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※ネタバレ有※映画『THE FIRST SLAM DUNK』を見て感想文を書きたくなったので

はじめに

 いつもお世話になっております。スーパー・セミヌード・マシンです。

 映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観に行きました。感想文が書きたくなったので書きます。ネタバレ有の一個人のチラシ裏感想文なので、ネタバレしたくない方は避けて、またツッコミどころがあっても「まぁコイツはそう思ったんだな」くらいに受け流していただけますと幸いです。また、映画見終わってからも特に知識を入れていない(パンフレット購入しましたがまだ読んでいません、また原作漫画の読み直しもしていません)ことに加えて、いつも以上に手直しをしていないので、書き殴り度が高い内容となっております。ご容赦ください。

参考:私とSLAM DUNK

  • 小学生の頃?アニメもぼちぼち見た(夏休みに祖父母宅に行くとTVで一挙放送がやっていたか何かでなんとなく見ていた)

  • 漫画『SLAM DUNK』完全版を、高校二年時に購入しドハマり(今も持っています)

  • 当時は海南の神が最推し(神と同い年だったし尚更)。他、海南・牧や綾南・魚住なども。今の最推しを絞るなら海南・牧

  • イラスト集も1・2と今も所持。

  • 今回の映画に関しては、製作開始?か何かの一番初めの告知を見て大興奮したものの「あとは映画館で」と思って特に情報を追わず、また漫画の四見直しもせず…

  • ↑しかしネットで声優交代の話は自然と耳に入っていて結構ショックを受けた。アニメ版声優が演じてくれるものだと勝手に期待していたため(緑川さんの流川が大好きだったので尚更…)

  • ↑この件に関して、公開後、見た人の「このニュースのことは気にせず、とても良かったのでまずは見てほしい」という感想を目にした。

  • ↑またその際、あわせて「今回は宮城リョータが主人公」という情報は手に入れてしまった(私のネットの見方が悪かった)。

感想1:一言で

 「宮城リョータを主人公に、漫画『SLAM DUNK』の最終戦・湘北vs山王を丁寧に描いたら」を思う存分楽しめる映画でした。

感想2:各シーンの描写(作画含む)・間などなど…宮城リョータを主人公にするにあたって

 雑な分け方ですが、今回の映画は以下の3パートが組み合わさってできている、と思っていて(本当に雑な分け方です)。

  • 主人公・宮城リョータの生い立ち・想い

  • インターハイ(湘北山王戦)

  • 主人公・宮城リョータの周りの登場人物の想い

 今回描写の多かった「宮城リョータの生い立ち」そのものに関しては、個人的にはコメントに困るというか。別に良いとは思うものの、私が冷めたクソヲタであるせいなのか好みではなく「その方がストーリー盛り上がるもんね」なんて冷めた目で見てしまうこともありました。この冷めた考えは、視点を変えると宮城ソータに失礼なので考えたくないのですが…どうしても「またそうやってドラマのために人が死ぬのか…」なんてつまらないことを考えてしまったり。

 ただ、上記は個人的に本編だと思っている「インターハイ」シーン、高校バスケの試合を、宮城リョータ視点に寄せて見るのに重要な要素となっていて、その本編にちゃんとつながった後はつまらないことを考えずに見ることができました。本編を楽しむための大きい釣り針というか、伏線というか。スパイスと例えるには重くボリューミーですが、インターハイシーンを邪魔することなく、むしろ「これは宮城リョータを主人公にインターハイを描く映画だ」という印象付けとしてしっかり役割を果たしていたと思います。役割を果たしていたからこそ、人によっては味付けが濃すぎると感じられる内容も飲み込めるというか。
 大事な大事なインターハイシーン…他のシーン以上に、描写や間などなど、とても良かったと思います…個人的にはもうこれに尽きるというか。熱気溢れるプレイをしっかり描いていた一方で、緊張感や爽快感を味わえる、けど疲れず飽きない描写・間がそこに存在したと思います。
 ここに関しては「絵が美しい」とか「シーンによってタッチが違う」とかいろいろポイントはあるものの、私の語彙力がいつも以上に足りないので「ぜひ映画を見て」と…。

 そんな丁寧な描写・間で、宮城リョータを中心に「湘北の主要メンバーの想い」「山王の一部メンバーの想い」の一部が見られて良かったです。
 「湘北の主要メンバーの想い」は漫画・アニメファンには多少物足りなさはあったかもしれませんが、宮城リョータが主人公という軸をぶらすことなく、また一部名言をしっかり聞けたので個人的には満足です。
 「山王の一部メンバーの想い」に関してですが、山王主要メンバー全員の想いを全てを描こうとすると、宮城リョータを主人公としたこの映画の趣旨とは異なってしまうというか…漫画やアニメでは、主人公・桜木花道が次々とスゲェ奴らに出会い揉まれて成長していきますが、今回の主人公は宮城リョータであって宮城リョータの苦悩・想いを軸に話が進んでいますので、スゲェやつらはたくさんいるけども「宮城リョータ視点で特にスゲェやつらをちゃんと描く」ことがこの映画の重要なポイントなんだと思ったのですが、それがしっかりバッチリ満たされていたと思います(一つの映画という時間枠に埋め込める内容量の問題もあるとは思うものの)。
 今回、山王主要メンバーからピックアップされたのは沢北栄治でしたね。彼は、宮城リョータ以前に流川楓とのライバル関係(というか流川楓が沢北栄治を意識しており、沢北栄治がそれに気づき挑発する、というのがより正しい?)のシーンがハッキリと描かれていましたが、そんな彼が何故この宮城リョータ主人公の映画でピックアップされたのか…エンディングでその理由に気づかされました(宮城リョータと沢北栄治が異国の地でも戦い合っていましたね)。沢北栄治がピックアップされた経緯からも「この映画の主人公は宮城リョータである」という軸を改めてハッキリと感じ取りました。
 …しかし、沢北栄治に関しては、もし沢北栄治と宮城リョータが違う学年だったり、未来でも戦っていたりしなかったら、例えば沢北栄治の代わりに、宮城リョータと同じポジションの深津一成がクローズアップされていた可能性があったりしたのでしょうか。若干、卵が先かニワトリが先か、な話な気がしますが(…と言ってみたものの、原作を読んだ身としては、深津一成の良さの一つはあの「良く分からなさ」でもあると思っているので、深津一成ピックアップはなかなか妄想が膨らみ切りませんね。だからこその観てみたさもありますが)。

 そういえば、登場人物の名前や簡単なプロフィールが字でハッキリと表現されることはありませんでしたね。会話内で名前を呼ばれるのを映画観客が拾っていくスタイルだったので、私の場合、拾いきれず一部の登場人物の名前を思い出せないまま最後まで観ていました。「たぶん、こうする(字で登場人物を紹介しない)ことでテンポが良くなるんだろうな」と勝手に解釈しながら観ていましたが、これもやはり「主人公を宮城リョータとした映画SLAM DUNK」という点では、不要なものを省いているとも見て取れました。映画を見ている観客の視点ではなく、あくまで宮城リョータの視点に寄り添った描き方というか。
 超個人的には、綾南高校の魚住が赤城剛憲を鼓舞するシーンが無かったのが魚住推しとしては寂しかったものの…やはりこのシーンも、宮城リョータを主人公とした場合は不必要。むしろ、入れてしまうと必要以上に風呂敷が広がってしまったり、テンポが悪くなってしまうような気がするので、強気に「不要」と言い切ってもいいかもしれません。ので、淋しくも納得しながら観ていました。(あ、でも一枚絵のような感じで一瞬だけ映ったのはファンサービス感があって嬉しかったです!)

 改めて、主人公の宮城リョータに寄り添いつつインターハイを見る映画・作品として、不必要なものはしっかり省かれていたんだなと実感します。無駄が無かったので飽きずに観られるというか。

 あと作画!女ヲタク視点が入りますが&湘北中心に語りますが…流川楓の見せ場の画が強くて流石すぎる。まつ毛バシバシ。三井寿も女性人気が高いですが、彼もまた、顔の良さを活かしながらも「エネルギー切れしても本能とバスケやチームへの想いだけで身体をなんとか動かしている(というか自然と突き動かされている)画」が見られて見ごたえありました。目のハイライトが無くて、でも元がカッコいいから良い感じの色気になってるやつ(本人からしたらそんな場合じゃないのは分かっていますが)。たまらん。
 また、私自身は、桜木花道や赤城剛憲といった、男臭いを通り越してゴリラのような?男の人間臭い表情が大好きなので、彼らの生き生きとした姿も、彼らの個性はそのままに(不必要に美化されることなく)しっかり描かれていて嬉しかったです。
 もちろん宮城リョータも、あと山王メンバーもそれぞれ色気があって、そう、皆それぞれ違う色気というか、生き生きと動いている姿が見られて良かった!原作である漫画の井上先生のあの絵柄がああいうふうに動くのをたっぷり楽しめて、もうこれだけでもファンとしてはワクワクドキドキが止まらなかったですね。彼らの動く姿ももっと、ですが今回登場していない人物たちの動く姿も観てみたいです…。

感想3:配役・演技…宮城リョータの耳で聞く、SLAM DUNKの登場人物の声・呼吸・間合い

 声優交代に関して、映画を見た後の簡潔な感想として一言「違和感が無かった」と表そうかなと思ったものの、そうではなく、「(一つの正解として)とても良かった」というのがより正しいのでは、と今、感想を書いていて思い直しています。
 再三記述しておりしつこくて申し訳ございませんが、今回の映画の主人公は桜木花道ではなく宮城リョータです。その主人公・宮城リョータを中心とした今回の声優陣の配役・演技として「これが良かった」と言えるなと。

 一例として、個人的なアニメ版お気に入りの流川楓を挙げます。
 アニメ版での声優・緑川光さんの演じる流川楓は、艶がありかっこよく存在感が強く、強気に表現するなら「もう一人の主人公」感すらありました。しかし一方で、その声は少し高めでかわいらしさもあり、コミカルな主人公・桜木花道とのバランスが取れた同い年ポジジョンという雰囲気もありました(実際、原作の流川楓は完璧超人ではなく抜けたところのあるかわいらしい面も持っていますし)。これらのアニメ版・流川楓の声の要素なのですが、主人公が桜木花道だったときに重要視される要素だと考えることができるかなと。桜木花道にとって流川楓は「同い年で、すかしてて、すげーむかつしアホだけど確かにすげーヤツ」という強烈な存在感をもつ人物で、それを体現していたのがアニメ版での緑川光さんの演技かなと。
 今回の映画の主人公は宮城リョータですが、「宮城リョータにとっての流川楓」はどんな存在でしょうか?もちろん桜木花道のときと同様に「すげーヤツ」には変わりないと思うのですが、桜木花道視点とは異なる部分も存在すると考えています。今回の流川は今まで以上に言葉が少なく、実際、宮城リョータと流川楓の二人きりでの会話はインターハイ前日?が初、といった描写もあったかと思います。こういったところから「宮城リョータにとっての流川楓」は、「桜木花道にとっての流川楓」ほどのインパクトは無い、という解釈をしました。でも、だからといって陰が薄いのではなく「ぶっきらぼうで、よく分からない後輩だが、どっしり構えているすげーヤツ」という存在として、宮城リョータのいる湘北メンバーの一ピースとして輝いていたことに間違いありません。この「よく分からない後輩」「どっしり構えている」「すげーヤツ」という要素を、言葉数が少ない中、今回の流川楓の声優・神尾晋一郎さんはしっかり表現されていたと思います
 もちろん、緑川光さんでも今回の映画の流川楓をきっと表現できるとは思うものの、「桜木花道視点の流川楓」を引きずることなく今回の「宮城リョータ視点の流川楓」を楽しむという点で、今回のような神尾晋一郎さんによる流川楓に出会えて良かったなと。

 一例に流川楓を挙げたものの、この「宮城リョータにとっての××(誰誰。登場人物)」…「宮城リョータにとって、この人物はどんな存在なんだろう」と考えると今回の配役や演技、表現はしっくりくるのではないでしょうか。
 個人的にはアニメ版の声優さんたちも好きなので、未だに「アニメ版声優さんでも見て見たかったな~」という想いは捨てきれないのですが…でも、それをこの「宮城リョータが主人公のSLAM DUNK」でやってしまうと、桜木花道が主人公だったときの視点が入り込んでしまうかなと。
 宮城リョータを軸に描いた場合の配役として、今回の配役・演技は自然というか、心地よかったように思います。

 この「誰を主人公にするかで声は変わってもおかしくないのでは」という話、もう少し続けます。
 少しずれた表現かもしれませんが…例えば、自分の声って「自分で聞いているとき(自分の身体から響く声も含んだ自分の声?)」と「自分の声を録音したものを聴いたとき」とで印象が違うことが多いと思うのですが、それとも近いかなと。また、自分の家族の声も「自分たち家族に向けて話す声・表現」と「家族以外に向けて話す声・表現」が異なると感じるときは無いでしょうか?同じ人間から発した声でも、物理的・心理的・エトセトラ、いろろなフィルターがかかっていて、誰が・いつ・どこで・どういった心境で聞くかで印象が結構変わると思っていまして。

 アニメ版の声優は、桜木花道を主人公として軸にしたときのフィルターがかかった登場人物たちの声。とします。
 ですが今回の映画では、宮城リョータが主人公で、過去のフィルターは不要。宮城リョータが各登場人物をどう思っているかを考えたときに、その要素を含めて演じれる声優は…という配役・表現として、違和感が無いどころか心地よく聞いていました。

 …自分で言っていてアレですが、そういう視点で、アニメ版と今回の映画を比べても面白いのかもしれませんね。例えば赤城剛憲の声。桜木花道は赤城剛憲を「ゴリ」と呼んでいるので、聴き比べしたらもしかしたら、アニメ版の方がゴリっぽかったりするかも。一方、宮城リョータは赤城剛憲を「ダンナ」と呼んでいますし、映画の中で「合わねぇ先輩だと思っているけれど、認めてもらっているし、自分も今は認めてもいる」といったような描写もあった認識なので、今回はその要素が強かったりするかもしれません。

 あ、あと出演声優のことでもう少し話しておきたいことが!

 まずは、主審が新垣樽助さんで「へぇ~贅沢な主審だこと」なんて思っていたら、方言指導にも新垣樽助さんのお名前がありめちゃくちゃ納得でした!今回の映画、沖縄弁もまた良い役割をしていますものね。(それと、原作宮城リョータも文字だから気づけないだけで実は沖縄弁なまりで話していたシーンとかあったのかもしれない、と思うとちょっとドキドキ)
 エンディングで、ひっそりと「お!?贅沢~」と思ってしまうお名前がちらほらあって、本編見ながら気づけず申し訳なくも楽しかったです。堀田徳男が稲田徹さんだったりとか。赤木晴子が坂本真綾さんだったりとか。
 それとピックアップしておきたいのが、野辺将広を鶴岡聡さんが演じていたこと!鶴岡聡さんのあまりにも馴染むけどひっそりとすごいというか非常に繊細な演技が実は大好きです。今回もクレジットを見て「うわぁ、やられた」と思いました。
 う~ん、流石、映画版SLAM DUNK。豪華。これを知った状態でまた観て味わいたいですね。

感想4:音楽…宮城リョータはロック。なのかもしれない

 先ほど、配役・演技に関して「誰を主人公にするかで変わることの面白さ」「今回の主人公・宮城リョータ視点で一新」といったことを記述しましたが、この話は主題歌やBGMにも言えることだと思っています。(※まだ主題歌の歌詞は確認しておらず、曲の与える印象で話しています。歌詞に触れたらもっと理解が深まりそうですしやった方が良いとは思うのですが、映画内で歌詞が文字で表示されることはなかったことから、映画を楽しんだそのままの印象で記述させてください。)

 アニメ版の主題歌は人気な曲が多く、私も大好きなので(『君が好きだと叫びたい』『世界が終わるまでは』『あなただけ見つめてる』等)、こちらも変わっていてやはり最初はショックだったのですが。
 今までの桜木花道が主人公のアニメ版を引きずらない、かつ宮城リョータを軸に…と考えると、今回のロックな曲たちはとてもハマっていました。
 正直なところ、懐かしさを求めたくなる気持ちもありますしそういったバージョンも観てみたいです。が、懐かしさは余計なフィルターとして排除し、新たに、宮城リョータの想いに寄り添ったサウンドとして…今回の主題歌やBGMのロック調の曲は、宮城リョータが兄ソータから教わったアグレッシブさ、彼が培ってきた泥臭さを表すのにとても似合っていたなと。武骨なかっこよさをひしひしと感じました。

 そういえばインターハイの試合シーンに関して、湘北が優勢の際はロック調のBGMがかかっていました。一方、劣勢の際はロック調ではなく、シンセ主体というかEDM、ダンスミュージック、電子音楽…こういったジャンルに近いBGMが使用されていて、湘北メンバーの興奮・緊張が分かりやすく音に反映されていました。
 宮城リョータ自身もですが、宮城リョータを軸にした湘北に関しても、今回はロックで表しているのかなと思い始めています。どういうシーンで・どのBGMが・どう使われているかに関して、もっと聴き込みたいところ。

 また、迷いや疲労が出ていたシーンでは音が籠って聞こえる、といったエフェクト面、シーンに合わせて音量も微調整されていたり本当に重要なシーンでは無音になったりといったボリューム面だったり…映画の最初、ソータとリョータの1on1のシーンのバスケットボールの弾む音が既に最高(映画SLAM DUNKに求める音が聴けて感動)だったのですが、そこから始まって最後まで、BGM・音にもすごく気が配られていた印象でした。

さいごに:そのほか感想

 ここまでいろいろ長々と書いてしまいましたが、シンプルに面白かったです。湘北メンバーそれぞれの想いがだんだん繋がっていくところ、そして一つとなって怒涛の追い上げを見せるところは泣けた、というか泣きました。漫画を読みなおしたり出演声優を確認し直してからまた見たい。きっとまだまだ気づいていないことがたくさんあるので。

 この映画の製作発表があった際に私の頭に勝手に描いてしまっていた「アニメ版が豪華になって映画になる」という勘違いから解き放たれ(製作陣の皆さま、すみませんでした…)、主人公を宮城リョータにして今までとは別の視点であの名試合を描いたのがこの映画なのだと知った今。タイトルに含まれている「FIRST」は「原作の漫画・今までのアニメとは切り離した、新たな(初めての感覚で楽しむ)SLAM DUNK」という意味だったんだなという実感がやっとわいてきたところで、その楽しさ・面白さを知って「こういった映画がまた見たいな」と思ってしまっています。現実になる可能性は低いけれど、一ファンとしては、また別の登場人物の視点で、こういった映画が見てみたい。私個人としては、例えば海南・牧の視点で海南湘北戦とか。その時も今回のように、(牧だったり)主人公にあたる人物の目線を大切にしたストーリー・描写・配役・音が新たに組まれたら尚嬉しいです、というかそうであってほしいです。

 そしてここまで書いていてアレですが、今回の映画、原作を読んでいること前提だったりするのでしょうか?一部(例えば登場人物の名前とか)は原作読んでないと追いつくの大変そう、なんて思って見ていましたが。でも、原作を知らなくても気づけることはきっとあるだろうし。原作未履修の方の感想とかも、もしいらっしゃるようなら気になります。

 ちなみに今回、有休を使って平日少し早めの時間、空いている映画館で観てきました!しかも前列にいっさい人がいない、隣にも人がいない、自分の後ろも3席分くらいは人のいない状態で。これが大変良かったです。自分が映画館苦手なので人が少ない方が嬉しい、という個人的事情もありますが、この映画、BGMのボリュームやエフェクトも臨場感に一役買っていて、大事な無音シーンで物音立てられたりとかしたら魅力が半減しかねない…まぁこういった楽しみはこの映画に限ったことではないのですが、無音の緊張感を味わいたい方は極力人の少ない映画館・時間を選んでみてはいかがでしょうか。

 ということで、今回は感想文を思うがままに書いてしまいました。長文失礼しました。
 ちょっとでも興味ある方、見て損はないどころかきっと楽しめると思いますので是非。
 以上、どうぞよろしくお願いいたします!

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