日本の収穫祭は古代から!?
世界では多くの国が10月11月に収穫祭、感謝祭が行われます。
海外ではハロウィンの日を収穫祭として祝います。実は日本でも同じく収穫祭があります。
今日はそんな日本の収穫祭について書こうと思います。
日本の2大収穫祭
日本では神嘗祭(かんなめさい)新嘗祭(にいなめさい)と大きな収穫祭があります。
それぞれ神嘗祭は10月17日、新嘗祭は11月23日に祝われます。
それぞれ詳しく見ていきましょう
神嘗祭(かんなめさい)
毎年10月17日に伊勢神宮で行われる五穀豊穣(ごこくほうじょう)の感謝祭にあたります。
その年の最初に収穫した稲穂(初穂)を天照大御神(あまてらすおおみかみ)にお供えして感謝するお祭りです。
伊勢神宮のお祭りは外宮先祭(げぐうせんさい)といってまず、外で祭儀(さいぎ)が行われる習わしがあります。内で行われる祭儀に先だって外で15日、16日にかけて由貴大御饌・奉幣・御神楽(ゆきのおおみかけ・ほうへい・みかぐら)が行われます。
【言葉解説】
・五穀豊穣(ごこくほうじょう)…穀物が豊かに実ること。
・天照大御神(あまてらすおおみかみ)…日本の最も重要な神様の1人
・祭儀(さいぎ)…祭りの儀式
・五穀豊穣(ごこくほうじょう)…穀物が豊かに実ること。
・由貴大御饌(ゆきのおおみかけ)…貴重なお食事をお供えする。
・奉幣(ほうへい)…送る、献上
・御神楽(みかぐら)…祭儀として行われる芸能
♦アクセス:【内宮】三重県伊勢市宇治館町1【外宮】三重県伊勢市豊川町279
新嘗祭
毎年11月23日(勤労感謝の日)に伊勢神宮、出雲大社などを含む全国の神社などで行われる来年の豊穣を祈願するお祭にあたります。
天皇が自ら初穂を食し、天神、地祇にすすめその恩恵を感謝するお祭りです。
古代からあるお祭りで戦後多くの神社で行われるようになったそうです。
現在の勤労感謝の日とのつながりは戦後「稲作だけではなく世の中をかたち作るすべての勤労に感謝しよう」とも思いから『勤労感謝の日』と名前が変わったそうです。
【言葉解説】
・天神(てんじん)…天の神
・地祇(ちぎ)…地の神
最後に
今日は、日本の収穫祭について書いてきました。
いかがでしょうか??
日本らしい素敵なお祭りだなと感じます。
特に新嘗祭は勤労感謝の日と繋がりがあり、その由来は素敵な理由ですよね。
私たちも毎日の食事に感謝して食べましょう。
新嘗祭は今月23日で全国の神社で行われるので近くでお祭りがある方はぜひ行ってみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?