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多職種連携の軌跡は奇跡!(学生編)

先日とあるパネルディスカッションをWebにて拝聴した。
若手の先生方が集まり、どのように医療側と手を結ぶか。そんなことを耳にしていると、実に泥臭いやりかたで非常に好感を持てた。
それと同時に自分よりも若手の人にどのようにウチが他の職種と手を組んできたかを伝え、泥臭いやりかたの一助になればいいと思うようになってきた。
後世に残せるものは残したいと思うようになったのはウチももう若くないと認めてしまったからなのだろうか。それとも単なる若い人たちへの老婆心からなのか。まあ疎まれてもいいからとりあえず書く事にした。疎ましいと思うような人は読まなければいい話だから。

ウチの医科歯科連携の原点

今からおよそ25年前。ウチが大学の教養課程(当時は歯学部6年間のうち1・2年次は教養課程だった)で化学を聴講していた頃だった。
聴講生は医学部学生と歯学部学生で大半を占めていた。そこでその先生は「医学部生と歯学部生、お互いの知り合いを作っておけ。医者になって歯が痛くなったらどうする?」
講義内容は遠い彼方に置いてきてもこの言葉だけは今でも脳に引っかかっている。
今思うとその先生は医科歯科連携を予見し、当時の医学部と歯学部の交流の少なさを懸念してたのだろうと解釈している。

口唇口蓋裂の看護学生

学生時代の部活で、口唇口蓋裂の看護学生と出会った。
飲み会だったかの席で向こうから「私、口唇口蓋裂なんです」と打ち明けてくれた。まあ打ち明けられなくても顔を見てすぐわかってたけどね。
続けて、将来は口唇口蓋裂に携わりたいと言ってた。
ウチは「口腔外科に行きなよ!患者さんの気持ちがわかるって、すごいアドバンテージだと思うよ!まさにあなたしかできない仕事だ!」なんて言った記憶がある。

その看護学生が今どこで何をやっているかはわからない。
しかしウチが大学生の頃に看護学生のハードさを知ったのは、のちに大きなアドバンテージとなったと思うし、ひいては看護師を嫁にもらうことが出来たのだろうと思っている。
これをウチは「夜の連携室」と勝手に名付けている(笑)

次回予告

大学を卒業したウチはとある歯科医院で5年程勤務した。そこでの医科歯科連携のエピソードはほぼないので割愛する。
あると言えば看護師と結婚したことぐらいで昼の連携は皆無だった。
(ここ重要じゃん!そこを詳しく!って声もあろうが、残念でした!書きません!)
次回はウチが歯科医院を開業して2~3年後の話、今から13~4年前(2007年前後)の話になります。医科歯科連携の黎明期の話を書く予定です。

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