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買ってよかったもの 2020 その1

3つの品(プラス1)で紹介しようと思ったのだけれど、一つ目の商品だけで長く語れる(笑)ので、まずは最もよかったと思うもの(プラス1)。

今年買ってよかった一番の物は冷風扇だ。
山善というメーカーの物。

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タワー状の機械の下、白い部分に水タンクがあり、そこからの水が黒い通風口の内側に入っている紙のようなフィルターにたっぷり吸収され、その濡れたフィルターを通した風は気化熱の仕組みで周りの空気よりだいぶひんやり冷たい。

超イイ感じw。
普通の扇風機の風と比べるとびっくりするほど違う。

今は写真の機種がAmazonで検索できないけれど、Amazonを通して買った。
Amazonで今検索できる機種より大きくて、高さは1m程度、値段も2万円前後した。

でも買ってよかったものの第1だ。

我が家は築12年を超えたのだけれど、設計してもらうときの条件の第1が「エアコンを使わなくてよい家」だった。
エアコンが苦手である。1日中エアコンの中にいざるを得ない状況があると、次の日からすぐ体調を崩す。

設計士さんは本当に風通しの良い家を考えてくれた。
我が家は田舎だ。そして適度に住宅地だけれど周りをほぼ果樹畑で囲まれている。幸いにも都会の室外機や舗装で熱せられた嫌な熱気とは無縁である。
だから窓は開け放題、本当に風通しが良くて非常にありがたい。

しかし我が家は海なし県の盆地にある。晴天日数も日本有数。
夏は普通に35℃を越え、最高気温が35℃を下回る日は「今日は涼しい体が楽だ」という感覚である(今は各地どこもそうなってきた)

だからいくら何でも2階の寝室にはエアコンを設置し、あまりに厳しい時は昼間もそこに避難するのだけれど(でもそんなに日数的に多くはない)、なんと未だに1階のリビングにはエアコンを設置せず、設計士さんが注文通りにしてくれたとても風通しのいい部屋に扇風機1台で乗り切ってきた。

ところが今年の夏、もう大人になった野良猫が自ら我が家に転がり込んできたw。
(これが飼ってよかったもの2020のプラス1であり、実はナンバーワン商品なのだけれど、買ったのではなく飼ったのである)

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保護猫《さん》の登場なのだが、先住猫がいたのでいきなり家中を自由にさせられず、1階の中でも特に風通しが良くて涼しい和室(と言っても間仕切りを開け放てばリビングと一間になり、風通しを確保している。)でのケージ暮らしからスタートした。

自由に動けない分、猛暑の中の体調は気をつけてやらなければならない。今まで我々が使っていた扇風機は《さん》に譲らざるを得ない。
そして我人間もいくら何でも扇風機なしでは辛すぎる、というか危険だ。

しょうがない、もう1台扇風機を買うか・・・

となったところで、なんとなく見ていたテレビの通販番組で初めて知り、夫婦二人して珍しく「おお」と食いついた「冷風扇」なるものを、改めてネットで検索してみた。

機種比較とか、ランニングコストとか、プレビューとか・・・。
そして思い切って買ってみることにした。
どうせもう一台扇風機を買わなければならないのだから、だったら少しでも涼しそうなものを・・・と。

そしてもう書いた通り、これがよかったのだ。
周囲より数度冷たい風が来るだけで、本当に体が楽だった。
もう普通の扇風機の風には戻れないw
ランニングコストも扇風機とほぼ同じだし、首も扇風機より狭いがちゃんと振る。
音は扇風機よりちょっとするかな。
さすがにエアコンではないので外気が38℃くらいになるともうどうしようもないけれどw
でも、有るのと無いのでは大違いだ。

上にも書いた通り、我が家は田舎で窓が開け放題、周りは畑だから舗装でなく土と植物に囲まれているという条件が前提で、都会に住んでいる方の参考にはならないけれど。

夏明け方4時半ごろ、空が明るくなると先住猫が「ゴハンチョーダイ」と起こしに来る。
しぶしぶだけれど起きだし、その時に家中の窓という窓を全部開け放ちまだひんやりしている外の空気を取り入れる。
扇風機(今年は冷風扇も)のスイッチもオン!(からの二度寝)

そして午前10時前後、外からの空気がドライヤーの熱風のようになる前に1階を全部閉め切る。
すると家の中は外に比べてだいぶ涼しく、そこに冷風扇の投入で、今年の暑かった、そしてどこへも行けなかった夏を乗り切った。

それに今年でなくても、私は夏は暑さを感じたいのよ。もちろん体調を壊すような無謀な過ごし方はしないけれど・・・。

という訳で、今年買ってよかったものその1は冷風扇。
そして飼ってよかった保護猫《さん》。たとえ今、冬の朝4時ぐらいに「ゴハンクダサイ」とうるさく起こしに来ても・・・である。
先住猫《まる》は、空の明るさとリンクして活動するので冬の今はお寝坊さんだけれど、まだ若くてオスで、ついでに満腹中枢というものをひょっとしたら去勢手術と一緒に取られてしまったのではないかと疑いたくなるような《さん》は、常にハラが減っているのである。寒い、眠い。
それでもよかった、うん。

本題は以上。で、ここから先、ちょっとついでに余計なことを書く。


今回夏にひんやりできるグッズについて書いたのだけれど、冬は我が家は蓄熱暖房機というものを使っている。

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↑ 蓄熱暖房の上の棚で寛がれる先住猫《まる》女王。我が家の最も暖かい場所である。蓄暖自体触っても火傷することはない。植物の葉が一部枯れているのがいまさら超気になる。

この写真のような白い大きな箱の中にレンガが入っているらしい。それを深夜の余剰電力で温め、昼はその貯めた熱をぼや~っと放出しているだけだ。
でもこれがすごく暖かい。晴れた日は真冬でも室内が30℃を越える。
空気も汚れない。

ここまで書いてナンだけれど、この文章でこの暖房機について書きたいのではない
書きたいのはレンガの蓄熱能力の凄さだ!

それでも一応説明するとw、重いレンガのために床は補強され、温度調節などできないし、もっと言うとオンオフのスイッチもない。冬の初めに、家の片隅の高い所にあるブレーカーの機械の所でこれ専用のブレーカーをガチャッと入れ春先にブレーカーを切る、以上w。

これも風通しが良い間取りがミソで、つまり1階はキッチンとリビングと和室がひとつながりだから全部ひっくるめて暖めるというすごく大雑把な方式で、細かな間取りや温度調節には向かない。でも我が家のような1階全部が一つの箱のような間取りにはとても有効な方式、そして蓄熱暖房の良さも語り出すときりがないのだけれど、今回はそこではない。

レンガの蓄熱の能力だ。

夏、ウォーキングに出る。
家の周り、果樹の畑や空き地の草地や珍しくも1枚だけある水田を通り過ぎている時、舗装された道を歩いていても明らかに、アスファルトで温められた空気と違うひんやりした空気が肌を撫でる。
ところが畑が終わり住宅地に入ると・・・ブロック塀やらアスファルトやらが蓄えた熱が、むわ~っと、それはもうむんわりと、道の端を歩く我々夫婦を包み込む。

これって、あの優秀で強力な蓄熱暖房機とまったく同じ仕組みが街中にあるってことだよね・・・
真夏に街中が暖房器具状態。もちろん我が家の外壁だって、近くによれば蓄熱しているのがすごくよくわかる。(我が家は畑の中にあるので塀はない)

土と植物の力ってすごいなー・・・でも、アスファルト便利だよなー・・・昔の土壁ってきっと涼しかったんだろうなー。

もう10年近く続いているウォーキングの度に色々グルグル毎日考える。
全ての塀がせめてブロック塀でなく生垣だとだいぶ違うだろうな、とか。

住宅街をぬけて家の近くまで戻り、また畑の地帯に差しかかる。特にぶどう園の脇を通るとそこからの空気がびっくりするほど涼しい、というか冷たいほどで、どうかするとぶどう園側の腕だけちょっと鳥肌が立つくらいだ。

夏が来る度、温暖化とは別の、人間の作り出したヒートアイランドとかそんなことについてもちょっと考え(そして冬には忘れ)る、ということを余計だけれど付け足してみた。

ホントに余計なことを書きすぎて冷風扇だけで3,000文字を超えてしまった。
あと二つ、買ってよかったもの、また書きますw



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