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TOという言葉がひどく苦手な私の世界

''TO''という言葉が、この世には存在している。
これはトップオタク、の略だ。
応援してくれている人達の事をヲタクと総称する世界線で、中でも1番の人を指す言葉。

この言葉を、私はあまり使いたくない。

理由は単純、苦手だからだ。聞いた瞬間、なんとなく、心にもやもやしたものが蓄積される。

世の中にTOという言葉が存在すること自体は別になんとも思わないし、私じゃない活動者達にTOがいようがいまいが興味は無い。だが、こと私を応援してくれている人に関しては「1番」とか、そういう概念を、周りに認識できるような形で定義づけたくはない。

人との関わりあいの中で、生まれた何かは、そういった、''比較''と絡んだ表現で表されるべきではないと信じているからだ。

応援のカタチ

私は自身の定義に沿った、素敵な人間(=お給仕を通じて生涯えがお時間を増やせるようなメイド屋さん)になることを目指し、日々活動している。

この活動に対し、応援してくれてる人は1人1人尊くて、みんなすごく大切だ。

応援の形は、Twitterでいいねを押すことから、配信でのコメント、noteを読んでくれること、サポートの利用、各SNSを拡散、実際に会いに来てくれること、 チェキを撮ってくれること、シャンパンを下ろしてくれること、など多岐にわたる。

年齢層は、高校生から定年後の方まで。
女の子も、男の人も、どちらでもない人もいる。

私は有名インフルエンサーでもYouTuberでもない、ただのしがないメイドだから、そんなに数は多くないけれど、私にとっては沢山の人に、この活動を支えてもらっている。



そんな中で

そんな中で、誰が1番、と決めて何になるのか。
そもそも1番ってなんなのか。
何を指標に1番とするのか。

会えた回数?
知り合ってからの歴?
伝えてくれた愛の数?
使ってくれた金額?

何を持って1番とするの?
1番と言われた人を、TOと呼ばれた人を、集団への勝利感や優越感で気持ちよく満たしてあげるため?
となればある種のご褒美?

TOとは、活動者から感謝の伝え方として選ばれた言葉なのだろうか。それともファン同士からの賞賛か。

ファン側が自身の指標で1番を目指すのは自由だが、勝手に周りが定義づけ、誰かをちやほやするのはこちらにとって迷惑だ。活動者側はそう思ってなくて、そういうの私は思って無いからね、と伝えていたとしても、あいつがTOだ、というような風潮ができてしまう。

応援される側は1番を定義付けてはいけないはずだ。沢山の人に応援される存在になりたいのなら、そして推しメンをそういう存在にしたいのならば、それを定義づけたり認めたり崇めたりすることは、辞めた方がいい。

だって、だれかを1番だと定める時、そこには1番になれなかった人たちが存在してしまう。
これで傷ついてきた人たちを私は知っている。
だからTOなんて定義づけるのは苦手なんだ。


君と僕でつくる物語

前提の話。
私の中で、一人一人との関係は''個''として存在している。出会えた一人一人、その人としか話せない話があって、その人としか作れない笑顔があって、その人としか味わえない感情がある。

2個前のnote、''お給仕が好きを因数分解する''、でも書いたけれど、私は、唯一無二の「あなた」との関係性が変化していく過程を愛している。
あれはいわば、あなたと私、2人きりで、0から物語を作っている感覚に近い。

''君と僕で描く物語(ストーリー)''
というやつは、一人一人、別の世界に存在していて、どれも比べようがないほどに大切なもの。それらを同一世界に持ってきて、比較し、争ったりして欲しくはない。

ファン同士をバチバチさせて、勝利した1人を特別視するやり方の方が、利益的には良くて、稼げるのかもしれない。
けれど、絶対に短期的な関係になるだろう。

私は私に関わってくれた皆のことを、私が一緒に生きていきたい皆のことを、長いスパンで愛したいし、''今''応援してくれている全員を、ちゃんと幸福感で満たしたい。

だから、どんな形の応援もちゃんとうれしい。

応援してくれた分だけ
伝えてくれた分だけ
心が通じあった分だけ。

そういうふうに、君と僕との間で通じる確かな愛や感情や世界があればいい。


誰が偉い?

1番会えたから偉いとか、
歴が長いから偉いとか、
そういう事は本当にない。

もちろん、その分関係性は深まるから、そういった人が私の人生において、特別大切な存在になることは確かだ。

でもそれは、私とあなたの物語が、すごく強固なものになるだけであり、他の人と比較するのは違う。

だから、周りよりも優先して欲しいとか、特別扱いを願われるのは本当に困る。コンカフェの性質上、お待たせさせてしまうのは仕方ない。むしろ、沢山の人と笑顔をつくりたい!という夢を持った私を応援するとはそういうことで、今日はあいつ人気そうで良かったな〜、まぁ俺の推しだしそりゃそうだ、なんて思っていただけると嬉しいのです。わがままかなぁ

私は嘘の笑顔でお給仕したくない。心から楽しいとき、それが君にも伝わると信じている。だから、嫌なことは嫌と伝える。それはそれは勇気と体力がいることなのに、それで拗ねられたりしたらもうね、嫌だよ。
君との物語を続けることに、つかれちゃう。

注意しても治らなかったり、私か人気になるのが辛くてしょうがないなら、とても残念だけど私のことを応援するのはずっと辛いと思う。悲しいけど、応援するのを辞めた方が幸せかもしれない。



あなたからの愛は特別なもの

これまでも述べてきたように、私はあくまで「あなた」と「私」のストーリーを作っているので、「あなた」がくれる想いは他と比較するものではなく、特別に、いちばん嬉しいものだ。

だから、生誕イベントで、他の人もシャンパン空けてるなら自分の力なんていらないよね、とか思わないで欲しい。金額が安いから申し訳ない、とか言ってくれる人もいるが、本当にそんなことない。他ならぬ「あなた」から頂いた気持ちだ。間違いなく、この世で1番うれしいに決まっている。

全部、すっごく力になるし、涙が出るくらいいちばん嬉しいし、あなたから貰うから価値があるんだよ。それを忘れないで欲しい。


世界に1人だけのあなたと

私はあなたとの物語が世界で1番すきです。
とっても愛おしいです。

そこそこ沢山の本を読んできたけれど、こんなに素敵で、心躍る、暖かい物語はないんです。

世界に1人だけのあなたと、わたしで、物語を紡いでいける今日を大切に。まだ出会っていない人は、そんな日がはじまるのを、心から夢見ています。

価値を感じてくれること、生きる糧です。 カフェでの1杯や、本代にさせて頂きます☕️ noteのコメントには返信機能がないので、こちらで感謝を込めた返信をさせて頂きます✉️♡‪