自分の心を見つめる~マインドフルネス
あなたに悩みごとや不安はありますか?
そんな時、あなたは自分の心をコントロールできますか?
過去の失敗を悔やんだり、未来の不安にかられたりして、さまざまな悩みを抱え苦しんでいる人は少なくないようです。昨今は長引くコロナ禍の影響もあり、人と接触する機会が減ったせいか、その数は増えているともいわれています。私もどちらかといえばコントロールは苦手かもしれません。ただ、最終的には「なるようになる」と、開き直りともとれるような腹のくくり方もできはするのですが……。
そんな自身の心に向き合い、あるがままを受け入れる心を育てる訓練として、昨今注目を集めているのが『マインドフルネス』です。マインドフルネスとは、
「現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程である。 瞑想、およびその他の訓練を通じて発達させることができるとされる。語義として『今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに捕らわれのない状態で、ただ観ること』といった説明がなされることもある。 しかし、とりわけ新しい考え方ではなく、東洋では瞑想の形態での実践が3000年あり、仏教的な瞑想に由来する。(中略) 仏教本来のマインドフルネスでは、達成すべき特定の目標を持たずに実践される。 医療行為としてのマインドフルネスは、ここから派生してアメリカで生まれたもので、特定の達成すべき目標をもって行われる。 マインドフルネスは、大きくこの2つの流れに分けられる」(ウィキペディアより)
ある調査機関によれば、20~60代の女性の悩みごとランキングは、上位から健康状態、家計、仕事、容姿・美容、生きがい、家族との関係、育児・子育て、家事、恋愛・結婚、親の介護とのこと。男性の場合でも順位の違いはあっても項目としてはあまり変わらないはずです。いつの世代も悩みは尽きないもの。歳を重ねるごとに悩みは積み上がっていくのかもしれません。そう考えれば、忘れてしまうことも必要な資質かもしれません。
最終的には開き直れるとはいえ、私自身、マインドフルネスの手法を手に入れることができれば、もっと楽な生き方ができるかもしれない、最近はそんなことを考えたりもします。
ところが最近、悩みごとを解消する手段を見つけました。と言ったら本人から叱られるかもしれませんが、それは生後10日足らずの赤ちゃんと接すること。喜怒哀楽、まるで百面相のようにさまざまな表情を見せてくれます。天使のような笑顔を見せてくれたかと思うと、お腹が空いた、おむつが気持ち悪い、眠たいけどなかなか眠れない、などといったときにはぐずり、泣き声をあげます。一体何を考えているのだろうかと考えながら、その表情をじっと見ているだけで、私自身は悩みごとから解放され、穏やかな気持ちになれるから不思議です。泣いているときは、少し申し訳ない気持ちになるのですが。
赤ちゃんがずっと居てくれるわけではなく、頼りっきりでもいけないので、少しはマインドフルネスについて勉強してみようかと考えています。