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もうすぐ入籍できるかな?(国際結婚)

こにゃにゃちは。
静香・ランドリーです。

筆者の住む九州も、数日前から秋風が吹き荒ぶようになりました。
急激に寒くなったせいか、ニャンコたちが戸惑っている様子。一向に外へ出ようとしません。

故に、家中が始終”運動会”なワケでして。
まぁ、元気で何より。

さてさて。
現在、fromカメルーンのパートナーと事実婚している筆者ですが。
ようやく、入籍の目処が立ちました。

最大の難関だった婚姻要件具備証明書!(こんいんようけんぐびしょうめいしょ)の申請が終わったー!!!

これは相手側の書類ですが、日本のお役所に婚姻届を提出するときの必須アイテムです。

婚姻要件具備証明書は,日本国民が外国の方式によって婚姻する場合に,当該日本国民が日本の法律による婚姻要件を備えていることを証明するものであり,市区町村役場,法務局若しくは地方法務局,大使・公使若しくは領事も発行することができる取扱いです。

因みに、この”結婚なんちゃら証明書”を発行しない国もあります。
が、しかし。
代わりにパスポートや出生証明書、独身証明書及び独身宣誓書などなど、相手の身元を保証する書類をかき集めなくてはいけません。

カメルーンは、ちゃんと発行してくれるお国だったので、そこはクリア。
でもね。このたった1枚の証明書を申請するまでの道のりが、まぁーーー大変だった。

婚姻要件具備証明書の申請(カメルーン編)

婚姻要件具備証明書の申請に必要な書類は、以下の通り。(コピーは全てカラーにしておいた方が間違いないです)

【パートナー/男性・カメルーン】
⚪︎VISA(在留カード)のコピー
⚪︎パスポートのコピー
⚪︎出生証明書の原本&コピー
⚪︎カメルーン本国発行の独身証明書
⚪︎(離婚歴があれば)離婚受理証明書

【筆者/女性・日本】
※書類は全てフランス語に翻訳すること(大使館指定の翻訳会社あり)
⚪︎戸籍謄本
⚪︎身分証明書(運転免許証orマイナンバーカードorパスポート)のコピー

筆者の書類は、大使館指定の翻訳会社『日仏文化協会』へ郵送して、”日本語からフランス語への翻訳”を依頼しました。(戸籍に載っている全ての名前のローマ字表記をメールで伝える必要があります)
戸籍謄本1枚+送料で、見積もりは10,280円。1週間ほどで返送されてきました。

書類の準備が整ったら、カメルーン大使館のHPにアクセスして『婚姻希望申請書』をダウンロード&印刷。
相手と本人の連絡先や住所(現住所と本籍)を記入します。

これで、やっと完了。
でもね、あくまでも”申請の準備が整った”状態です。

⚠️全ての書類はコピーして手元に残しておくことをお勧めします⚠️

2人の証人を連れてカメルーン大使館へ出向く

全ての書類を持って(先に郵送しても良し)、今度はパートナー本人が大使館へ直接出向く必要があります。
しかも、彼が独身である&身元がはっきりした人物であると証明するために、2人の証人を連れていかなくてはならない・・・。

前もって、証人となる人の身分証明書のコピーを大使館へ郵送、大使館が証人の身元を確認した上で、「じゃあ〇〇日に大使館へ来てください」と連絡が入ります。

そこで大使がお出迎え。
本人+2人の証人の前で、『カメルーン大使館発行の独身証明書』にサインをしてくれます。
つまり、独身証明書は”本国で発行したもの”と”在日大使館で発行したもの”の2通が必要なワケですね。

どんだけ「独身ですから!」って言わせる気かしら。

⚠️これは2021年10月現在の情報です⚠️

情報が少ない上に大使館も決して親切じゃない

申請をする上で、あまりにも知識が乏しかった筆者。(もちろんパートナーも)
調べまくったものの、如何せん情報が少ないのです。
大使館に問い合わせても、まず向こうの説明が難しすぎて困惑。
「カメルーン人と結婚するんだから、もちろんこれぐらい知ってるよね?」的なニュアンスで来るからね。

あとねー、カメルーン大使館ねー、毎週金曜日にしか仕事してない。
いや何らかの業務は遂行しているんだろうけど、直接やりとりできるのが金曜日の8時から17時まで。
なのにいざ電話しても出ない。
毎週金曜日が鬼電の日でした。

「弁護士が介入するとスムーズに進むらしい」と聞いたので、途中で雇おうかと考えたものの・・・何と安く見積もっても費用が11万円。申請だけなのに11万円。
速攻で断念しました。

結局は全て自力でやり遂げたのですが、結婚しようと決意してから必要な書類の申請が完了するまで、トータルで3ヶ月かかった(笑)。 

カメルーン大使館との死闘(?)でボロボロになりかけつつ、まぁ結果オーライでしょうか。

しかしながら。
この証明書と婚姻届をお役所に提出したとて、すぐには受理されないのでありんす。
提出から更にひと月、”申請預かり”の状態で待たされます。

そこで法務省からOKが出たら、晴れて婚姻届受理!
筆者の戸籍が独立して、そこに”愉快な仲間”の扱いでパートナーの名前が追加される予定です。
外国人って、戸籍もらえないんだよね。

国際結婚って大変です

たくさんの情報が手に入る世の中で、いやはや手探り作業でした。
ネットで調べまくり、知人に聞きまくり、そして大使館と法務省に電話しまくり。

因みに、婚姻届について地元お役所の窓口へ問い合わせた時は
「カッ・・・カメルーンですか?・・・アフリカ?」
ってな具合で、右往左往させてしまいました。ゴメンなさい。

田舎なので、国際結婚自体レアです。
筆者の地元でも、外国籍(フィリピン)の奥様を迎えた男性は多いようですがね。
”対アフリカ”のインフォメーションがない。
問い合わせしているだけなのに、窓口には4人の職員さんが並ぶ始末でした。

何やら分厚い本を広げて調べてくれて、しかも関連するページをコピーして覚え書きまでしてくれて。
重ね重ねゴメンなさい。

いろんな人の”ちょっと手助け”に救われながら、やっとこさ申請を完了することができました。

現在は『婚姻要件具備証明書』が自宅に届くのを待っております。
つか予定では3日前に来ているはずだったのに、未だに音沙汰ないのよね。
・・・また電話せねばならぬのか?

♪鬼電の金曜日ぃ〜♪

それでは、アデュー。

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