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上海コミコンの思い出

2015年上海コミコンのマッツ・ミケルセンとのフォトセッション、オートグラフセッションのことで覚えていることです。
マニュアル的なものではなく心境の覚書です。

初日のフォトセッション
16時までVIPイベントで、16時半?くらいに行きました。部屋に入ると前の人たちの様子ももめっちゃ興奮してました。プレゼントを渡す人もいれば、マッツの腕をかじるをポーズをとった人もいました。印象的なのは、ウェンディゴのツノをつけた子が、カメラマンの人に、マッツとかぶってるから直して、と言われ場所を調整してたら、前髪が顔にかかってしまい、それをマッツが両側にかき分けてあげているところでした。横から指ですっ、すっ、とかき分けるマッツの手つきはとても優しげでした。歓声が上がって、その子は無事写真を撮り終えましたが、マッツの腕から離れるとよろよろとしていました。ラッキーガール!!
私の番になり、握手をすると、携帯に用意していた画像を示してマッツにポーズをお願いしました。これを見せました。

「OK」とマッツは言って、ちょっと英語で正確に覚えてないのですが、何故か「こっちに移動して」と肩に手を添え逆側に移動させられました。(その画像の構図ともち逆なのでよく分からないのですが、マッツの感覚的なものでしょうか)そして手を優しくとってくれました。確か手に関しても何か言ってた気がしますが、この時点でマッツと身体がくっついていたので耳にまで神経が行ってませんでした。そして、多分、「lean on my arm」と言われて、固まりました。私はポーズを依頼した時、「I stand」と言ったはずだったのですが、マッツは画像を忠実に再現しようとしてくれた……のだと思います。こういうことが万一あったらどうしようと考えていたその予定では、「Your arms must be broken!」とジョークを飛ばすつもりだったのですが、マッツの前でそんなことは出来るはずもなかった。ただもう、ただもう目の前にマッツ。私は彼の言われる通りにしました。
私はマッツに身を寄せたのですが(現世でこういうことが起こるのです!!!!)マッツからタバコの匂いがした!!!明確に!!!割と苦味というか、ケホケホなる感じではなくタール?なんだろ、よく分からないけどそんな匂いがしました。ポーズが取れたので、撮影の間笑って見つめてくれた(体勢が固まっていたので力が入っていた。あと何か光っていた気がする)のがとても嬉しかったです。マッツの顔で印象に残っているのは、やはりその笑った口元とあとポーズ的に言えば私を見下げている目でした。マッツは目がめちゃくちゃ大きいわけではないので瞳の色までは認識できなかったのですが、しっかりと見つめあったことを覚えています。ていうか、ちゃんと目を見てくれるんですね。フォトセッションはみんなそうなんだろうけど、でもそれでもそんなことが現世でry。マッツに見つめられる?!?!?!マッツは触れる時あまり力を感じず、ふわっと包み込むようなイメージです。そう、ふわっとしてる!!!笑みも雰囲気もそして……これは後述します。何秒くらいそうしていたか分かりませんが、マッツ重くないかな大丈夫かなというのと、永遠にこうしていたいという気持ちがないまぜになっておりました。マッツの笑顔をどう描写すればいいのか分かりません。
フラッシュが焚かれてカメラマンの人がオッケーを出したんだと思います。マッツが話してくれた瞬間
やはり私も膝ががくっとしました。今あったことが信じられずがくっとしたのか、とにかく撮り終わってがくっとなった時、マッツが後ろから背中を支えてくれた……のです……この時も何か「気をつけて」とか「立って」みたいなことを言ってくれたと思うのですが
いかんせん膝が落ちたくらいなので耳にまで神経が!!行ってなかったんです!!!私はお礼を言うと、マッツもお礼を言って握手をしてくれました。こんなことまでしてくれてマッツからお礼を言われるのは本当にこの世にも素晴らしい瞬間があるものなのだと思いました。

私はフラフラと仕切られた通路をさまよい、なんとか現像された写真を受け取りました。手が震えたのなんの!どんな顔をしていたんだろうと思って出来上がりを見たらガチガチになってました。そりゃそうだよね。画像より手は私側なのですが、しっかりマッツの手の甲が見えてて、より見下してる感があって、私の中での妄想が、まあこれは良いでしょう。マッツは私から見たら笑っていたのですが、画像で見るともっと済ました上品な表情で、もしかして力が入っていたように見えたはそのせいなのかな、と今では思います。マッツは顔が小さくて、私は身長165センチなのですが、その私よりも全然小さくて、これは私がどうこうというよりマッツがとにかく美しくて北欧の至宝たる所以でしょう。凡俗の私が相対的に醜く写ってしまうのは道理なのです。
フォトセッションの写真は、予め登録してあるメールアドレスにすぐに配信されました。親切なサービスです。家のパソコンから見るのが楽しみです。

以上、フォトセッションでの出来事でした。また何か思い出したら書きます。

二日目のフォトセッション
お手紙というか色紙をお渡ししました。ページを開いて何かを言ってくれたのですがテンパってて聞き取れませんでした。まぁ、私の書いたものの評価は二の次です。余談ですが貰ったプレゼントは部屋の隅に立てかけておくのですが
その時移動して物を床に置くマッツさえもかわいかった。
それより……マッツの胸板……ふわっとしてた!!!あったかくてふわっとしてました。これが肉によるものなのか胸毛によるものなのかはわかりませんが。そして、この日は朝10時からフォトセッションで、自分は前から3番目くらいだったのですが、この時はタバコの匂いが微かーーーーにするだけで、あとはなんだろ…無臭というわけでもなく…とにかくなんだかあったかかったです。マッツ。ちょっとJapaniese Otakuっぽいポーズをお願いしたのですが、マッツはなんとも言えない表情をしていおり、見た人が「このポーズ取ったことないからキメ顔が分からないんじゃない?」と言ってくれました。だったら!!いいな!!!!!!!!

初日のオートグラフ
とにかく、「日本に来てくれてありがとう」と言うことと、ハンニバルのBlu-ray-BOXにサインしてもらうことが目的でした。(※上海コミコンの直前に来日していた)準備しすぎてハリコンの時みたいに予めノートにスペル書いてたw その必要はなかったのですが…サインするものがない人のためにハンニバルのブロマイド?が用意されていました。私はとにかく
”Thank you for coming to Japan, I'm Japanese.”
と伝えました。笑って多分お礼を言ってくれたと思います。それからBlu-rayを出そうとしたのですが、LOFTの袋から出てこないんですよこれがまた!!!マッツは笑っていてくれたと思います。テンパりすぎてよく分かりません。
自分の習性としてフォトセッションよりオートグラフの方が緊張するみたいです。


初日のVIPイベント
いろんな国から熱狂的なファンが集まっていました。
質問コーナーがメインで、上海っ子はみんな英語ができるので通訳を通さずマッツと会話できてたのが羨ましかったです。
私は質問を聞くので必死でしたが、とにかくみんな積極的で楽しそうで、これは日本のコミコンでもやってほしいな〜と思う文化の一つ。

オートグラフとフォトセッションでは、一つ明確な目的を持つことにしていました。
「マッツを感じる」「マッツと会話する」
むしろこれがこの一週間の行動原理だったかもしれない。
そして初日のフォトセッションは「マッツを見る」二日目は「マッツに触れる」が目標でした。

好きな俳優さんのイベントに行かれる方は、それは緊張するでしょうし、言葉が通じるかも不安かと思いますが、それにもまして夢のようなひと時です。
そして「俳優さんに会いたい!」という強い気持ちが何より尊いですし、行動への原動力になるのだなと実感した次第でした。


あなたの感じたことって何物にも代えがたいよね、ってことを一人ひとりに伝えたい。感情をおろそかにしたくない。って気持ちでnote書いてます。感性ひろげよう。