統計から見えてくる東部地域の姿Vol.1―令和3年 静岡県年齢別人口推計

本県では、公式HPの「統計センターしずおか」で様々な統計データを公表しています。
今回は、「令和3年静岡県年齢別人口推計」(令和2年10月1日~令和3年9月30日)から、東部地域局管内の姿を見てみましょう。

最初に、表1:「年間の市町別人口動態表」をご覧下さい。
この表は、上記HPのダウンロードファイル「統計表」(エクセル)の「2 動態表」シートを加工しました。

用語の説明
自然動態増減:出生児(1.)数から死亡者(2.)数を差し引いたもの
1.出生届又は職権により住民票に記載された者、2.死亡届又は職権により住民票を削除した者
社会動態増減:転入者(3.)数から転出者(4.)数を差し引いたもの
3.転入届又は職権により住民票に記載された者、4.転出届又は職権により住民票を削除した者

東部地域の人口は約110万人。人口の増減率は自然動態及び社会動態ともに全国平均、県平均と比較して減少率が高くなっています。
市町別の自然動態では、県内で唯一増加しているのが長泉町(11名、増加率0.03%)。また、裾野市や御殿場市の減少率は、低くなっています。一方で、減少率が1%を超えているのが、熱海市、伊東市及び伊豆市となっています。
また、社会動態では、増加しているのが伊東市、函南町及び清水町。一方で、減少率が1%を超えているのが、裾野市となっています。

次に、表2:「市町別年齢構3区分別人口と割合」をご覧下さい。
この表は、同じく「統計表」(エクセル)の「3 年齢3区分」シートを加工しました。

用語の説明
年少人口:0~14歳の人口
生産年齢人口:15~64歳の人口
老年人口:65歳以上の人口

年齢3区分別人口割合の生産年齢人口の割合では、長泉町、清水町、御殿場は全国平均を上回っています。一方で、熱海市、伊東市及び伊豆市は50%を下回っており、年少及び老年人口の合計が生産年齢人口を上回っていることになります。

今回は、人口動態と年齢3区分別人口割合から東部地域局管内の姿を見てみました。
今後も、様々な統計データを紹介していきたいと思います。