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解釈を変えると世界が変わる(1)

解釈の違いで面白いなあと思ったのは、例えば「占い」に関する解釈です。

だいぶ以前の話しなのですが、経営者Aさんとお話ししていた時のこと。
「占いを信じるか信じないかと言うこととは違ってね、目には見えない作用って言うのは、確かにあると思うんだ。僕はある時『天中殺』って言う話を聞いてね、確かに言われたことに当てはまるようなサイクルがあるって感じたことがあった。それで僕が考えたのはね、天中殺ではない数年間というのは、天中殺と呼ばれる期間を乗り切るための準備期間なのではないかと。その期間に積んだ体験で成長した自分なら、天中殺を乗り越えられる自信につながるのではないかと思うんだ」

その頃私は、同じ『天中殺』ということについて、全く違った解釈をしていたので、それを話してみました。
「なるほど〜!そういう考え方もありますね。私は全く違った解釈をしていました。天中殺って、何年か事の周期があるんですよね?普段、一所懸命仕事をしていてAさんもそうだと思うのですが、無理を重ねることってあるじゃないですか。それは成長に繋がるんだけどどうしても心身ともに荷重になることがありますよね。そんな時、心身の不調を感じたり思いがけない出来事が起きる。それは『一旦休め〜』のサインかも。一旦、自分の内側に目を向けて目に見える成長のかわりに内省的なこととか、心の成長になる体験を積む。そんな期間が天中殺なのではないかと」

Aさんは「それは考えたことがなかったなぁ〜」と言っていましたが、どちらが正しいか正しくないかではなく、自分では思いつかなかった考えをシェアできるのは大事だと、お互いに感じた出来事でした。

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