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【HSS型HSP】悩みに名前が付く前と後

こんにちは!

自分の中で、悩んでいることに名前があることに気付き、楽になった話です。世の中に認められている悩み、というそんな感覚です。私の気質は、HSS型HSPの中レベルに当てはまります。
この気質に気付いた1年前、自分で否定していた周りとは違う性格を初めて認めることができました。少し長くなりますが、そんな体験を誰かと共感ができれば嬉しいです❀


性格の矛盾

私は、学生時代から自分の性格を伝えることが難しかった。単なるコミュ障なのかもしれないけれど、それだけではなく、自分というものが掴めないでいた。具体的にはこんなところがある。

・すごく繊細なのに、おおざっぱに行動したくなるときがある
・一日中家にいられずアクティブに行動するが、ひどく疲弊する
・周囲の目が気になるが、周りと一味違うことをしたくなる
・刺激の少ない落ち着いた環境を好むが、刺激がないとすぐに飽きる
・人と話すのは好きだが、気を遣いすぎて消耗する 等々…

学生時代の自己紹介や友達との会話の中で「私って○○なタイプだから~」と自分の性格を的確に話す友達を見て、『なんで自分はそれができないんだろう』ともやもやしていた。私は、適当だが慎重な時もあるし、行動的であり消極的なのだ。

今となっては、こんなに色んな性格を持っていて得しているな~面白いな~と自分の持つ気質が好きなんだけれど、そりゃ上記のような複雑な性格を、小学生で上手に説明できるはずがない。私は、自分の事をコントロールできないダメな人間なんだ、と思っていた。


HSPという気質を知る

そうしてこれまで、私は自分の事をうまく掴めず、周りに紹介もできないまま『いい子』を演じてきた。自分を出すことができない(自分が分からないし、傷つくのが怖い)から、とにかく人の話を聞いて、他人を受け入れることに徹する。優しくする。そういう人間として生きてきた。

少し自分を出して、周りからの言葉(にもならない言葉)、視線や雰囲気で深く傷ついても、周りからは一切共感されなかった。「気にしすぎだよ」「考えすぎだよ」という言葉に、自分の感覚は鈍化していった。繊細なのがいけないんだ、気にしすぎるからダメなんだじゃあ、自分の間違っているその感覚は感じないようにしよう、と。

既に社会人になっていた約2年前、メディアで『繊細さん』というワードが流行りだし、『繊細であるという気質』というものに出会ったとき、否定していた自分の繊細さに初めて名前が付いた。例えるならば、原因不明の体調不良で、その症状の病名が分かったときの安心感のような。

すぐに書籍を購入して半日で読み切るくらい、内容は共感の嵐だった。自分が今まで言葉にしきれなかった感覚、悩んでいた気持ちを、全て代弁してくれているようで本当に嬉しかった。今まで、気にしすぎだと周りからも自分自身でも否定していた事全てが、繊細さんの特徴として記載されている。

ただ同時に、自分のHSPの枠に収まらない部分があることも感じた。私は繊細ではあるものの、外出は大好きだし、刺激がないとすぐに退屈になってしまう。HSPにはなかった、刺激を求める気質もあったのだ。


HSS型HSPを知って

『HSP』『繊細さん』という言葉を知ってから、自分の気質に全興味を持っていかれ、毎日暇さえあればインターネットで検索していた。そうしてある時、たまたまHSPを4つの種類に分けて説明している記事を見つける。HSPの皆さんならよくご存じのココヨワさん。
そうそう!これこれ!記事を見てすごくしっくりときた。繊細であり刺激を追求する矛盾した性格を表せる名称にやっと出会えた。

気質を理解した今、同じ気質を持つジャンさんにも出会え、自分の事を理解していこうと動いているが、まだまだこれから。この気質を持つ私は、世間一般的で、親を安心させられるような『正社員として1社で長く勤め、安定した人生を送る』ことが難しいので、自分なりの生き方を探していかなければならない。もしかしたら、この世にない職業が適職かもしれないし、理想のパートナーは日本にいないかもしれない。選択肢がありすぎて、見えないことがたくさんある。
でも、私はこの20代後半という大切な時期に自分の気質を知ることができて本当にラッキーだと思う。まだまだこれから、自分なりの生き方を見つけて人生を進めていきたい。



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