【推しの子】原作を知らない初心者ながらハマってしまった理由
こんにちは。すうちです。
学生時代は結構アニメを観てましたが、社会人になってしばらく遠ざかり、また最近は期に2〜3本は気になるアニメを観るようになりました。
現在は、先日つぶやき投稿で触れた「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」と「推しの子」を観ています。
鬼滅の刃は以前どうしても先が気になり原作は既に読んでしまったのですが、推しの子は話題になっても原作は読んでおらず、子供の影響でたまたまアニメを観た所、すっかりハマってしまいました。
今回は、原作を知らない初心者目線の【推しの子】感想です。
--
タイトル画像:新町まつりさん
はじめに
少し前から「このマンガがすごい!!」と話題になっていたので、いわゆる転生モノ(自分の推しの子供に生まれ変わる)というのは、ざっくり知ってました。
正直この設定だけでも面白い気配を十分感じますが、実際に視聴すると全然それだけではなかったです。
※以降、ストーリのネタバレはありませんが、一部想像できる話は含まれます。
【推しの子】感想
並行して展開するストーリ
前世の記憶を持った元医師と儚く短い生涯を終えたある少女が自らの“推し”であるアイドル「B小町」アイの双子の子供として生まれ変わり、アイと幼少時代を過ごすのがアニメの第1話です(実際はここまでに至る前振りが結構重要ですが、ストーリに関わるので割愛)。
第1話は90分でした(コミック1巻分にあたるそうです)が、特に長いと感じることもなく、冒頭から話に引き込まれました。
ところで、この作品の主人公は最初てっきりアイと思ってましたが、双子の兄アクア(元医師)と妹ルビー(ある少女)だったのも個人的な予想と違って意外でした(まあ、確かにタイトルにそのものズバリ書いてあるんですが…笑)。
その背景は第1話終盤が関係しますが、あの出来事は多くの方にとっても衝撃だったのではないでしょうか?(子を想う母の気持ちを想像すると涙なしでは観れない…)
それから時が過ぎ、アクアが自分達の父親を探すサスペンスやミステリー的な要素と、ルビーはアイと同じアイドルの道を目指す成長ストーリ的な要素が絡み合って進んでいきます。
その展開も複数の話が無理なく合わさっていて、今までにない斬新さと面白さを感じました。
垣間見える芸能界の裏側!?
アイドルとは?役者とは?プロダクションとは?番組作りとは?。。。普段TVやネットで目にする芸能界の裏側をかなり身近な視点で垣間見ることができます。
この辺はネットや噂話レベルでは耳にすることもありましたが、推しの子で扱われる話は、実際に芸能界でよくありそうな話をモチーフにしてたり(これは勝手な想像ですが)芸能界の裏事情に詳しい人が監修してたり、綿密な取材に基づいて話を作っている印象を受けます。
そのため、アニメとはいえリアルに感じる事も多く「アイドルの給料ってそうなんだ??」とか「あの芸能人もこんな感じで役作りしてたんだろうな」とか「番組作りの演出でこういうのありそう?」とか。。。個人的な好奇心も刺激されました。
もちろん、話を面白くする上で実際に似た話があったとしても脚色している部分は多々あると思いますが、推しの子で扱われる内容は単に作り話ではなく、現実にありそうな題材を元に構築されている気がします。
現代社会のトレンドや問題提起
現代社会の「闇」とも言えるSNSでの誹謗中傷がきっかけで精神的に追い込まれる人の話だったり。YouTuberとしての成功法則やヒットするマーケティング視点の話(ノウハウ)など社会の問題やトレンドを扱っている点も興味を引かれたり、深く考えさせられます。
総じて、今までの漫画やアニメでは、目的やストーリの道筋は(多少分岐はあるにせよ)大きく1つの印象がありましたが、推しの子の場合、現実にありそうな話を盛り込みつつ、多くの伏線が張られていて、それが色んな登場人物の視点から徐々に明らかになっていくなど巧妙に仕込まれているのを感じます。
ある課題をクリアして次の話につながる新たな情報や、その過程で成長を遂げるRPG的なストーリ展開もあり、複数のエンタメ要素が一つの物語に凝縮されているのも作品の魅力ではないかと思いました。
楽曲も話題
YOASOBI「アイドル」 Official Music Video - YouTube
オープニング曲 YOASOBI「アイドル」ヒットしてますね。出だしのアイドルっぽい!?特徴ある唄い方(かなりクセになる)は私もハマりました…
女王蜂『メフィスト(Mephisto)』Official MV - YouTube
エンディング曲 女王蜂「メフィスト」も物語のダークな面を表現している気がして、サビで1オクターブくらい?急に高音になるフレーズも楽曲として好きです。
最近は、アニメや漫画の世界観を表現した楽曲も作品の魅力を広げる大きな要因になっている気がします。
最後に
若かりし頃、自分が良いと思ったアーティストやアニメはよくヒットすることがあり、自分の感性ってスゴイと思ってたイタイ時期がありました。
これって別に自分の感性がすごい訳でもなく、多くの人に届ける力を持ったそのアーティストの才能だったり作品がスゴイのであって、最近のアニメや漫画は学生時代に体験した作品よりも、複雑かつ多様な要素が含まれているにも関わらず、ちゃんと作品として成立している所に世代的な進化を感じます。
知らないだけで、他にもそういう作品は沢山あるんでしょうね。。。
私は話題になっている作品をかろうじて追えている程度ですが、【推しの子】は、先が気になって何気に毎週観てしまいます…笑
私のように原作を読んでない方やこれから観ようかどうか迷っている方に何か参考になれば幸いです。
余談:
アマゾンプライムやHuluでも視聴できます。
Amazon.co.jp: 【推しの子】を観る | Prime Video
【推しの子】 が見放題! | Hulu(フールー) 【お試し無料】
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?