずだから。


そして前作と変わらずの監督&主役のスタントマン出身のコンビなので

またもやデス・スタント満載!!

今作は冒頭でJJ(バート・レイノルズ)が人間ミサイル?のスタントをやるシーンが(実際にはスタントはやっていないと思う)あったりするんですけど、自身の半生をコミカルに再現している形ですね。「グレート・スタントマン」という作品でもスタントマンの裏側を描いてて、主演されてたりしますが

しかしそのシーンJJ搭載ミサイルがセスナ機の尻尾を真っ二つにしたりしてて、周りの人が命がけすぎて笑う

今回爆発シーンはないものの

ぶっ飛んだデス・スタントにサイレント映画的な味付けがしてある

ほぼ漫画やアニメの世界ですね。命をかけているとはいえ、その演出が面白いんですよね~

前作よりもサイレント映画の技法を踏襲しているように見えます。

ワーナーの「チキチキマシン猛レース」へのリスペクトもあるのかも知れないですね

アメリカンギャングが大金持ちの主催者を車ごと捕まえようとして

バンパーにアームを取り付けた車を主催者の車の背後から近づけたりしているのを見ると、そのまんまじゃないけど「大福星」のトレーラーの緑のレバーを思い出したりするし。


今回のジャッキーは、主役ではないですが出演シーンが増えている!そしてバート・レイノルズと絡むシーンもある

今回のジャッキーのパートナーとなる人は

「007 私を愛したスパイ」

「007 ムーンレイカー」

でジョーズ役の巨漢、リチャード・キール(2m18cm)

ジャッキーと組むと凸凹っぷりが凄いのです

ジャッキーのアクションの見せ方は、まだまだ満足はしていないかも知れないけど前作よりは形になっている。

それで相棒のアーノルドことリチャード・キールが

ひと振りで相手が吹っ飛ぶ力の持ち主設定

なので、吹っ飛ぶ方たちがわっかりやすいワイヤーアクションをやっている(ある意味正しい使い方なんじゃないだろうか)

なんでこんなハチャメチャな映画考えついたん監督w

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JJとの絡みのシーンはこの作品を観てて一番楽しい。こうか?と言ってJJがカンフーの型っぽいものを披露しているけど

もしかしてジャッキー以外のカンフー映画とか観てたのか(妄想)

今作についてジャッキーが話しているのを見たことないな。。。と思ったら

スクリーンアーカイブズに「キャノンボール2」のインタビューなどが載っていました。

それによると、監督ハル・ニーダムはスタントマン出身だという事でボクの好きなようにやらせてくれる。ドラマの部分もアドリブでやらせてくれる

という事のようです。今までで一番良い現場だったのかも知れないですね。

なんかでも確信した部分はあるんじゃないでしょうか

監督がスタントマン出身だと話が通しやすい

サイレント映画スタイル×カーアクション×デス・スタント面白そう

とかね。

でもそれでも主役を張った作品ではない。ジャッキーのハリウッドへの挑戦は続くのでありました~

最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)


私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos