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㉒今だからこそ考えてみたい。ジャッキー・チェンがハリウッドで成功したわけを。

はい。前回からの続きになります~

今回も引き続き「タキシード」の話。



⑳の方では、ドリームワークス設立者スティーブン・スピルバーグとジャッキーとの関係の話
㉑の方では「タキシード」のスタッフ、出演者の情報を書きました。

㉒では、作品中のエピソードと評価について。

やはり、ずっと前から視覚効果、特殊効果を駆使、当時VFXで名を馳せていたスティーブン・スピルバーグが創設したドリームワークスと、サイレント映画の流れを受け継ぎ、自らの肉体を駆使してアクション作品を紡いできたジャッキーとの化学反応。

今回は自分でやったアクションは約50パーセントといったところかな。次の「シャンハイ・ナイト」は90パーセントは僕がしているけれど

スクリーンアーカイブズ 復刻号vol.5
「タキシード」インタビュー
特撮のおかげでいつもよりつらい撮影になってしまったんだ より


やはりお互いに初めての経験が多く、ジャッキーのアクションを活かしながらVFXを使い、今までにないアクションを構築。。。したかったんだろうな~と思います。>これ今の時代にリメイクしたら結構良い作品になると思うんだけどな~

ジャッキー自身も、今まで挑戦した事のないようなものにも挑戦していて
時速60キロ超え(40マイル)で走る車の後ろをワイヤーで吊るされながら走っているような動きをしなきゃいけないシーンがありまして

ものすごくやりづらかったそうで

車が急停車すると僕の体はまっぷたつになりそうだったり

スクリーンアーカイブズ 復刻号vol.5
「タキシード」インタビュー
特撮のおかげでいつもよりつらい撮影になってしまったんだ より

ひゃーーー💦ものすごいパワーワードですね

ジェームズ・ブラウンとのエピソードもスクリーンアーカイブズには書いてありまして、最初はJBのステップをビデオを見ながら覚えていたのだけど、JBがセットまで来てくれて教えてくれた(でもすぐ調子に乗ってJBのミニコンサートになってしまうw)という事だったようです。

他のインタビュー映像で見た事があるんですけど
タキシードを着て、自分の身体が思うように動かないような演技のシーンを
スティーブ・マーティン主演「オール・オブ・ミー」のような感じでやっている(でもあんな風にはできないよ💦)

私は未見だったのですが、予告編だけでも面白い映画だな~確かにほぼ全編あんな感じだったらキツイな


毎度おなじみ、ロッテントマトでの評価はと言いますと

トマトメーター、オーディエンスともに惨敗ですね💦
ジャッキーと脚本との不協和音と、ジェニファー・ラブ・ヒューイットとの絡みがラッシュアワー、シャンハイシリーズと比べるともう少し。。と思った方もいたようです。

日本の評価だと、急にジャッキー一色になっているのがわかりますね~特徴的。
タキシードを着ると超人的な力を持つ人になる設定に違和感を持った方、全体的にふわっとした感じを受けた方、ジャッキーの良さが活かされているなど。悪くもないけど良くもないという評価が多いかな。

私自身はラッシュアワーシリーズやシャンハイシリーズなどで見せた、ある程度強いキャラクターではなく、自分に自信がない主人公が着ると超人的なタキシードを身に着けスパイ活動をするうちに少しずつ変化していく様子は(ハリウッド作品としては)新鮮だったし、
自分に自信がない主人公、ジミー・トンの表現方法をもう少しだけ香港映画寄りにしても良かったんじゃないのかなと。
今までも自信が無い、弱いキャラクターと言うのはジャッキー演じてきたことがあるのだし。そこがもう少しかみ合ってくれたらもっと面白かったかもと思いました~

あんまり話題に上らない作品になるとは思うんですけど、でも当時の話をかき集めると面白いんだよな~


最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)

私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos