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コロナがもたらした『学ぶ楽しみ』


最近、思い立って、英語の勉強をはじめました。これまでも幾度となくチャレンジしては途中で挫折。「英語を話せないままに人生が終わってしまうのかー」と、大袈裟と思われるかもしれませんが半ば諦めていました。


そんな私に再び奮起を促したきっかけは、コロナ禍による自宅時間増で、私の周囲でも「時間の使い方が変わったー」という人が少なくありません。キャンプやゴルフ、その他のアウトドア、そしてさまざまな自己啓発にお金と時間を割く人が増えたようです。


私にもいくつかの変化があり、そのうちの一つが英語です。最初はYou Tubeや海外ドラマを見聞きして、耳を慣らすことから始め、参考書を数冊購入し、最近ではTOEICの公式問題集にチャレンジしたりしています。学生時代にはあれだけ苦痛で、その後もずっと苦手意識を払拭できないでいたのに、最近では楽しみでもあることが不思議です。


私にとって英語を学ぶ楽しみを感じるのは、単なる暗記ではなく、言葉が持つ意味の奥深さに触れたときです。

例えば『foster』

ある里親支援団体が『フォスタリング機関』に指定されたと聞いたときには、『fostering』と言われても全くピンときませんでしたが、『foster』は「子どもを里子として育てる」という意味のほか、「発展させる」、「助長する」などがあり、「(考えや希望などを)心に抱き続ける」という意味もあるそうです。熊本市西区の慈恵病院が運営する『こうのとりのゆりかご』に携わってきたものとして、里子を含む全ての社会的養育を必要とする子どもたちが「心に希望を抱き続ける」そんな環境であることを願いました。


もう一つ挙げるとすれば『facilitate』

意味は「容易にする」、「促進する」、「円滑に進める」、「手助けをする」等ですが、思いっきり意訳すれば「参加者のやる気を高めてチームワークを醸成し、創造的なプロセスを経て成果を引き出すこと」。『facilitation』は、熊本市長時代にこれから求められる職員の大事な資質として推奨してきたものであり、多様性の時代には、公務員に限らずその必要性はますます高まっていると感じています。とても大事な言葉として心に刻みました。


あらためて、ただの暗記ではなく、言葉から派生する意味や想像される場面・未来像を思い描くことが楽しみです。それは学生時代と違って「受験のため」ではないからかもしれませんね。とはいえ、長続きさせるためには近い目標も大事だと思うので、いつか腕試しの試験を受けてみようとは思っています。

恥ずかしくない点数だったらこの場で公表するかもしれませんよ。

期待せずにお待ちください(笑)

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