初めてコロナになった
8月の下旬。
自分の「変わりたい」という気持ちが
奥底にあった"何か"に火をつけて
それが地道な行動へと結びついた。
毎日、自分を変えようと、行動し始めた。
小さな、ほんとうに小さなことから初めて
これで変わらなかったら
ここまでやって変わらないのかと思うほどに行動して
それでも変わらなかったら、諦めがつく。
けれど、果たして、そこまで自分でやったのか。
自分で、そこまでやり尽くしたことが、ほんとうにあるのか。
変わりたいと強く願い、行動に移せたとき
少なくとも何かが動いて、変化して、カタチとなった経験を
自分は持っていた。
そしていま、そこで躓いているということは
厳しい言い方をすれば「自分はできるのにやってない」ということ。
そういうことなんじゃないかと
1年半くらいかけて、なぜか今になって少し腑に落ちて
「もうやるしかない。行動するしかない」に、変わった。
そうして、誰にも見えないところで
自分にしか見えていないところで、行動し続けていた。
2週間が経って、少しずつ変化が起こり始めてきた矢先。
夕方から喉の違和感を感じた。
そもそもいま、派遣で働いているのはフルリモートの環境だ。
誰かと密接に接触する場がほぼない中で
そんなことは起こらないだろうと思っていた。
でも、案の定、その夜は眠れず、翌日に発熱。
コロナ禍になってから3年が経ち、5類感染症に移行した今も
発熱に対応してくれる町の病院は、僕の住んでいる田舎にはほとんどない。
病院探しから苦労し、ようやっと対応してくれる病院を見つけても
すぐに対応はしてもらえずだった。
これはあくまで自分の実体験でしかないから
憤りとかではなく、ただ事実をそのまま書いている。
病院での診察の後、コロナの検査はあっさり陽性。
過去の「10日間隔離する」みたいなことではなくて
いまは「5日間は自宅療養を徹底し、外出は義務ではなく極力避けてください」
ということで、だいぶ緩和されているようだった。
そして10日間はコロナが身体に潜伏している期間なので
マスクは着用必須。
重症化しやすい高齢者との接触はなるべく避ける、とのこと。
注意事項を受けて、自宅療養をスタートする。
発症0日に当たる日は、喉の違和感で済んだが
1日目には発熱して39度4分にまで達する。
高熱からくる倦怠感が半端じゃなく
過去に何度もかかったインフルエンザなどの比ではなかった。
もう、少しでも動くのはしんどいと感じるほど。
その高熱は2日、3日と続いた。
解熱剤(自分が処方されたのはカロナール)を服用して
3〜4時間ほどは熱が少し下がり38度台になるけれど
そこからまた効果が切れて39度に戻るのを繰り返す。
熱のつらさで眠れないのが、とにかく堪えたし
それに引っ張られてメンタル的にもダウンしたのが
より苦しい状況に陥らせる原因となった。
メンタルの部分で病気を患っている人は
コロナになると、よりしんどくなってしまうなと、感じる。
そして、3日目の夜。
ようやく、熱が下がった。
それまで薬を飲んでも一向に落ちなかった体温が
一気に平熱まで戻ってくる。
全体的な倦怠感もなくなり、心も少し持ち直した。
心と身体は、繋がっているんだなと、改めて実感する。
いま4日目。
残っている症状は喉の痛み、咳、痰、少しの倦怠感。
これが全体的に治ってくれば、完全な快復になるのだろうか。
気持ちもそれなりに落ち込んだりもしたが
自分の「変わりたい」という気持ちはちゃんと残っていて
なんなら「もっとやってやるんだ」という、気持ちが今はある。
ちなみに、コロナの治療薬として処方されている「ゾコーバ」は
この9月までは無料で処方されるようだが
10月からは有料だと言われた(わりと高額らしい)。
処方してもらう際には医師から「同意書にサインをして」と言われ
副作用のリスクが高いのではないかと身構えたが
実際に服用して4日経ってもまったく問題はなかった。
(副作用としては主に消化器系が悪くなるのがメインと聞いた)
「ゾコーバを飲むメリットってなんですか?」と医師に尋ねると
「1日早く熱は下がるよ」という話で。
それだけなのかというツッコミも入れたかったが
僕は服用を選択した。
「自分はコロナにはならない」
そんなことを思っていたけれど
こうしてあっさりとコロナにかかった。
コロナになってしまった今となっては
それは誰でもかかる可能性はあるよな、と思う。
ただ、コロナ禍に入ってすぐの時よりは
明らかにそこまで身構える必要はないのかな、と。
快復してから、また自分の「変わりたい」を
真っ直ぐ突き進みたい。
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