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目からウロコ!な自問自答ファッション講座を受けた話

こんにちは。SサイズOLです。

今回は、ファッション講座を受けよう、と思った話の続きです。


誰にでも、人よりちょっと「好き」が強くて、人よりちょっと時間やお金をかけているものがあると思います。私の場合はそれが「服」で、今までいろいろなジャンル、色、柄、形の服を着てきました。本格的に服を学んだ大学時代から15年以上になります。

いろんな雑誌を読み、いろんな人を見て、いろんな服に惹かれては購入し、数え切れないくらい失敗しました。背伸びして買った服が案の定手持ちのどの服にも合わなかったり、憧れのスタイルがどう見ても似合わなかったりという悲しい現実にも向き合ってきました。経験を重ねた分、自分に似合うものはわかっているつもりでした。

それでも私がファッション講座を受けた理由。


「似合う服」が「着たい服」ではない


これが、プロの手を借りたいと思った理由です。


「丸顔」で「小柄」、典型的な「洋ナシ体型」の私がすすめられる洋服は、「可愛らしい印象を生かした服」です。

かっこいいものが大好きな私はこれにずっと違和感を、もっというと「これは私じゃない」というささやかな抵抗感さえ感じていて、自分なりに試行錯誤しながら自力で服を選び続けてきました。

例えば仕事着は、自分の考える仕事のしやすい服を、自分なりに基準を作って。※これも別記事を書こうと思います。


しかし、ステイホーム期間に入ると状況は変わりました。初めこそ仕事着を着て気を引き締めていたものの、やはり家なら好きな服を着たい。そう思って向かい合ったクローゼットにあったのは「こんなに服があるのに、着たい服が1着もない」という信じられない現実でした。


自問自答ファッション講座に申し込む


着たい服がないという現実に、私は大いに混乱しました。それもそのはず。今まで私は「私なりの基準で」「私に合う服を」「私なりに選んできた」という自負があったからです。

でもそれは、仕事というフィルターを、職場という環境を考慮した服に過ぎず、本当に好きな服でも、本当に着たい服でもなかったのです。仕事着を着る頻度の方がはるかに高くなっていた私は、その事実を無視した服を着ていただけなのでした。


とはいえ、いきなりファッション講座に申し込む、という行動は、私としてはかなりぶっ飛んだ決断だったと思います。「友達に聞けばいいじゃん」とか「雑誌のコーデそのまま買えばいいじゃん」と思われる方もいると思います。そう思う私がいるのも事実です。

ですが、よくよく振り返って考えてみると、以前から私は心のどこかで、このつまらなすぎる仕事着を楽しくしたいと思っていましたし、休日は思いっきりぶっ飛んだ楽しい服を着たい、という願望を、心のどこかに眠らせていたように思います。

この、「楽しい!」を叶える最高の服を選ぶには、いろんな服を知っているプロに教えてもらうのが1番だと思いました。また、それを似合わせるのに、プロの客観的な意見を聞き、狭まった選択肢を広げたい、とも思いました。


今回、ご依頼したのは自問自答ファッション講座さまです。もともとTwitterやインスタ、noteを拝見しており、あきやさんの人柄やユニークでユーモアのあるコラム、着眼点の面白さのファンでした。

また、あきやさん自身も自問自答をしているとおっしゃっていて、発展途上のお悩みもわかってくださるかな、と思いました。

いろいろ魅力はありますが、1番決め手になったのは、内面にアプローチした服を一緒に考える、というコンセプトです。

詳しくは自問自答さまの自問自答ファッション通信とはという記事を読んでいただきたいのですが、ここに私の求める全てがあると思いました。


わたくし、先ほどから繰り返し「楽しい服」「楽しい服」と書いていますが、そもそも楽しい服ってどんな服なのでしょうか。その答えは、私自身明確に持っておらず、ただ、「心がわくわくする服」を着たい、と思っていました。

この、「楽しい」という抽象的なワードを具現化するには、あきやさんのお力をお借りしなくては、と思いました


私にとっては、骨格診断もカラー診断もどうでも良いのです。悲しいかな、出てくる結果は好きな私でもなりたい私でもありませんでした。最近のトレンドも好みではなく、トレンドを追い求めることがおしゃれな年齢でもない。それよりも好きなものを着て堂々と歩いている方がはるかにかっこいい。なりたい私はそういう姿だと思っていました。だから、内に眠る「楽しい服を着たい」という願望を形にしてアウトプットするこのアプローチに大変惹かれたのです。


また、私の悩みである「似合う服」が「着たい服」ではない問題についても触れられており(あなたの「似合う」と「着たい」がずれる3つの理由)、この部分も解消しながら、着たい服に辿り着けるのでは、と思いました。

なにより、あきやさん自身が唯一無二のファッションを楽しんでいて、講座を受けた方もキラキラしていて、私もこんな風に楽しみたい💓と思い、そっとメールを送りました…💌


SサイズOLの自問自答


申し込みをして間もなく、あきやさんからメールが届きました。この後もずっとですが、お忙しいのにあきやさんはレスポンスが早い方です💌

日程を決め、事前アンケートをいただきます。身長、服のサイズ、悩みとなりたい雰囲気など…いつも履いている靴は、写真をお送りしました。

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実際に送った写真。個性ありますがどの靴も大好き。


講座は3週間後の9月半ばに決まりました。本音を言うとすぐにでも受けたかったのですが、この3週間というのは、自問自答するのに十分な期間だったと思います。

というのも、あきやさんから事前に頂いた資料のひとつはワークシートとなっており、自分の内面を掘り起こすものだったからです。当日で良いと言ってくださいましたが、その場で思いつく気がしなかったので、事前にじっくり考えました。もちろん、答えの出ないものもありましたが、それも答えとして、当日を迎えました。


自問自答ファッション講座、はじまる


当日は新宿で待ち合わせ。銀座・有楽町エリアが多い私にはひさしぶりの新宿でした。待ち合わせ場所に伺うと、あの、例のGUCCIのバッグと共に、あきやさんがにこにこ待っていてくれました。

私のバックグラウンドもあり、講座とファッションの話を行ったり来たりしつつ、説明を受けます。ワークシートも共有し、自分の内面を聞いてもらいました。

あきやさんは、とっても聞き上手で褒め上手。「今もとってもおしゃれですよ〜」とか、「なりたい方向に合ってますよ〜」とか、とにかくほめてくださって自信がつきます☺️

私の悩みは、かっこいいものが好き、可愛くなりたいわけじゃない、でも可愛いものも好き、このバランスをどう取るか、というところ。それから、人生のキーワードや、楽しい服が着たい話もしました。小物なども見てもらい、方向性に合ってると言っていただけたのはほっとしました。

ワークシートでは、好きな人やモノだけでなく、どんな時にどんな気持ちになったか、といった内面や、外見にも触れていきます。詳細は控えさせていただきますが、本当に網羅的で深くて丁寧。詳しい内容は講座を受けてみてください❤️なかなかここまで深く聞いてもらうことってないと思います。

中でも1番驚いたのは、たくさんのワードをひとつひとつ読み上げ、好き、嫌い、など、どう感じるかを分析していく作業です。いろいろ印象深い講座でしたが、この丁寧なヒアリングは、話している側ながら本当に頭が下がるものでした。

私、見た目と求めるものが違うということをお伝えしたいあまりに、信じられないくらいいろんなお話しをしてしまいましたが、ずっと笑顔で丁寧に聞いてくださったのですよ…神か菩薩かと錯覚しました。

こんな素晴らしい方がファッション講座をしてくれるなんて、良い時代に生まれましたよ、私たち。

聞き取りながらも、「もう、Sサイズさんの制服は出来てきましたよ〜」とおっしゃるあきやさん。まだ、ワークシート終わってません。はやいです。


自問自答ファッション講座、おわる



丁寧なヒアリングをさまざまな角度からしていただき、だいぶ時間オーバーして自問自答ファッション講座は終了しました(すみませんでした…)。

頼んだケーキを食べきることも、カフェオレを飲み終えることもないくらいあっという間でした。すごく楽しくて、発見の連続でした。メモを取っていなかった自分が憎い…!

終わったあと、まだ何も始まっていないのに、すでに清々しい気持ちになっていました。なにか変わる、と、確信していました。それに、やっぱりお洋服は楽しい、と思うことができました。あきやさん、ありがとうございました☺️💓


このあと、同行ショッピングもしていただきましたので、別に書かせていただきますね🌟

また、感動して泣いてしまったレポートについても、少し触れたいと思います。


自問自答ファッション講座を受けて


とにかく、お願いしてよかった!の一言です。今の自分のファッションや感覚についても褒めてくださって自信を持てましたし、その上で「なりたい姿になるために」内面からアプローチしていただいて、私はもっと素敵になれる!と思いました。

断っておきますと、私はあまり自分に自信があるタイプではありません。ただ、服だけは大好きで、服だけはほんの少しだけ人より自信がある程度です。そんな私が、私はもっと素敵になれる!と思えるのってすごいことなのです。それくらいあきやさんは深くまでアプローチしてくださいました。


印象的だったことをいくつか。


★似合わないかな、と思っていたかっこいい系の服、多分似合う説

私は、自分の雰囲気はかっこいい系に合わないのでは、と思っていたのですが、あきやさんは経験を通して、私のなりたい雰囲気に上手く活きるのでは?と言ってくださいました。今までコンプレックスだった見た目と中身のギャップが、お洋服でうまくバランスが取れそうとわかった途端に、私、よかったね!と、自分に掌返し。嘘みたいですが、その一言で好きじゃなかった自分の外見が好きになれました。


★好きじゃない色なのに、なんで持ってるの?

その日、赤いカーディガンを持っていました。差し色にいいかな、と思って買ったものです。でも、好きな色を聞かれて答えたのは青。「赤はあんまり好きじゃない」と答えて、「でも、赤ですねえ」

その後も、次買うならカラーバッグがいいという話になり、気になるバッグに「GUCCIの赤いショルダー」と答えるとすかさず「そこは青でしょう」と突っ込まれる。なぜ、こんなに赤いものを買いたくなるのか…今もまだわかりません。

私の方程式では差し色=赤、なのだと思います。でも、赤は多分、差し色にとどまってしまう色。素直に青を買おうと思います。

余談ですが色違いで買った赤いサンダル、履きたいけど履いていません。多分、そういうことなのでしょう…とてもかわいいのですが、お別れすることにしました。


★「カジュアルアイテムは全部お別れしましょう!」のお言葉。

この日1番衝撃的だった一言です。さすがにびっくりしました。そりゃもう、天地がひっくり返るくらいに。カジュアル取ったら何が残る…?と思いましたが、すぐに超お気に入りのトップス3着が思い浮かんで、「なぁんだ、毎日あれ着ればいいんだ、ハッピー!」と思いました。

同時に、この言葉で踏ん切りがつきました。なりたい私になるために、カジュアルはいらないんだ、と。スカスカになっていくクローゼットに珠玉の1枚が綺麗に収まっている姿を想像したら、楽しみでワクワクしてきました。(書きながらまたワクワクしてきました)


★カジュアルなアイテムがなんなのかわかっていなかった

これもまた衝撃的でした。その日着ていた服をカジュアルだと認識していなかったのです。きれい目ブランドで買ったからきれい目だと思っていて、全くアイテムを見ていなかったのですね。

これからの私には、カジュアルとお別れするという重大ミッションが待っています。改めて目を養おうと思います。


ファッション講座が気になっている方へ


この体験談は、ファッションが好きで好きでたまらない、服に人生を支配されていると言っても過言ではない人間の感想です。

人生と洋服が切り離せない人間が服に迷った時、自問自答ファッション講座は、まるで暗闇に震える子羊の前に現れた一筋の光、民衆を導くファッション界のジャンヌ・ダルクのような存在だと思いました。

ただし、一方的に導かれるのではなく、あきやさんの豊富な知識と経験をお借りして、一緒に行きたい方向を見つけ、背中を押してもらう感覚。船乗りはわたし、あきやさんは管制官。目的地や航路、船の使い方を教えてはくれますが、最後、漕ぎ出すのは自分自身なのです。


ファッションの難しいところは、セオリーが明確でなく、感性も大いに求められるところだと思います。本当は、好き嫌いやデザインだけでなく、機能だとかTPOだとか、知らず知らずのうちに意識しているはずですが、それぞれを独立して考えて服を買っている人はごくわずかなのではないでしょうか。(私もなんとなくで買っていました)

正解がなく、学びにくいファッションの世界で、自力で全てを見つけてゴールを定め、向かっていくことはなかなか難しいと思います。

あきやさんは、そんな迷子たちのために、今まで積み重ねてきたたくさんの経験や知識をフル活用して、服選びのノウハウを「ひとりひとりに合わせて」提供してくださっています。はっきり言ってすごいことだと思います。だって、どんなにお金を払ってもあきやさんがインプットしたものを可視化することはできないですからね。


衣服というのは、常に身につけているにも関わらず、「トレンド」「おしゃれ」のような表面的な部分を取り上げられがちです。しかし、突き詰めれば、「なりたい自分」に加速度的に近づくこともできるし、「自分はどんな人なのか」をわかりやすく示すこともできます。

もし今、ファッションがしっくりきていなかったり、もっとかっこよくなりたい!とか、もっとチャレンジしたい!という方がいたら、あきやさんにご相談してみてください💓きっと良い道標を示してくれると思います。

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