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法律論、司法試験予備試験など

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司法試験予備試験や法律に関する記事のまとめです。
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#司法試験予備試験

【予備試験短答対策メモ】会社法役員任期まとめ

役員の任期を以下に簡単にまとめました。 ・取締役⇒2年  委員会型会社取締役⇒1年  監査等…

すずきかんた
12時間前

【司法試験予備試験短答対策メモ】民法婚姻規定等の内縁への準用(主に判例)

民法の婚姻に関する規定等は、内縁関係にも準用されるか。 全体の傾向は、生活実態に即した規…

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【予備試験会社法短答対策メモ】株主総会特別決議事項

株主総会特別決議事項(会社法309条2項各号)についてまとめました。 以前もまとめましたが、再…

【予備試験短答会社法対策メモ】分配可能額制限

分配可能額制限に服するのは剰余金配当と自己株式取得(これが原則)。 例外(=分配可能額制限無…

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弁護士になるために法学部に入学?

私は弁護士になるために、中央大学法学部に入学した。 だが、その選択が正しかったのか、正直…

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すずきかんた
1か月前
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【会社法】会社の公告方法まとめ

会社の公告方法について軽くまとめてみます。 予備短答対策のお供にどうぞ。 会社法上の公告…

すずきかんた
1か月前

『一般的客観的に判断する』という規範

…一般的客観的に判断する…。 法律を学んでいる読者の方の中には、こんな規範を見た事がある人や、論文や答案で書いた事がある人がいるだろう。 筆者も答案や論文を書く際に、書いた事がある。 しかし、よくよく考えると、この規範には違和感を覚える。 はたして本当に「一般的客観的に判断」できる人なんているのだろうか。 所詮答案や論文の当てはめなんて、某有名人の言葉を借りるならば「それってあなたの感想ですよね」だ。 当てはめをする者の裁量次第、というか。 人間は主観的にしか物

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改正民法772条まとめ。

すずきかんた
2か月前
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令和5年予備試験論文式試験労働法答案

第1、設問1 1、A社はBに対して、A社が負担した海外研修費用の返還を請求することができるか…

すずきかんた
2か月前
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令和5年予備試験論文式試験刑事実務基礎科目答案

設問1(1)  Aが所持していたNKドラッグストア会員カードは無記名であり、それがVのもの…

すずきかんた
3か月前
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令和5年予備試験論文式試験民事実務基礎科目答案

設問1(1)  保証契約に基づく保証債務履行請求権 設問1(2)  被告は、原告に対し、220万円…

すずきかんた
3か月前
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令和5年予備試験論文式試験商法答案

第1、設問1 1、乙社としては、本件決議の取消訴訟において会社法(以下略)831条1項1号の事由…

すずきかんた
3か月前

令和5年予備試験論文式試験民事訴訟法答案

第1、設問1 1、Yは、②訴訟は民事訴訟法(以下略)262条2項の「同一の訴え」に当たる旨主張し…

すずきかんた
3か月前
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令和5年予備試験論文式試験刑事訴訟法答案

第1、設問1 1、本問で裁判官は、甲を住居侵入、強盗致傷の事実及び本件暴行の事実で勾留することができるか(刑事訴訟法(以下略)207条1項本文)。本件暴行の事実については逮捕が先行しておらず、いわゆる逮捕前置主義に反しないか問題となる。 (1)逮捕前置主義とは、ある被疑事実で被疑者を勾留しようとする場合、当該被疑事実についての逮捕が先行していなければならないとするものである。その根拠は、刑事訴訟法の条文の文言(204条~207条参照)、および、逮捕勾留は共に被疑者の身体を拘束