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通勤電車の詩

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通勤電車に揺られながらふと思ったこと・・・。おじさんのぼやき、つぶやき。
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#サラリーマン

【通勤電車の詩 vol.100 完】踏切よ、さらば

ぼくが通勤に使っている鉄道が高架になった。 何年かかっただろう、ずいぶん長いこと工事をや…

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【通勤電車の詩 vol.99】隣の芝生は青く見える

電車の窓から農家のおじいさんを見た。 腰を曲げて作物のお世話をしている。 のんびり仕事して…

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【通勤電車の詩 vol.94】その人は何をしていると思う?

長椅子の端に座ってスマホを見ながら、しきりに右手の指を上下に動かしている男性がいた。 明…

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【通勤電車の詩@帰り道】あの頃、ぼくという人間がいた

電車の窓からネオン街が見える。 若い頃はよく行ってた。 酒の肴はバカ話と会社の愚痴。 なん…

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【通勤電車の詩@帰り道】玄関の扉を開けるまで

仕事がうまくいくと意気揚々と帰る。 でも仕事でしくじるとモヤモヤを抱えて帰る。 何が悪かっ…

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【通勤電車の詩】仕事の準備は大丈夫?

今日は一人で出張の予定。 電車に揺られながら、あれこれと段取りを考える。 何時に出発して、…

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【通勤電車の詩】時には雨の日もある

何か湿気ていて、いつもと空気が違う。 雨のせいとはわかっているが、車両内のジメジメ感が肌にまとわりつくようだ。 女性は髪の毛がまとまらないとか、男性よりたいへんなことがあって、余程不快感を感じていることだろう。 カラッと晴れる、とよく表現されるが本当にそう思う。 空が澄み渡って見ているだけで気持ちがいい。 しかしその恩恵も雨の日の不快感があるからわかることだと思う。 晴れの日ばかりだとありがたさも当たり前になるんだろうな。 雨は雨で感謝しなきゃいけないのかも。 でも曇

【通勤電車の詩@帰り道】ここはスタジアム!

こんな日に限って残業で遅くなってしまった。 急げ、通勤電車! 今日は大好きなサッカー日本代…

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【通勤電車の詩】世の中はアンバランスでできている

ぼくは毎朝快速急行に乗る。 だからいくつもの駅を通過する。 通過する電車に乗っている方はい…

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【通勤電車の詩】青空を待つ理由

久しぶりに晴れた。 ずっと雨か曇りだったので、太陽をしばらく見ていなかった。 やはり晴れて…

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【通勤電車の詩】毅然とした人はかっこいい

いつもの朝の通勤電車。 座席に座るお若いサラリーマンの男性が居眠り。 朝からお疲れモード。…

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【通勤電車の詩】名も知らない信用の果てに

ぼくの前の席が空いた。 遠慮なく座らせてもらう。 ぼくの前に少し小柄な大学生くらいの女性が…

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【通勤電車の詩】雑草との戦いから生まれた共感とは

我が家に細やかながら庭がある。 野菜を植えたり、春には花が咲く。 しかし冬以外は常に雑草と…

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【通勤電車の詩】重戦車、来る

とにかく突進力がすごい。 毎朝電車を乗り換える駅を降りて、次のホームへ向かう途中に必ずすれ違うおじさんがいる。 歳は還暦を過ぎているだろうか。 毎朝黒っぽい同じ服を着て、同じ手提げ袋をもって、同じ時間に現れる。 彼は人がまばらになった広いホームでも常に同じルートを早足で歩く。 そこに他の人がいようがお構いなしに突進していく。 人をよけるつもりが全くない。 ぼくも誤って彼と肩が触れてしまったことがある。 ぼくはそんなに小柄じゃないけど、見事に吹っ飛ばされてしまった。 翌朝