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【ねこのおはなし】はるくんの容体についてというおはなし

お宅の猫様寝てますか?
朱祥です。

毎週日曜日19時にネコ記事をUPしていましたが、
今回は自分の気持ちの整理と診察の備忘録のつもりで投稿させてください。

先日、このようなつぶやきをUP致しました。

結論から申し上げますと、現在、陽大(ハル君は実は漢字だったのです。(はると)なぜこのタイミングで言うのか自分でも謎すぎる・・・)は
本日、緊急入院致しました。

備忘録のつもりで経過を書きます。
ちょっと長くなります。


2月2日
夜、嘔吐を10回以上繰り返す。
水分不足になるため、シリンジでお水を25nl飲ませるも嘔吐。
動き回って鳴いているが、表情はそこまで逼迫していないような感じだったので夜間病院には行かず自宅で様子を見ることにした。
朝方4時、激しく鳴いている。
あやしても陽大は身体の置き場所が無いらしく、体調が落ち着くまで鳴いていた。
私も陽大も寝不足。


2月3日
仕事から帰ってみると嘔吐した形跡がなく、私は一人焼き肉を堪能中。
そんな中、大きな声で鳴いたかと思うと身体を丸めて明らかに具合が悪そうにしている陽大を見て、
すぐに病院に電話。来院して診察。
血液検査は無し。
エコーで入念に診る先生。
胃の中はからっぽ。腸の中に6ミリ程度の異物を目視できる。
何かを飲み込んだという可能性もあるが、たいていは便であることが多い為、様子を見ることにする。吐き気止めの粉薬、1日/2回出され、その場では吐き気止めの注射を1本されるに留まった。
しかし、先生が言うには
「この薬を3日間飲んで吐き気が止まらない場合、バリウム検査をしてどこで引っかかっているのか検査しなければならない。吐き気が止まれば来院しなくて良し」との診断を受ける。


2月4日
陽大は相変わらず食欲がない。
あげているのはロイカナのカリカリ。
大好物のはずなのにほぼ、食べていない。
自宅で吐き気止めのお薬服用開始。ちゅ~るに混ぜれば問題なく食べてくれる。ありがたい。
また朝方鳴いていた。あやしても落ち着くまで時間がかかった。
私への後追いが普段より多くなっている気がする。
私の姿が見えなくなると鳴き始める。


2月5日
比較的、穏やかで吐き気はなく過ごしているが、とにかく食欲がない様子。
食べたい気があるのかご飯更の前でじっとしている。
変わらずシリンジでの飲水は続けている。
夜は卓時(たくと。たっくんも漢字があります。だから、なぜ今のタイミングで書く?ホント、自分で謎)にくっついて寝ている。
お兄ちゃんと一緒に寝ている陽大を見てほっとする。
血の繋がりが無くてもやっぱり兄弟と呼べる存在がいてくれて助かっている。ありがとうお兄ちゃん。


2月6日
吐き気止めが効いているせいか、仕事から帰っても吐いている形跡はない。それだけで安心する。でも、ご飯は相変わらず減っていない。食べてないのが気になる。21時頃になると激しく鳴きだすのは何故なんだろう・・。
あやすのに時間もかかる。夜鳴きは今日もしていない。
表情を見ても逼迫している様子を感じ取れなかった。
卓時にべったりくっついて寝ている。寝顔を見ているだけで安心する。
生きていてくれてありがとう。と、2人(匹)を見ていていつも思う。
陽大にとってありふれた日常を早く取り戻してあげたい。


2月7日
吐き気止めの薬は飲み切った。吐いたりしないかな、という不安だけが残るが親の私が心配しすぎるのもいけないな、と思い直す。でも、まだ食欲がなくご飯の前で丸くなっているばかり。パウチのご飯をあげてみるも、食べ方がわからないのか水分だけ舐めとってやめてしまった。ちゅ~るのような食感の水分補給用のパウチをあげたら喜んで1袋完食。吐き気なし。
試しに強制給仕でよく使う手のロイカナをジューサーで粉々にして猫用スープで伸ばしてあげてみたが撃沈。1口も食べなかった。
わいさんが心配して「明日、病院に連れて行ったら?」というので吐き気は無いが病院に連れていくことにする。
朝方はお兄ちゃんにくっついて寝てくれていて本当にありがたい。


そして、今日。2月8日。

私はスタバでコーヒーを買って診察開院する30分以上早く病院について、診察券を病院に提出して車の中で待っているのがいつものスタイル。
陽大、がんばろうね。

病院には特に何にも言ってないけど、診察時間を15分ぐらい早めて診てくれる。こういう所、本当に感謝してる。

診察室に入って、今までの経過を先生に説明したら早速エコーで診てくれた。

胃には食物がなし。
腸にあったはずの6ミリの異物もなし。便もなし。

うーん。と先生がうなる。

血液検査してみようか。お母さん、結果出るまで待合室で待ってて。

我が家は年に1~2回、健康診断を先生にお願いしている。
健康なうちから血液検査のデータを取っておきたい。という私の強い意向だ。
病気になった時、個々のデータが財産になる。と素人ながらに思っている。
大抵、わいさんが来た時に連れて行っているので、今、どういった病院にかかっていてどのような先生に診て頂いているのか、というのはわいさんも承知している。
今、通っている先生はわいさんが非常に信頼をおいている先生だ。
理路整然とわかりやすく、治療方針もハッキリとしている所がお気にりなんだそうだ。
私の家から近い所もポイントが高い。

10分ほどして、血液検査の結果がでた。

何も問題がなかった。

腎臓、膵臓、肝臓の数値も何にも異常ない。

先生は、残るは腸だ。と言う。

あのさ、人間だってそうだと思うんだけど、
いきなり大腸カメラしないでしょ?
下痢だ、なんだって言っても最初は内科的治療するじゃない。

ネコも同じなわけ。
まずは内科的治療。

吐き気はおさまったみたいだけど、この子、食欲がないんでしょ?
実際、一週間前より体重も落ちてる。
何かね、あるんだよ。やっぱり具合悪いっていうのは間違いない。

じゃ、何をするか?

血液検査でさ、なんにも悪い所がないでしょ?
でも、食べないんでしょ?
これね、絶対ダメなのが「食べない」ってことなの。

食べてないから栄養がないじゃん。
そうすると身体の中で何が起きるかっていうと、脂肪をね、肝臓に一気に集めていくわけ。
生きていく為にね。食べてないからエネルギーがないからね。
でも、「一気に」「集めすぎる」っていうのが難点でね。
それで脂肪肝になっちゃうの。

食べてないのに、脂肪肝になっちゃうのよ。
これ、本当に厄介でね。
だから、今、血液検査で正常なうちに食べてもらいたいわけ。
脂肪肝、本当に厄介だからね。
今、すべきことは
「食べてもらうこと」
点滴して吐き気なく身体に栄養を届けてあげること。

だからね。お母さん。
入院して様子みた方はいいと思うんだ。
自宅でさ、がんばってもいいんだけどね。
どうする?

入院

どうするって?どうする?

どうしたらいいの?

頭の中が真っ白になる。

今日は、今日はね。
私の中では、エコーをしてもらって食欲でるような注射があったらしてもらって、何か栄養がある・・そう。ヒルズのa/d缶のような少量で栄養が取れるようなご飯があるならそれを貰って。。。

それが

入院?

あ、あの。
私、前に飼っていたワンコに1年ぐらい点滴毎日していたし、
なんなら鼻カテーテルも自分でしてたし、
それじゃ、ダメなのかな。

そういう意味じゃないのかな。

だけど、先生を信じた方がいいんだよね。
そんなこと言ったって、だって、入院って。

入院って・・・・。

「あ・・あの。じ・・10分待って頂いてもいいですか?」

やっと言えた言葉。
そう。
そうよ。
わいさん。。。わいさんに聞いてみないと。

「あ、いいよー」
先生はにこやかに言ってくれた。

慌てて病室を出てわいさんに電話かける。

10コール、出ない。切る。
10コール、出ない。切る。
10コール、出ない。切る。

もう、この時間で繋がるのは無理だ。

どうする?

今、陽大は後追いもひどい。
分離不安症になっているかもしれない。

どうする?

手をぎゅううって握った。

何が正解なの?

陽大にとって。

でも、決めなきゃ。

私が 今 決めなきゃ

手のひらに爪の跡がつくぐらい握りしめる。
大きく深呼吸をする。

入院させる。

点滴セットさえあれば、自宅で点滴できる。
でも、吐いて苦しんでいたら?
病院が開いてない時間に万が一があったら?
先生が言うように、脂肪肝になってしまったら?

ぐるぐるぐるぐる

考えがつかない。

でも、

私は「入院させる」を選んだ。


最適かどうかなんてわからない。


今、手を打っておきたい。

全身麻酔で大腸カメラを入れなきゃダメな前に。

やれることをやっておきたい。


絶対 後悔したくない。

今、自分に出来る最大のことを陽大の為に。


病院では、まずは栄養の点滴、吐き気の有無。
体重の推移。
等を診てくださるようで。

大きなことではなさそう。

先生に
後追いがひどいこと、不安分離症になっているのかもしれないこと、
朝方の鳴き、など、お話しさせて頂いた。

「そっか、やっぱり具合悪いことは間違いないんだね。うんうん。
猫ちゃんはさ、ストレスとかにも弱いからさ。
どうしても病院だし環境違うとね、眠れない子もいるもんだから、
何かあったらお母さんにすぐに連絡するね。ご飯は?普段何食べてんの?」

ご飯のことも詳しく伝えた。
何を試してダメだったのか。何がスキだったのか。
時間を割いて聞いてくださった先生には感謝しかない。

退院時期の明言はハッキリされなかったけど、
きっと経過観察入院だと思うし、短期間で戻ってくるんじゃないかな。と思う。早かったら明日の夜にでも戻ってくるかな。と淡い期待なんかして。

お話しをさせて頂いている後ろでは、看護師さん達が点滴の用意をすでに開始していた。
それを横目にして、「どうか、お願いします」と深々頭をさげて病院をでた。

陽大は、生まれてから一度たりとも一人で過ごしたことはない。
いつも、誰かしらの側にいたし、お泊りだってさせたことはない。

私の耳元で、チリチリと陽大がつけている鈴の音が聞こえるような気がする。

帰宅途中、やっぱり涙が流れてきて。
くっそぉ、と思って踏ん張った。


はると。

はるくん。

離れるのが不安なのは、ママも一緒だよ。

はるくん。

どうか、どうか、がんばって。


家に帰るとお昼近く。

冷蔵庫には冷やご飯が入った器が2つ。
大きくよそったご飯と、小さくよそったご飯。

迷わず、大きいご飯をとってレンチン。
レトルトカレーもレンチンしてかけて食べた。

ご飯をいっぱい食べて元気だそう。
レトルトの「カレー曜日」美味しいな。
買っておいてよかった。
買い置きって大事だよね。


ばた ばた ばた

涙が流れてくる。


涙がしょっぱいって、なんか歌詞にあった気がする。

でも、こっちはカレーを食べてるんだから、そんなのわかんないもんね!

どうだ、まいったか。


ばた ばた ばた

食べている最中、ずっと涙が流れてくる。


夢中で、カレーをかきこむように食べる私。


はる・・・

はるくん

はるくん

はるくん


やっぱり、1日だけでも離れるの、辛い。

命に別状がないのに。

今は血液検査も問題ないのに。


小さな命が、自分の中でこんなに重い。


カレーを食べ終えると、猛烈に眠気がきた。

腕の中ではお兄ちゃん猫の卓時が心配そうにこちらを見ている。

瞳の中に私が映っていたので修正かけてます。見苦しくて申し訳ありません。

自宅に帰ってきてから、改めてわいさんに電話すると繋がった。
入院する旨を伝えたら驚いていたけど、きっとわいさんも同じ気持ちなんだと思う。

ああ、ダメだ。眠気に勝てそうもない。
ちょっと横になろう。

お布団に入ると、あわてて卓時もきてくれる。

「一緒にいてくれてありがとうね」

小さく伝えた。

陽大のフォローも、私のフォローもしてくれる。

本当に、お兄ちゃん、ありがとうね。


夜、仕事帰りのわいさんから電話があった

「やっぱりさ、明日、はるを迎えに行ったらどうだろうか」

実は、昔、我が家に気の強い孤高のシャム猫「れお菜」がいた。
享年4歳。

病名もハッキリわからないまま、腸が石灰化しているということで手術をして、その後、あれよあれよという間に虹の橋を渡ってしまった。

私もわいさんも、治療方針や術後の経過で多少、思うことがあった。

今回、陽大が入院しなければならないのか決断を迫られた時、思い出したのはシャム猫れっちゃんのことだった。

万が一、また、れお菜のようになったら・・・。
その想いはぬぐうことは出来ない。

それは、わいさんも一緒だった。

加えて、陽大は一度も一人でお泊りをしたことがないこと。
いつもお兄ちゃんには強く当たるけど、本当はビビりで気が弱い所があること。甘えん坊なこと。

言い出すとキリがないほど、入院というのは陽大にとってストレスがかかりすぎる案件であることはわかりきっていることだった。

でも、私は入院に大きく舵を切った。

わいさんに、なぜ私が入院をさせたのか、ということを説明する。

わいさんは
「先生にお願いするのは全く問題ないんだけど、れっちゃんのことがあるからさ・・・」

うん。

私も同じ想いだよ。

でも、先生を信じてみようと思うし、きっと短期間の入院だよ。
仕事の都合で日、月曜日は迎えに行けないって伝えたし、早ければ明日に退院になるかもしれないよ。
明日も土曜日も19時までやってるって先生も言ってくれたよ。

わいさんはそれ以上、なんにも言わなかった。

私の部屋は、しんと静まり返っていて、
卓時はぐっすりねている。

ああ

静かだな。

はると

どうか、少しでも眠れていますように。

少しでも、食べれますように。

身を割かれるぐらいの想い

早く いつもの日常が戻りますように。


* たっくんが尿路結石症ということで治療中ですが、今、症状が落ち着いているなら急いで病院に連れてこなくても大丈夫、とのことでしたので、今回はハルくんの方を優先させて治療しております。


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