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②今だからこそ考えてみたい。ジャッキー・チェンがハリウッドで成功したわけを


さてさて~先週書かせて頂きましたこの記事の続きになります


なんでジャッキーはハリウッドで成功できたのでしょう?

それを自分なりに考えてみたいと思います~


ジャッキーが「バトルクリーク・ブロー」の後、次にアメリカ進出に挑戦した作品といえば「キャノンボール(1981)」

この動画にはジャッキーは名前しか出てきませんがw


ちなみに動画のUP主は、レイ・スティーブンス。カントリー音楽のシンガーソングライターかつコメディアンもされているようです。キャノンボールのOPのこの曲を歌われているんですね。

製作総指揮:レイモンド・チョウ

監督:ハル・ニーダム

主演:バート・レイノルズ

共演:ファラ・フォーセット、サミー・デイビスJr、ロジャー・ムーア、マイケル・ホイ、ピーター・フォンダ(カメオ出演)


いや豪華!!

てかジャッキー、主役じゃないんかい!!


そうです、主役じゃないんですね~


今日になって、フォーチュンスターの方でも動画がUPされていたのを発見したので貼り付けておきます~



当時の感覚からすると、ジャッキーは主役じゃないのは無理もない

世界的に有名な俳優さんが一堂に会する、超豪華な作品なのです✨


バート・レイノルズだけでも

「さすらいのガンマン(1966)」

「ロンゲスト・ヤード(1974):ゴールデングローブ賞 主演男優賞ノミネート」

「トランザム7000(1977)」

「結婚ゲーム(1979):ゴールデングローブ賞 主演男優賞ノミネート」

すでにヒット作が何作もある超売れっ子。しかも演技面でもしっかり評価されている

と書くのはなんでかというと、バート・レイノルズがジャッキーと同じスタントマン出身の俳優だから

後に「ブギーナイツ(1997)」で数々の助演男優賞も受賞されているのも納得しかないですね


マイケル・ホイも日本では1979年に3作公開されたMr.Boo!シリーズで確固たる人気を誇っていた香港の俳優ですね。ゴールデン・ハーベストとしてはブルース・リー亡き後数々のヒット作を生んだ一番の売れっ子を出した感じ。

「Mr.Boo!ギャンブル大将(1974)」

「Mr.Boo!天才とおバカ(1975)」

「Mr.Boo!ミスター・ブー(1976)」

「Mr.Boo!インベーダー作戦(1978)」

※キャノンボール(1980)以前の作品のみを書き出しています

マイケルさんも良いんですよ~


びっくりするのはロジャー・ムーア。

誰もが知る007 ジェームズ・ボンド役

「007 死ぬのは奴らだ(1973)」

「007 黄金の銃を持つ男(1974)」

「007 私を愛したスパイ(1977)」

「007 ムーンレイカー(1979)」

とやってきて、この作品でも007っぽい振る舞い&車(007の車もびっくりするような仕掛けが満載)しかしオチ付きw

もっとびっくりするのはこの作品(キャノンボール)の後に007シリーズ3作もやっている事ですかね~ジェームズ・ボンドとしてw


さて、ここからがこの作品のビックリするところなのですが


監督、ハル・ニーダムもスタントマン出身の監督&俳優さん

主演のバート・レイノルズもスタントマン出身

こういう人達が集まって映画を作ると、どんな作品になるかというと

デス・スタント満載の凄いスタントがいっぱい出てくる作品

しかもそれやってるのジャッキーじゃなくて、アメリカのスタントマン


冒頭で役員に止められるも、バイクでキャノンボールに参加する決意をした社長さんがいてですね

飛行中のセスナ機からバイクごと空中へダイブするという離れ業をやるという

「自由ーにーなーりーたーいー」言うてね~

いや死ぬ死ぬ💦


そうかと思えば、別のシーンで別の参加者がパトカーに追われる途中で

車ごとプールに突っ込んでみたり

ムチャクチャや(オロナミンC)

しかし基本、お祭り映画なのでやっている事とは裏腹にコメディの味付けがされてます


あと、パトカーを川に落として大爆発&大炎上させてみたり

スケールがド派手で迫力ありまくりなんですよね


ジャッキー本人の活躍シーンも当然ある。

レースの参加者が不穏なバイカー集団に絡まれてしまい、オールスターで大乱闘!!そこで肉弾戦を披露してますね

しかし「バトルクリーク・ブロー」の翌年公開のこの作品。1年ぽっちじゃアメリカのアクションスタイルが変わるわけもない

しかしきっちり自分のスタイルを入れつつ、見せ場を作っているのがわかります~

主演のバート・レイノルズとはウマがあったという話も聞きますので、「バトルクリーク・ブロー」よりはやりやすい環境だったのかも知れないですね。

サミー・デイビスJr.に日本人と間違えられてもやもやしたとは自伝に書いてありましたがw


この作品の一番の功労といえば


エンドロールでのNG集

この作品以降、自身の作品にNG集を入れる事を始め

今ではすっかりジャッキー作品の代名詞とも呼べるんじゃないでしょうか


あと、身体ひとつでやるアクションだけでなく、車やバイクなどを使ったスタントにも興味を持ったと思うし

スタントマン出身の監督とのタッグを組むというのも、後々スタンリー・トン監督と組んでいるし、どこかしらで参考にしたのかも知れないですね。


そして何より

バート・レイノルズですよ

彼がいたからこそ、ジャッキーはハリウッドで成功したといっても過言ではないでしょう。そう思います。

その辺の話は、また次回~(といってもそんなに知っているほどでもないけど💦)


あ、「キャノンボール」以外に上記で挙げたバート・レイノルズ、マイケル・ホイ、ロジャー・ムーアの作品も面白いですよ。気になった方は見てみる事をオススメします~


最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)

私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos