たった1着されど1着
私は夢がある。
ドイツに行く。
正確には、ドイツに行き音楽療法を学ぶ。
その為には、やはり最低限の資金は必要だ。
だから、Wワークをすることを決めた。
呉服屋で働く。
呉服屋で働きたいと思った理由は3つある。
①広い世界を見たかった
②祖母が生花や着物に興味があった
③元職場の先輩がご利用者様に浴衣の着付けをしていた
将来また福祉業界へ戻ることが目標だけど、なんせ私はアルバイト経験が少ない。(ファストフード店、喫茶店、学習会スタッフ…)
もっと広い世界を見てみたいと思った。
また、元々祖母が生花や着物に興味がある人だ。幼い頃はその良さはよく分からなかった。
でも、歳を重ねるごとにそういったことに興味が出てきた。
そして、呉服屋で働いてみたいと思った出来事がある。
元職場の先輩は看護師かつ着付けができる人だった。
職場にて夏祭りを開催した時には、ご利用者様の希望またはご家族様の了承を得て、ご利用者様に浴衣の着付けをしていた。
夏祭りに参加するスタッフの着付けもしてくれた。
ご利用者様はもちろん、ご家族様にも好評だった。
私もその時に着付けしてもらったのだが、浴衣姿の私を見てご利用者様がとても喜んでくださった。
その姿を見て、たった1着と言ってしまえばそこまでだけど、その1着が自身にとってすてきな1着であればあるほどそのパワーは大きい。
そんなことを感じた出来事だった。
その出来事を通して…
私自身の着付けはもちろん、将来福祉の現場で関わることになる方がもし希望して下さることがあればぜひ着付けをしてみたい。
決して強制するものではないけれど、もし希望があればそのお手伝いをしたい。
家族や友人の着付けもしてみたいな。
周りに対してもだけど、自分に対しても思いやりを持って自分の心を見てみぬふりしない。大切にしたいこと。
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