良い会社になるための第一歩

コンサルをしていると時々人から「良い会社ってどんな会社ですか?」とか「今後変わっていきそうだなと感じる会社はどんな会社ですか?」と聞かれるので、今回は私個人が「この会社は良い会社だな」と思う会社さんの特徴について書いていきたいと思います。

特徴1 外部のせいにしない。人のせいにしない

ひとつ目の特徴は「外部のせいにしない。人のせいにしない」です。良い会社さんほど物事が上手くいかなかった原因を外部のせいにしないように感じます。

例えば、景気の変動などで売上が落ち込んで業績が悪化したとします。このとき、良い会社さんは「営業活動が十分に出来ていなかった」「新規顧客開拓に取り組んでいなかった」「売上が落ち込んでも利益が出る体制をあらかじめ作っておくべきだった」など業績が悪化することになった原因を自社に求めます。また、社内の従業員さんに問題が起こった場合も、「会社の仕組みが悪いのでは?」や「教育が出来ていなかった」など会社側に原因があると考えます。

一方、良くない会社さんほど原因を外部に求めます。例えば「政府の景気対策が良くない」「社会がおかしい」「顧客がウチの良さを分かっていない」などです。人の問題が起こった場合にも「従業員が悪い」と考えがちです。

何かが上手くいかない原因を外部に求めても何も変えることは出来ません。ただ、不満を吐き出しているだけです。変えられるは内部のことだけです。良い会社さんほど、このことを十分に分かっているので、問題の原因を外部のせいにしない傾向にあると感じます。

特徴2 すぐに何かしらの行動をする

良い会社さんは行動も早いです。例えば私が「こういうことをやってみたらどうですか?」と提案をするとすぐに行動を起こしたりしてくれます。

「この前あなたに言われた件だけど、早速こういうことをやってみたんだけどどう?」

こんな感じです。とにかく行動が早いです。場合によっては行動が早すぎて「いや、まだそこまでやらなくても良いです…」と思うこともあります。

何事も行動しなければ変化はありません。最初から1から10まですべて完璧にやる必要もありません。最初は出来ることだけでも良いので何かしらの行動をしてくれる会社さんは良い会社さんだと感じます。

特徴3 挨拶が出来る

挨拶がしっかりと出来る会社さんは良い会社です。至極当たり前のことですよね。

ですが、この当たり前のことがしっかりと出来ている会社さんは意外と少ないです。皆さんの会社はどうでしょうか?お客様が来た時に「いらっしゃいませ。こんにちは」と挨拶が出来ているでしょうか?外部の業者さんに「いつもありがとうございます」と言えているでしょうか?一緒に働くメンバーに「おはようございます!」「お疲れ様!」「ありがとう!」と言っているでしょうか?

挨拶というのはコミュニケーションの基本です。挨拶も出来ない人が一緒に働く仲間や外部の関係者の方々と上手にコミュニケーションを取れるわけがありません。

コミュニケーションに悩んだらまずは挨拶が出来ているかチェックしてみてください。

特徴4 否定から入らない

否定から入らずに、まずは外部の意見を一旦聞くという姿勢があることも良い会社さんの特徴です。外部とは「社外」という意味だけではなくて、「社内の別の部署や別の仕事をしている人」といった意味も含みます。

一見関係のないことやそれは無茶だろと思うようなことでも仕事のヒントとなることが含まれています。外部からの意見を否定してシャットダウンしてしまうとそのヒントを得るチャンスも失ってしまいます。

また、否定から入らないようにすると、コミュニケーションも円滑に行えるようになって職場の雰囲気も良くなります。

特徴5 情報の感度が高い

良い会社さんは情報の感度も高いです。一見直接仕事に関係が無さそうなことでも「何か使えることはないか?」とアンテナを張っています。

ビジネスチャンスはどこにどのような形で転がっているか分かりません。そのチャンスを掴んで、それを活かすことが出来るかどうかはどれだけ普段から情報の感度を高くしているかにかかっていると思います(④で書いていることと同じことですね)。

いかがだったでしょうか?まあ、基本的というか当たり前なことしか言っていませんが、こういう当たり前のことが当たり前に出来るようにすることが良い会社になるための第一歩だと思うので、あえて今回記事にしてみました。

今回の記事はここまでです。ありがとうございました。

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