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キラワレモノ生活

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僕は今年で中学三年生になる学校の嫌われ者。
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2-3. イジメラレルモノ

イジメラレルモノ ゔ…。もう…限界…。 その時 ガラガラ… 先生が入ってきた。めっちゃタイミングいい…。 杉原先生は入ってすぐ僕のことに気がつき駆けつけてくれた。 先生「どうした柳矢。顔色が悪いぞ。大嶋、和泉、離してやれ。」 優:がく「はーい。」 晶は咄嗟に弁当を隠して何も言われなかった。 トイレを出たタイミングで杉原先生が教室から出てきた。 先生「これから保健室に連れて行くつもりだったんだが…大丈夫か?」 僕「まぁ…なんとか。」 ”俺…保健室って今まで入ったことない

2-2. イジメラレルモノ

イジメラレルモノ あのあとずっと考えていた。 「味方だよ。誰がなんと言おうとな。」 ”俺は何も言ってないぞ…?” いや、そうなんだよ…そこがわからない…。なんでわかったんだろう…? おかげで夜しか眠れなかった。 ”いや健康的じゃねぇーか。” ほんとに健康的すぎて僕もびっくり。もっと何かあるかと思ってた。 何もなかったらなかったでいいことには変わりないけどな。 先生「ほらお前ら席につけー」 あれから1週間が経った。 晶たちは相変わらず僕をいじめるし、渉は僕のことをぼっちって

2-1. イジメラレルモノ

イジメラレルモノ 次の日、如月晶の隣には例の小判鮫こと大嶋優がくっついて歩いていた。 僕は唯一の友達である戸部渉と玄関で出会った。 僕「おはよう渉。」 渉「あ。ぼっちじゃんおはよう。」 僕「いい加減その呼び方やめろよ。去年も言ったよな。」 そんな会話を交わしながら階段を3階分上がり各々の教室に行く。 僕の教室。3-Aについた。 晶、優、がくの3人がこちらをみてニタニタ笑う。 ”今日はなんだろ。” と考えてふと思った。 ”今日はなんだろ…?” 時間割の話でも給食の話でもない

1−1. はじめの一歩

僕の通っている第二中学校は今日も平和だ。 「ねぇねぇ。去年噂になったいじめられっ子ってあの子だよね?w」 「あの身長がちょっと低めの子?w」 「そうそうw」 「噂になってるよねw可愛そ〜w中学に入って2年間ずっとでしょ?wよく学校これるよねw私だったら絶対不登校になってるわw」 「やめときなってw聞こえちゃうでしょw」 ただし一部を除いてだが。 初めの一歩 今日から学校が始まる。いわゆる新学期と言うやつだ。今日は新しい学年でクラス替えがある。誰と同じクラスかな。 ”で