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七月に流れる花 八月は冷たい城

誰が何と言おうと2020年読んだ中で1番。
大余韻。

恩田陸作品は蜜蜂と遠雷みたいな雰囲気のよりも「木洩れ日に泳ぐ魚」とか今作みたいなダーク感が最高に良いと思うのです。個人的に。

花火が消えてさみしいのは、正しいの。
誰かが帰っちゃうのを見送ってるんだから

花火が弔いの意味を持ってたなんて、
令和に生きる人間の殆どが知らないんじゃないかな。

メメント・モリ。死を想え、よ

作品を通して、しっかり語源が追えたのもいい機会。

死にたい奴なんか、ほっときゃいいんだ。
しょせんは弱い個体なんだから。
自然淘汰されるのが本来の姿だよ

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