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【通勤電車の詩】キラキラ キラキラ

目の前の席が空いた。
網棚に置いていたカバンを手に取って、ぼくは空いた席に座る態勢を取る。
すると、
「席が空いたわ、座り、座り」
隣に立っていたおばさん二人に取られてしまった。
ぼくの目の前の席なのに。
いささか感じる憤り、後悔、失意・・・。

そんなとき、ぼくはBUMP OF CHIKENの"なないろ"を聴く。
目を瞑って、イヤホンから流れ出すこの曲の世界に誘われる。
まるで雲の上にいるように気分になる。
そして邪念がすっーと消えて行く。

おばさん、どうしても二人並んでおしゃべりしたかったんよね。どうぞ、座って下さい。

(タイトルは"なないろ"の歌詞のワンフレーズ)

通勤電車に揺られながらふと思ったこと・・・。

「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。