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目標設定の仕方や顧問契約について考えてみた

私が吉川氏と共同運営しているオンラインサロン、オンラインGYMへようこそ!の派生企画として、『行政書士女子ZOOM会』なるものをひっそりと不定期開催しています。

その時に参加可能なGYMの女性メンバーと、私のnoteやGYMマガジンをご購入頂いた方で私が把握出来ている女性の方にお声がけして、少数開催で録画も無しという完全クローズドの場で行なうMTGです。

少数・女性だけ・クローズド、この3拍子が集まれば何が起こるかと言うとぶっちゃけトークですね!(主に私のw)
というわけで、テーマを決めて1時間程度であれこれ意見交換をしているわけですが、今回のお題は『目標の設定の仕方について考える』でした。

話の流れで『新人さんが顧問契約を頂くにはどうすればいいか?』についても言及したので、そこも合わせて記事にしてみたいと思います。
女子会のテーマとはいえ、これは新人さんなら女性に限らずとも知っておいて損ではない話なのかなぁと思います。


目標について考える。

会社員でも新人事業主でも、社会に出たらいつも言われる「目標を設定しましょう」という言葉。
会社員であればこの目標というのは売上げだったり自分のキャリアパスのことを指されているのは明確です。

しかし、個人事業主にとっての目標とは必ずしも売上げやキャリアパスだけを指すものでは無いなぁと思うのです。
例えば、参入したいと考えている業界で案件を取ってくる事だったり、ワークライフバランスの追求だったり。

フリーランスで働くことを選んだ人だから、売上げ至上主義という人ばかりではなく、働き方もフリーにしたい人がそれなりな数でいるのではないでしょうか?

特に女性の場合は、家事や介護や子育て等で否が応でもプライベート事(トラブル)に駆り出される事が多く、こちらも同じように仕事をしているにも関わらず、女だからという理由で当然のように私事を任されがちです。

最近は率先して介護や子育てを行なう男性も増えているようですが、そういった方ならこの苦しみはよくわかるはずです。

「目標を設定したのに外的要因により達成できないことのストレス。」

これに耐えきれなくなって、目標を持つことそのものがもはやイメージ出来なくなっている人が多いように感じられました。
(実際、私自身も外的トラブルが重なるとよく見失なっていましたw)

しかし、フリーランスであるにも関わらず目標を設定すること自体がストレスになるならば、それは目標の設定の『仕方』に問題があるのではないか?ということに気が付きました。

今年は仕事優先、でも今月に限っては私事を優先しなきゃならない等、その時々で置かれている状況において柔軟に動かざるを得ない立場の人はどう目標を設定すればいいのかを考えて今実践していることを下記にまとめます。


具体的な目標設定の仕方。

『目標を2つ掲げましょう』

1つは実現可能性は一旦無視して、自分が稼いでみたいと思う月額売上を。
それからその金額を達成するためにはどうするべきかを具体的に考えます。

(例1)売上で月100万稼ぎたい!
運送業40万×2件と産廃収集運搬10万×2件で達成できるかな?
⇒月4件の新規受注をとるだけ。
案外いけるかも!という気付きが自分の中に生まれる。
(例2)VISA申請10万×10件で達成できるかな?
⇒3日に1回新規受注が必要。
無理ゲーじゃね?という気持ちになってしまう。

この2つの例から言えることは、高額売上げ商品が無いと依頼を頂けるイメージがしっかりつかない間はメンタルを整えるのが難しいかもしれません。
高額売上の案件を1本は武器にしたい
ところですね。


もう1つの目標は上段で設定した目標で得た気付きを元に、実際に今自分が動ける時間や生活状況を勘案して、最低限この売上は欲しいという現実的な数値を設定します。

(例1)売上で月50万を運送業1件と産廃収集運搬1件で達成。
(例2)売上で月50万をVISA申請を5件で達成。

この目標を設定していれば、売上が上がったタイミングや、達成見込みの目処がついた時点で、今の自分は仕事と私事のどちらを優先させたいか?優先しなければならないか?を一度立ち止まって考え、状況に合わせて判断をすることが可能になります。

最低限のノルマは達成したという安心感があれば、誰に対しても後ろ暗い気持ちになることなく堂々と、今月はもう営業は止めて家の事をしよう!という選択がしやすくなります。

もちろん、50万の売上は達成したけれど今月はまだ半分以上あるし、私事でのトラブルも無いし、もう一つの目標の売上げ100万を目指してやってみよう!と、立ち止まらずに進んだって良いわけです。
そのための目標2段階設定です。

現実的な目標しか設定していないと、自分で描いたゴールの向こう側へ行くのは非常に困難なため、この最低限の数字以上の事はできない自分になってしまいます。

最初に高い目標を設定しておけば、その数字を意識して日々の業務を行なうことで、いずれそちらが最低目標となる自分へステップアップしていけるわけです。

具体的な目標と行動指針があって、トライ&エラーをひたすら繰り返して本気で挑戦し続けていれば、最初はイメージ出来なかった数字でもいずれは実現可能になってくるものです。

来月の状況が読めなくても、来週の状況がどうなっているかわからなくても、2種類の月間目標を設定するというところから少しずつ始めてみるのはいかがでしょうか?


報酬を高めに設定するのは難しい!?

「依頼者が望む付加価値を探り、それに応えていくことができれば、報酬が平均より高めでも依頼者は自分を選んでくれるし、値下げ圧力にも毅然とした態度で反論出来るはずで、逆に明確に理由を言語化出来ないとダメだよね。」

ざっくりとこのような事を話していた時でした。
納得いかない感じの顔をした皆さんの様子を見て、ふと自分の脳内に雷が落ちました。

現時点で聞きたいのはこんな話じゃないんだ。
仕事をとってくるということがまだ日常になっていないのに、単価を上げてとってくる話なんてそりゃあ興味無いというか、現実味がわかないよね・・・と。

「あー!そうか!!単価上げて断られるかもしらんって恐怖でビクビクするよりも、今は平均単価で良いから受任して経験積みたいですよね!?」
と聞いてみると、無言の頷きを返していただけました。

そこで私は考えました。
この段階において興味のあること、自分もやってみよう!出来そう!って思えるようなことってなんだろう?
そして「みなさん、顧問契約って欲しいですか?」という質問をしました。

顧問契約は究極の労働集約で、自分じゃなきゃ対応出来ないことが多く、場合によっては顧問を抱えすぎると売上げが頭打ちする場合もあるよということは前置きした上で、それも経験してから判断すればいいし、やってみなきゃわからないよねという話になったのです。

顧問契約は普通預金、スポット高単価追求路線は投資信託みたいなもので、どっちもメリットデメリットがあるし、向き不向きもあるから、まずは普通預金を経験してみようと。

とはいえイメージ出来ないし、新人には顧問なんて無理・・・と皆さん控えめなご様子でしたので、新人さんでもとれる顧問契約について簡単に説明させていただきました。


新人でも出来る顧問契約の取り方

最も手っ取り早く、専門業務が定まっていない新人さんでも出来る業務で顧問契約を頂こうと思ったらまずは外部事務員になるのが良いです。

行政書士として顧問契約を頂くと考えると、人並み以上の専門知識や周辺情報が必要ですし、そもそも許認可や書類作成が業務に日常的に関わる業界に特化しなければ難しいです。

顧問=コンサルタントみたいなイメージが強いので、経営や経済のことも詳しくないと・・・会計だってしっかり読めないと・・・とか、つい色々と難しく考えてしまう気持ちもよくわかります。

しかし、顧問というのはコンサルタント業務にだけ発生するものではありません。
また、日常的に許認可や書類が発生する業界だけが顧問契約を必要としているわけではありません。

『行政書士の顧問契約』と考えるから難しくなるのです。

行政書士は総務省管轄です。
自分がお付き合いしたいと思う会社さまにとっての外部事務員として毎月報酬をいただくと考えればわかりやすいと思います。

15万~20万ほどの月給を出して事務員さんを雇用している会社はたくさんあります。
また、その月給を支払うのが難しくて事務員さんが欲しいのに我慢して自分で事務作業を行なっている事業主さまもたくさんいらっしゃいます。

そこに対して、「月〇万円でその作業を私がしましょうか?」と提案してあげるだけでいいんです。
これなら出来そうですよね?

作業の内容は法律に抵触しないものであればなんでもいいです。
むしろ、誰がやってもいい誰でも出来る仕事ほど事業主さまは手放したく思っています。

とはいえ、いきなり毎月の支払いとなるとお互いにハードルが高くなるので、まずは単発でその作業を代行し、商品の品質をお試ししてもらってください。

今月分の会計記帳でも、従業員の日報管理でも、お礼状の代筆でもなんでも構いません。
自分が得意な分野で事業主様が困っている痒い所に手を伸ばしてください。
大事なのは、どんなに些細な作業でも必ず報酬を頂くことです。

ここでは報酬額そのものはあまり大事ではないので、いくらでも構いません。
あまり安すぎるとその後の顧問料の提示金額を低くせざるを得なくなるので、そのあたりの割合だけ意識していただければ十分です。

個人的には完了までに1時間も要さない簡単な作業1回5000円、というのを私はよく使います。
「ごめん!今小さいの3000円しか無いわ!」と言われれば3000円でしてもいいと思う内容ならそのまま3000円で受任しますし、「それなら1万円払って~!」と言うこともあります。

品質を確かめてもらうため、気に入ってもらうためと言っても、絶対にサービスで受けることだけはダメです。
一度タダでやってしまうと、顧問どころかずっとタダで雑用を押し付けられるようになってしまいます。

少額でも確実に支払っていただくことで、私に作業を頼むとお金がかかるという意識を持っていただく必要があります。
そして、それでも頼みたいと思ってもらえるものを納品するのです。

それがまさに前項で話した差別化であり、付加価値です。

素早くキレイな会計記帳なのか、わかりやすくまとめられた日報管理なのか、味のある手書きのお礼状なのか、私自身があなたの事務所に行くよというスペシャリティなのか、”事業主さまが望んでいるなら”どれも付加価値となるのです。

数回これを繰り返していると、相手側から「これもう定期で頼みたいんだけど?」と聞いてくださります。
仲が深まったと感じた時点で自分から本項序盤のような提案をしても良いです。

行政書士さんにこんなの頼んでいいのか分からなかったのですが、本当に助かります!と喜んでもらえることの方が私は多かったです。

自分の得意な事務作業はなんですか?
事務員さんが行なうような業務で、目の前の事業主様が困っていそうなことが何か見つかりませんか?

誰でも出来ることなので、顧問契約をとってみたいと考えている方はぜひ実践してみてください。
誰でも出来る作業で報酬をもらいながら、付加価値について真剣に向き合ってみてください。

「あぁ、この顧問契約は普通預金だな」と思うようになった頃には、他の業務においても高単価での提案が自然と視野に入っているのではないでしょうか。


さいごに

おおよそこんな事をZOOMで話し合っていますが、やはりnoteだと書けないこともたくさんあるので、本件に関しても、ZOOMの方がより細かくリアルな話をしています。
参加してみたいなと思った方は一度オンラインGYMをお試しください。
退会はいつでも自由にできますのでw


今回の記事はここまでです。気に入って頂けましたらTwitter等で感想と拡散を頂けると幸いです。

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