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怒り

認知症がかなり進んだお爺さんと男性介護職員とのデイサービスでのひとコマ。

なんでここで風呂に入らなきゃ行けないんだ!!

このお爺さんは男性全般が苦手になってきたのかも…
上から目線のお誘いにカチンときちゃった模様。
男性介護職員はやんわり誘ったんだけど何かが気に触るらしく

俺はここに居ちゃいけないのか〜!!
帰れって言ってんのか〜

と下膳しようとしていた男性職員に怒鳴っていた。
怒鳴る方も怒鳴られるほうも辛い…

とにかくその人の心地よい居場所をつくる
それが私達の仕事

なんだと最近思う。

認知症…
何らかの疾患があって認知ができない、それが認知症。
脳卒中だったりアルツハイマーだったり。
認知症という名前の病気は存在しないんだ。。。
認知症と診断された人はモンスターやゾンビではなく何らかの方法で意思疎通を通わせることはできる!
と研修で教わった。

あなたは認知症なんですよ!
私達はボランティアではないんです!
勝手に歩いたり、家に帰りたがったり、家族を困らせたり、私達を困らせたりしないでください!!
集団行動なんだから!ワガママ言わず
1度で言うことをききたまえ!
って言えたらどんなに楽か…

:目を見て相手にわかる言葉を使い分けて簡潔に話す

この方法で怒りんぼ爺さんには対応しているけど最近、入浴を断られそうになる…

このお爺さんからしたら家にいたいのに迎えの車がきて家族から送り出され…渋々出てきたは良いけれど風呂に入れとかお茶を飲めとか、トイレに行け、やれ早くご飯を食べろって言われるし、まずなんでこんな所に来なきゃ行けないのか…
隣に座ってるのは知り合いなのかもわからないし
最近頭の中はモヤモヤするし、何もかもうまく行かない…誰も自分の気持ちをわかってくれない…

って思ってるのかもな。

:認知症と診断された人でも人の役には立ちたがっている

今度このお爺さんをお風呂に誘うときは風呂場で困った事があるから助けてほしい。って誘ってみようかな…

騙しちゃうことになるけど…

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