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長時間手術の実際

こんにちは

今回は長時間手術についてです。
手術によっては、30分ぐらいで終わる手術や、長いと10時間近く手術をするものもあります。

器械出し看護師は、術式によりますが、朝一手術入室1時間前からガウンを着て準備を始め、次にガウンを脱ぐのは夜勤がくる17:00ぐらい、、なんてこともあります。
およそ9時間ほど器械出しとして清潔を保つこともあるのです。(基本は昼の食事交代で手をおろしますが、訓練中の術式はそのままやらされることがあるのです。つらいですね。)

私も心臓血管外科のながーい手術から夕方手を下ろしたとき、疲労と妙なハイテンションになっていました。
トイレ行きたいとか水飲みたいとはすぐには思わなかったですね、不思議です〜。

しかし!長い時間集中し続け執刀している医師たちはさらに疲れますよね。
まあ第2助手はたまにコウを引きながらうとうと😴なんてこともあるあるですよね。
(わたしはたまーに鑷子で突付いて起こしてあげていました🤫)

私が経験した手術では臓器摘出後、1度腹腔内を濡れたガーゼで覆い、執刀医と助手が一度トイレ休憩にいくことがありました。(10分程度)
麻酔科医、器械出し看護師は残り待ちの時間になります。
いつも思っていました、なぜ器械出し看護師も休憩にいけないのかと。

お留守です。残念です。

執刀医や助手に関しては交代がきかないため、1度リフレッシュしてまた集中する、というのが結果的によいパフォーマンスが生まれるのですね。

そして長時間手術が終わったあと、手術室内は形容しがたい達成感に満たされます。

仕事後、携わった何人かで飲みに行くこともありました。楽しかったですね🙂

たくさんの時間と集中力が必要な手術室看護師ですが、終わったあとの医師たちとの一体感は他の部署には負けない絆があると思っています。

今日はここまで🌝

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