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世界の不思議を取り戻せ!

世界には、不思議がいっぱい落ちている。

音楽にノッているときの「無敵感」ってなんでなんだろう、とか。
味の好みって、どうして人によって違うんだろう、とか。
ことばの意味がわかるって、どういうことなんだろう、とか。

ふと立ち止まると、はてなシールがペタペタと貼ってあることに気付く。そのたびに、世界って面白いなぁと思う。

「ふと立ち止まると」と書いた。普段は、そこら中にあるシールに気付かないくらいのスピードで動いているんだろう。不思議にいちいち足を止めていると、生活がままならなくなってしまう。そこから一歩も動けなくなってしまう。

きっと、楽なんだ。不思議を見過ごすことは。

だって、音楽にノッているときの「無敵感」なんて、考えなくても生きていける。味の好みが人によって違うことは、「そんなもんだよ」と思考を止めてしまえば、それ以上頭を使わなくていい。ことばの意味がわかることも、意味がわかってるんだからいいじゃん、となる。

余計なところに頭を使わなくていい。仕事や家族のことで、使いたい頭はいっぱいだ。だから、世界が“世界”であることを受け入れて生きていく。そうやって、日々を過ごしている。

世界には、不思議がいっぱい落ちている。けれど、見過ごして生きている。

それが、とても、とっても寂しい。

僕自身が、そうやって生きてしまっているから。

本当は、世界の不思議さに目を輝かせて、ずっと考えていたい。分かった気にならず、ひとつひとつを深く味わっていたい。

子供の頃は、自然とできていた。いつからだろう、不思議を見過ごすようになってしまったのは。

世界の不思議を取り戻せ!

自分に発破をかけながら、はてなシールを眺めていきたい。

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