健くんごと。(アートについて考えてみた)
今回は、三宅健くんのお話ではなく、
健くんがアートについて語っている記事に触発されて
私自身がアートについて思ったことを書いていこうと思います。
美術館に足を運ぶのは昔から苦ではなかったです。
よく分からなくても、作品の脇にある説明文を読んで分かった気になっていた。
美術館に行って気に入った作品があると、
ショップでその作品のポストカードを買って帰る。直感で “あぁ良いな” と思うもの。
家に帰って大切にポストカードをファイリングするのだけど、
今思えば、そこからあまりそのファイルを開けてないな。。。
美術作品を自分の手元に置くのは、ハードルが高くて考えたことはない
部屋の温度や湿度の管理なんて、植物のお世話だってサボりがちの私には、きっと長くは続けられない。だから、素敵な作品はポストカードで充分。
でも、健くんの記事を読んで思ったこと
もっと子供の頃から美術作品に触れる機会があったら、また違った興味の持ち方があったのかなということ。
作品のサブスクなんかは、小学校とか中学校とかで積極的に取り入れて、定期的にいろんな作品を見ることが出来たらいいだろうなと思った。
本物を置くのは難しいと思うから、レプリカとかないのかな
昔からある有名な古典的作品から、近代美術まで1年通して触れられたらとても勉強になるだろうと思う。
いや勉強というより、美術作品が当たり前に存在する感覚になるんじゃないだろうか
健くんが特に現代アートに興味を持っていることから、私も健くんに倣って現代アートを見に行ったりもした。
でもね、正直、よく分からなかった。ごめんなさい。
でもね、でもね。私は、見られて良かったと思ってる。
コンセプチュアルアートって単語も健くんから教わったけど、
意味も調べたけど、調べれば調べるほど、よく分からなくなった。
“概念”ってなに??
概念の意味を調べても、まったくピンとこない。
でもね、ここまできて私が思ったのは、
自分が感じた違和感が大事なのかなってこと。
健くんが以前、東京新聞さんとコラボした
「三宅健とめぐるアート。」で紹介してくれていた作品をいくつか見に行った時に感じていたのは、
“?” だったり “あぁ、これは好きかも” という感覚。
自分の感覚と人の感覚のズレ。作家さんの概念と自分の概念の擦り合わせ。
何が良いとか、悪いとかじゃない
それもあって、あれもあって。違和感を受け入れる。
それを私は、アート作品を観るための楽しみにすれば良いのかもしれない。
この見方すら、私だけの感覚であって、他の人とは違うのだと思う。
人それぞれ、健くんのアートとのふれあい方ともきっと違う。
記事を読んで、健くんきっかけでアートに興味を持って
ただ観るだけじゃなくて、何を感じたのか考えたとき
「多様性」という言葉が浮かんできた。
日本人は美術館に足を運ぶことが多いという。
それって、他人が良いと言っているものを自分も見て、
そして自分も良いと感じて、人並みであることを好いているのかもしれないと思った。
“出る杭は打たれる” が有名な、日本の特徴なのかと思ったり。
けれど最近はアートコレクターさんたちが自分の好きな作品を、
他人の評価をもとにするのでなく自分の直感で自ら集めているという。
「好きなものは好き。誰かの評価を待つのではない」
そういう、右に倣えじゃない考え方が多様性に繋がるのかな、と
自分の好きな作品はもちろん、違和感を覚えてもそれを楽しいと思える。
自分の想像していた通りにいかなかったとき、不満を口にするのではなく
ズレていく感覚を否定しないで受け入れて、時には肯定できたら
そうしたら人の感覚はもっと裕福で幸せになれるのかもしれない。
なんて、考えた。
アーティストさんのギャラリー
私も行ってみたいと思ったりするが、本当に独特の雰囲気があって入りづらい。
でも、その敷居の高さを下げないことは、私も賛成。
だから、見に行く私たちがその高さを越えられる人になれたらと思う。
今まではズボラでプチプラで、いかに消費しないで日々を過ごすかを考えてきていたけど、
最近、健くんを推すようになって、健くんが接点を持った化粧品や洋服を真似て購入するようになって、
少しずつ、自分のために使うお金が自由になってきた気がする。
無駄遣いと言われてしまえばそれまでかもしれないが、
「オタクが経済を回している」とはこのことか、と思ってしまう。
今まで使わずにケチっていたお金を、少し自分の使う化粧品や洋服に使う。前よりも質の良いもの、より大切に使おうと思う意識
天災などで被災した地域のものを意識的に購入したり、
失われつつあるものに興味をもって遠方まで見に行ったり。
自分の立っているステージを、1つずつ新しいものへとステップアップしていけたら、
いつかギャラリーへ足を運べるような人間になれているかもしれない
いろんなことに興味を持って、時にはこうして考える時間をもらって
そうやって自分をアップデートしていけたら、いつか格好いい大人になれているかもしれない。
もう、年齢的にはいい大人になってしまったけれど、
目の前で輝くアイドルについて行ったら
もっと心豊かな素敵な人生が待っている気がする。
そんなことを考えるきっかけになった記事でした。
いろいろ考えたから、また改めて美術館行ってみようかな
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