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機械式駐車場は負の遺産?!(ビル新聞コラム 第21話)

まさかの機械式駐車場再建築!! 一方、築12年で使用停止も!


最近、非常に興味深い話を聞いた。築12年のマンションで機械式駐車場を使用終了、つまり通電を止めて運用を停止するというのだ。

 このマンションの機械式駐車場は昇降横行式と呼ばれるもので、パレットが水平と垂直に動き、車を出し入れするタイプのものだ。都心部で広く採用されている。

 駐車場の利用契約が満車に近い場合は、使用者から毎月支払われる使用料が組合会計の収入となり、マンションの財政に寄与する。しかし、利用率が下がると管理組合の収入が減るだけでなく、電気系統の修理、部品交換、錆止め塗装等維持費に出費がかさみ、管理組合の会計を圧迫する要因になる。

 一般的に都心部マンションにおける駐車場使用率は、経年で漸減する。マンションと共に居住者も年を重ね、車を手放す人が増えるからというのが定説だ。これが正しければ、機械式駐車場はマンションにとって早晩、負の資産になると言えるだろう。

   それを、なんと再建築したマンションがあるというのだ・・・

続きを読む(前文と後書き)



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