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Pythonの関数とモジュール活用について

こんにちは、連日python関係の記事を執筆しています。
前回は、pythonの勉強の仕方の一環に、基礎文法について、ザクっとまとめした。今回は、次のステップとして、pythonの関数とモジュール活用について記載していきます。

★関数の活用

●関数の定義と呼び出し:

関数は、特定のタスクを実行するための独立したコードブロックです。関数を定義し、必要に応じ引数を渡して呼び出すことで、再利用可能なコードを作成できます。
以下に、関数の活用とモジュールの活用のコード例を示します。

# 関数の定義
def greet(name):
    """
    引数として名前を受け取り、挨拶のメッセージを表示する関数
    """
    print("Hello, " + name + "!")

# 関数の呼び出し
greet("Alice")  # 出力: Hello, Alice!
greet("Bob")    # 出力: Hello, Bob!

【解説】
 上記の例では、greet という関数を定義しています。この関数は name という引数を受け取り、その引数を使って挨拶のメッセージを表示します。
 関数を呼び出す際には、関数名の後に括弧 () を付けて引数を渡します。例えば、greet("Alice") のように呼び出すことで、関数に "Alice" という引数を渡し、"Hello, Alice!" という挨拶のメッセージが表示されます。
 このように関数を定義しておくと、同じ挨拶のメッセージを複数の場所で使い回すことができます。関数はプログラムの特定のタスクをまとめて扱うことができるため、コードの再利用性やメンテナンス性を向上させることができます。

●返り値の活用:

 関数は、処理結果を返すことができます。返り値を利用することで、関数の実行結果を変数に代入したり、他の処理に活用することができます。
以下に、関数の返り値を利用する凡例を示します。

pythonCopy code# 関数の定義
def add_numbers(a, b):
    """
    2つの数値を受け取り、その和を返す関数
    """
    return a + b

# 関数の呼び出しと返り値の利用
result = add_numbers(3, 5)
print("結果:", result)  # 出力: 結果: 8

# 返り値を直接利用する
total = add_numbers(10, 20) + add_numbers(5, 5)
print("合計:", total)  # 出力: 合計: 40

【解説】
 add_numbers という関数を定義しています。この関数は、引数として2つの数値を受け取り、その和を返します。
 関数を呼び出す際に、返り値を変数に代入することで、関数の実行結果を利用できます。例えば、result = add_numbers(3, 5) のように呼び出し、返り値を result 変数に代入しています。その後、print("結果:", result) として変数の値を表示しています。また、返り値を直接利用することもできます。例えば、add_numbers(10, 20) + add_numbers(5, 5) のように関数の返り値を直接演算に使用しています。
 関数の返り値を利用することで、関数の実行結果を他の処理に活用することができます。これにより、関数の結果を保持したり、他の計算や操作に組み込んだりすることができます。

●モジュールの活用:

モジュールのインポート: モジュールは、関数やクラス、変数などをまとめたファイルです。モジュールをインポートすることで、その中に定義された機能を利用することができます。

# mathモジュールのインポート
import math

# mathモジュールの機能の利用
radius = 5
area = math.pi * math.pow(radius, 2)
print("円の面積:", area)  # 出力: 円の面積: 78.53981633974483

【解説】
 math モジュールをインポートしています。import math のようにモジュール名を指定してインポートします。インポートしたモジュールの中に定義されている機能(関数や定数など)を利用するには、モジュール名の後にドット . を付けて機能名を指定します。今回は、円の面積計算として、円周率と累乗の演算子を利用しています。math.pi は円周率を表し、math.pow(radius, 2) は半径の2乗を計算しています。モジュールをインポートすることで、既存の機能を効率的に利用したり、外部ライブラリを導入することで機能を拡張することができます。

★次回以降で、math関数については、別途掘り下げたいと思います。

こちらどうぞ。

また実践編として、ウェブスクレイピングも実施しています。
工学系エンジニアでも独学でここまでやれます。


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