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ははが がん になりました。〜抗がん剤治療までの準備~

IC後、大好きな中華料理屋でランチを食べて、実家に帰宅。
悩んでたってお腹はすくのよ。と母は笑っていた。

抗がん剤を始めるにあたり、母と一緒に必要なものを考えた。
①脱毛の準備
・抗がん剤で確実に髪が抜ける。母は仕事を継続しながら治療したいと話していたので、数個ウィッグを用意する。
(でもウィッグってピンキリ値段…実店舗に行けるなら手に取って合わせるのがオススメ)
・地域によっては、ウィッグ購入の助成金が下りることもあるので、市役所に確認する。(母の地域は上限2万円の助成金がもらえた)
綿の帽子の準備。これは家やちょっとした買い物とかで使えるもの。ウィッグは被りなれるまで、時間も手間も精神的労力もかかるから、さっと手軽に被れるものもが必須。
・コロコロ(粘着テープがついてるアレ)治療して2週間後位から脱毛が始まる。家じゅう毛だらけになるから、掃除しやすくするためのもの。
・今の顔を写真に撮っておく。脱毛は頭に限ったことではなく、眉毛・まつ毛・鼻毛も抜ける。眉毛が迷子になる人が多いから今の眉毛の形を覚えておくためにあると便利。

<脱毛を知るためのおすすめパンフレット> 

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出典:静岡県立静岡がんセンター

これもおすすめ(中身をみるには会員登録が必要)

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出典:スヴェンソン 脱毛・外見ケアマニュアル

こんな手軽なウィッグも売ってたりする。なんとお値段11000円!
(一般的なウィッグは10万超えるものがほとんど…でもこの商品は帽子に人口毛を付けました。って感じの商品。アレンジはできないのでとりあえず被れれば~って方にはいいかも。ウィッグ助成の対象外。)

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母にプレゼントした綿の帽子はこんな感じの物

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「綿100% 医療用帽子」 と検索して出てきたもの(By楽天市場)
色違いとデザイン違いで6個準備した。
これのいい所は、ガシガシ洗ってもヘタレにくいこと。そしてアラフィフの母にも使用しやすいデザインであること。
ただの帽子をかぶるより、オシャレ感のあるものだと、テンションも上がったみたい。


②体調不良時の食事の準備
継父はご飯が作れない・・・汗
今から修行しても間に合わなそうだったので、レトルト品や冷食の買いだめ(継父用)、母用には、冷凍うどん、ウィダインゼリーやメイバランス、ポカリスエット、ゼリー、アイス類を準備。
買い物に行くのは大変だし、体調悪いときは食事のバランスなんて考えられないから、事前準備が大事。

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③歯医者に行っておく
抗がん剤治療をすると、口腔内の粘膜が傷つき、口内炎が出たり、歯肉がはれたりすることがある。
最初に齲歯を治療しておくこと・口腔内を清潔にしておくことがオススメ。

④職場への事前相談
抗がん剤の副作用は十人十色。軽く済む人もいれば、入院する人も・・・
母は経理の仕事をしていたので、月末は多忙。ちょうど月末は治療後の血球回復時期に当たりそうだったけど、治療後すぐは体調が読めない。
急な休暇や時短勤務ができるよう、上司に相談しておくことがとっても大切。

⑤人に甘える
母にはこれが一番難しい・・・。笑
なんでも出来ちゃうから、全部自分でやってしまうタイプ・・・
それが悪いわけではないし、人を頼らないことで自分を保ってきたような人だったので、頼るというよりも、少し甘えてほしい。と伝えた。
治療は長期間かかる。一人で独走することで、精神的なエネルギー切れになってしまうかもしれない・・・
それがとても心配だった。
母は「大丈夫だから~」と言い続けていたけど、お互い毎日一言でもLINEを送りあい、近況報告をすることに。
せめて状況が分かればサポートできることがあるかもしれない。と思ったから。

ひとまず、この5つを準備して(最後は準備ではないけど)抗がん剤治療に臨むことになった。


母はどんな治療経過を辿っていくのかな・・・
不安はあるけど、私以上に不安なのは母自身。こっちが弱音を吐かないようにしていこう。と思いながら、自宅へ帰った。

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