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お笑い第7世代のマーケティング戦略に学ぶ。

お笑い第7世代の快進撃が止まらない。
テレビも雑誌もネットニュースでも、今は毎日と言っていいほど『お笑い第7世代』というワードを見かけます。(当地が大阪のせいもあるかもしれませんが)

そして第7世代以前のお笑い芸人さんが『どうすれば第7世代に勝てるのか?』というようなことをよく話すようになりました。
特に直近の第6世代あたりの芸人さんが第7世代に自分たちが追い抜かれているという焦りからよく口にしているようです。

この現象をぼーっと見ていてふと思いました。
「あ、第7世代はお笑い業界に初めてマーケティング戦術を持ち込んだ団体なのだ」と。
今回はここを掘り下げてみたいと思います。

お笑い業界や第7世代に関する内容は、あくまでもテレビ等の媒体を通してその芸人さんが過去にしていた発言を私が見た記憶を基に構成されています。
私はお笑い通というわけでもありませんのでそこに対するご批判は受けかねますことをご了承ください。
※あくまでもこの記事は私個人の感想を基に構成されています。


キャッチコピーの成功

マーケティングの基本でもあり集客のためには一番大切なのではないかとさえ思うキャッチコピー。
彼らはお笑い芸人という有象無象の集団から飛び出し、『第7世代』というキャッチコピーをつけ、自分たちを1くくりの特別なものにすることが出来ました。

誰もが容易に使えるキャッチコピーがついたことで言葉にしやすくなり、発信されることが増え、認知がどんどん高まる。
その結果、個人としては売れていなかった芸人さんでさえ、「あ、あの人も第7世代なんだ」と人の意識に上りやすくなりました。

キャッチコピーが認知されたことで、第7世代に対して商品説明を行なう必要がなくなり、企画が立てやすくなったということも起用されやすくなった原因の1つだと思われます。


最小限の文字数で企画が伝わるというのは企画者サイドや広報者サイドから見れば仕事がいくらかは楽になります。
自分を選ぶ立場の人に対して、なんらかの楽や得を提供することで自分を選んでもらいやすくするというのもビジネスの基本ですよね。


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