【通勤電車の詩】ほんの少しの躊躇で針のむしろ
今日は座れた。
本を快適に読める。
眠くなったら居眠りでもしようかな。
座れた時はいろんな選択ができる。
この快適さは立っている時とは大違いだ。
電車が途中の駅に停まると、杖をついた若い男性が乗ってきた。
見た感じが若いので、怪我でもしたのかもしれない。
重症なのかな、軽傷なのかな?
杖をついてるけど軽快に歩いてきて、ぼくの前にたった。
席を譲るべきか、気にせずそのまま座っているべきか?
この一瞬の躊躇がまずかった。
隣に座っていたの高校生が、その人に席を譲ってしまった。