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それぞれのコロナ自粛明け

今週、約2ヵ月ぶりに出勤した。

保育園休園に伴い休業していた間、感染も恐ろしかったし、ただでさえマミートラック中なのに今回のことでいよいよ私の席はなくなるかもしれないと思い詰めたり、子育てと孤独と水道管工事の工事音と人の気配と度重なる断水でかなり参っていたけれども、毎日8~9時間眠り、目覚まし時計のいらない生活と、家族で食事がとれる(一応は)日々は、いい面もあって、たった2ヵ月のブランクなのに、なんかもう社会復帰がひたすら不安だった。

とりあえず遅刻せずに一週間終えられたことにほっとしている。

下手すると始業時間に目覚めたりしていたもの。

この2ヵ月の間に、会社のシステムが変更になっていたり、当然事業は動いていたわけで、空白を埋めるのに苦労したが、手元でストップしていた仕事はわずか2~3日で片付いてしまった。

悲しいかな、マミートラックの負荷の軽さよ。

弊社は在宅勤務を終了したようで、環境的にはあまりコロナ以前から変化を感じない。みんな元気でよかった。

ただ、代表電話を取る、というメイン業務では、仕事量がやや減っているような気がする。そして日に日に回復してきている。

メイン業務は電話番なのに、なぜか営業事務やら営業やらもやらされるようになっており、今週は比較的忙しく過ごした。飛び道具が必要なので、ワードちらしクリエイターと化していた。元々営業マンの司令塔な部署にいたからだろうが、コロナ後の営業活動をどうすればいいのか、見当もつかない。

情報を集め、お客さんの反応をみながら、しばらくは手探りで進めていくことになりそうだ。

一方、息子は登園再開したのだが、実は4月に転園したばかり。

慣らし保育期間中に緊急事態宣言が出て、風邪で休んだ日もあったので、実はまだ5日しか通えていない。

そこに2か月の間をあけて、急にフルタイムで預けられるのだ。

大丈夫かと、心配した。

幸い、迎えに行くと元気に出てきてくれ、先生も「全然大丈夫でしたよ~」と仰ってくださった。

毎日嫌がることなく登園してくれたが、ちょうど週の中頃の木曜日だっただろうか。迎えに行くと、いやいやしているのを先生が諫めているところだった。片づけ終わったおもちゃをまた広げたがっていたらしい。

しかし、その後の先生の言葉が素敵だった。

「今日は、いやいやしたり、お友達と使いたいおもちゃが重なってしまったりして、「む~~!!」ってなっていることも、先生に甘えて独り占めしたがることもありました。息子くん、これまで新しい環境ですごく気を遣ってくれていたので、そういう素の姿が見られてよかったです!」

なんと、前向きで、ありがたい言葉。

そして息子、そんなに気を遣っていたのか。

「そうですね、あまり食べなかったり、大人しめにしていたので、こんな反応するんだ!って思いました。今はまだ人数も少ないので、今のうちにお互いそういう姿をいっぱい出し合って、慣れていけたらなと思います」

家では元気でエネルギッシュで、イヤイヤしたり、飛んだり跳ねたり乗ったり蹴ったりしては親を振り回してくれる天使なので、先生のお話は新鮮だった。

2歳児も、2歳児なりの、気遣いがあるのだろう。

そして、子供の相手というのは綺麗ごとや楽しいことばかりではないと、親として日々感じているのだか、そういう面も含めて、まるごと子供たちを受け止めて、その様子を楽しそうに語ってくださる先生に、「あぁ、このお仕事好きなんだなぁ」と尊敬の念が生まれた。

保護者会も見学会も、コロナの影響でなくなってしまって、担任はどんな先生方なのか、他の保護者や子供たちの様子や、園での1日がどんなものか、何も知らない状態で丸投げしていたけれど、多分、大丈夫だと思える出来事だった。

でも土曜日には4時間もお昼寝していたから、やっぱり疲れていたんだろうな。

夫も完全在宅勤務から出社へと切り替わった。とはいえ、家族の体調不良や状況の変化に備え、いつでも在宅に戻れるよう準備しながら日々働いているようだ。

正直、ずっと在宅で働きたい様子。そりゃそうだろう。
私も夫の様子を見ていて、在宅で働くことに憧れた。手に職が欲しい。

そんなこんなで、少しずつ戻りつつある日常に、まだちょっと疲れている。まだまだ油断できないし、すべてが元に戻ることはないだろう。

自分の人間としての未熟さや、キャリアの悩みをいよいよ解消しないと苦しいと突きつけられた自粛期間を抜けて、さて、これからどうしよう。
課題だらけだけれど、今週、手探りで生きていくのも、それなりに楽しいな、と感じたので、右往左往、試行錯誤していきたい。

なにしろ生きていくことが目標なので。

#エッセイ #育児 #コロナ #ワーママ

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