『素直でいい子』の呪縛
こんにちは!
周りの評価や反応を気にして生きていると、知らずのうちに『周りが求めるいい人』になろうとしていることありませんか?
このnoteは、かつての私のように、周囲の期待に応えいい人でいる方、それにより、自分とは何かが分からなくなった方に届いてほしいと思い書きました!
何でも言うことを聞く=素直?
新入社員が入ってくる時期、ベテラン社員からよくこんな言葉を聞く。
『あの子は素直でいい子だね。アドバイスをすぐ受け入れてくれるから』
その『素直』という言葉の使い方は、間違っていないかい?と思う。
アドバイスをなんでもすぐに受け入れる人は、自分の考えがない、もしくは言いなりになっていると感じるからだ。
自分の考えや軸があれば、何かアドバイスを受けた時、受け入れると同時に疑問が出てきたりもする。(もちろんすっと入ってくるアドバイスもあるけど)
だって、自分と違う考え方が自分の中に入ってくるから、何らかの違和感は感じるはずなのだ。
それ聞かず、伝えずに二つ返事に『はい!わかりました!』は素直といえるのだろうか?
『素直でいい子』の枠組み
世の中で使われる『素直』という言葉。
使う人の度量によっては『素直=言いなり』となっている可能性を忘れてはいけない。
何でもとにかく言う通りに動いてくれることを、『素直だ、あの子は伸びる』と評価する管理職をたまーに見るけど、そういう人は、自分が新人の時言いなりだった、もしくは部下に納得してもらえるような話ができず、それを上下関係でねじ伏せてきた人かもしれない。
そういった人が作り出すゆがんだ枠組みに入ってしまうと、
『自分の意見や疑問を出すことはいけないことだ』と行動範囲がガチガチに狭まってしまう。
(部下に自分の理想的な部下像を求めてくる人もいるけど、これもHSP気質を持つ私たちを小さな枠組みに押し込める考え方なので、要注意だ)
なぜ私がこんなに『素直でいい子』呪縛に突っかかるかというと、今までの私がこの呪縛に取りつかれていたからだ。
新人の頃、部分的な指示や意図が分からないアドバイスをもらった時、理由や背景が分からないから疑問でいっぱいだった。
そんな時に『とりあえずやってみろ』という言葉に押さえつけられて、自分の考えなしにとりあえず従い、それが『素直な子』と評価されゆがんだ成功体験となった。
私は、他人の『素直さ』の枠組みにはまってしまっていた。
自分なりの『素直』
今の私にとっての素直さとは
アドバイスや指示を咀嚼し、そのすべてを吸収することだ
『言われたからとりあえずやる』
アドバイスを気持ちよく受け入れているように見えるが、私はこれは誠実ではないと思う。
せっかくいただいたアドバイスを、なぜ適当に受け入れるんだろう?
そのアドバイスには、自分の知りえない新しい思考や知識があふれているかもしれない。それを自分自身で会得して、応用していくこと以上に素直なことはないと思う。
アドバイスをする側からしたら、かなりややこしくてめんどくさいかもしれない。いや、絶対めんどくさいやつだと思う(笑)
でも、仕事の全容を把握したほうが効率も精度も格段に良くなるHSP気質こそ、とことん聞いてとことん理解したほうがいいよね。
誰かにどういわれようと、自分が納得できるやり方で、素直に生きていこうと思う◎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?