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2022.06.22

今日観た映画

「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」。
マーガレット・クアリーのチャーミングさ、シガニー・ウィーバーのカッコよさ。
帰ってきてからオフィシャルサイトを読んだんだけど、実話なんだね。実話ベースの映画、苦手なんだけど、とてもよかった。
くすぶっているすべての人へ。

映画『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』オフィシャルサイト (bitters.co.jp)

FUTURESCAPEその後

映画を観に行ったので、その他のことはブリの照焼を作ったくらいしかしていない。
仕方がないので、昨日一部載せた「FUTURESCAPE」出演前に準備した(けどほとんど使わなかった)原稿を載せてしまおう。


想定質問の表現は、少しアレンジしています。

1)
猫歌人ってなんですか? 他にもいらっしゃるんですか?

【仁尾】
2004年から短歌を作り始めたんですが、2011年くらいから「猫歌人」を自称し始めました。この先、自分が一番「体重をかけて書ける題材って」って考えたときに明らかに「猫」だったので、じゃあもう名乗ちゃえ、と。
他にはいないと思って、一昨年最初に上梓した『猫のいる家に帰りたい』のオビには「世界初の猫歌人」っていう大げさな惹句を書いていたのですが、「いや、万が一があるぞ……」とギリギリになってから「たぶん世界初の猫歌人」と直してもらいました。猫の短歌を書いている人はたくさんいますが「猫歌人」と名乗った人はいないと思います。

2)
そもそも短歌を仕事にしようとしたのはいつ頃?

【仁尾】
あまり短歌を仕事にしよう、という意識はなくて、「短歌を知らないような人にも自作の短歌を読まれたい」という欲求が先でした。遠くに届くとうれしい、みたいな気持ちが強くて、だとすると、商業誌に載れば遠くまで届きそう、みたいな感じで、企画書を書いて、出版社に持ち込んで、連載させてもらって……という感じです。

3)
自由詩ではない「短歌」を表現の手段にした理由。

【仁尾】
もともと、短歌を作り始める前はより自由な「五行歌」という自分の呼吸で改行して五行で書く歌を書いていました。その後、枡野浩一さんの「枡野浩一のかんたん短歌blog」というブログで投稿短歌を募集していたのを見つけて投稿し始めたのがきっかけです。
短歌の57577のリズムって自覚している以上に浸透していて、持ち運べる(暗唱できる)サイズであることが強みだと思っています。

4)猫の魅力は?

【仁尾】
猫の魅力……。いくつか短歌にしているので、それを読みますね。
《猫はいい 僕が思っているほどは僕を気にしていないのがいい》
《猫のいいところは無視をされたって傷つかなくていいってことだ》
《わかっているのかわかっていないのか わからないのが猫のいいところ》
《星空と猫は似ている 眺めたらなんか悩みもないものになる》
《今したいことしかしない猫といて僕もあしたを心配しない》
《猫を飼う いいことも困っちゃうこともこんなはずではなかったことだ》

つまり、よくも悪くも猫といるとおおらかになるような気がします。諦めることが多いので。

……と、こんな感じで準備していました。
これ以外にもいくつか想定質問があって、それらへの回答も準備していったのですが、それらはだいたい放送時に話したことと同じなので、割愛。

明後日6/24は

6/24(金)21:00からは『猫のいる家に帰りたい』発売2周年記念スペースです。何を話すかは全然決めていません。
「#猫歌人のスペース」のタグへの質問や感想などのひと言は、いまのところ0件だけどめげずにがんばります。

短冊

におみくじの「CATS」150首に対して、「LIFE」が120首なのは、短歌の数が足りなかった……わけではなく、短冊が足りなかったのだ。「LIFE」に付け足すかどうかはわからないけれど、短冊は今後も使うかも、と思って、追加注文した。
前と同じ「アラベール スノーホワイト<76.5kg>」は在庫がなく、似た紙ということで「アヴィオン ホワイト <76.5kg>」を注文して、きょう届いた。
なにに使うのかは、よくわからないけれど、あると便利そう。

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仁尾智(におさとる)
そんなそんな。