平凡サラリーマンの10年録〜平凡学生が内定に至るまで〜

前回はこのNoteの目的(自己整理、自己満足)と私の過去のスペックを記載して終わったが、平凡スペックの私がどのようにして内定を得たのかを紹介する。

はじめに結論を言うと、

私は運良く、世間で言う一流企業に入社

することができ、紆余曲折ありながらも今もその会社で勤めている。
平凡なスペックしか持たない私がどのようにして大手企業から内定を貰えたのかを、3つのポイントで紹介してから社会人編に進みたいと思う。


ポイント①:早期の就職活動準備

私が大学生の頃は12月から企業説明会が開始され、大手企業の採用は4月中には完了するスケジュールが一般的な時代だった。
その為、一部上場の大手企業に行くには4月までの準備で全てが決まると言っても過言ではなかった。
そんな中、私は大学3年生になる前にいくつかの準備に着手を始めていた。
実際に着手した準備は以下である。

・業界研究

・自己分析

・自分がゼミ長になれるゼミ選び

具体的に何をしたのかを記載すると下記となる。

・業界研究


ここは現在勤めている会社・業界がバレる可能性があり、詳細は割愛する。
ただ、業界研究については大学2年生の段階で一度実施しておくことをお勧めする。
実際企業説明会などが始まるとスケジュールがタイトになる為、詳細な業界研究をする余裕はなくなる為である。

また、インターン枠やインターン経験者しか採用しない業界や企業なども存在する為、業界研究や企業研究は早ければ早いほど良いと思う。
実際私自身は、大学2年生になる前に一度実施しており、その時はその当時住んでいた地区の自治体志望(公務員志望)であったが、その夏には民間に切り替えて研究をやり直していた。
結果的にこれが就職活動をや市場を俯瞰的に見ることにつながったと感じており、調べていくうちに希望業界や企業が大きく変わることもあるので、早い段階で一度検討してもいいかと思う。

・自己分析


ここで言う自己分析は大きく2つに分けられる。
「自分自身の強み・弱み」「自分の価値観」である。

自身の強み弱み
ストレングスファインダー等のツールがある為、これらを活用することは一つの手段だと思う。
私自身は3年生夏には現状の強み・弱みをエピソードベースで話できるように準備をしていたのを覚えている。
⚠️参考の為、ストレングスファインダーのリンクを貼っておく

自分の価値観
ここに対する正解はない為、過去の自分の決断に対する感情や理由を掘り起こしてみたり、自分の目標(異性にモテたい、お金持ちになりたい 等)を一度漠然と考え、抽出していくことが大切だと思う。
私自身は浪人生活や一人暮らしをきっかけに、自分の存在価値について考える機会が多かったので、そこにスポットライトを当てて業界選びに活かした。
実際に私自身は「誰かの役になってお金を稼ぎたい」「一般サラリーマンよりもいい給与を手にしたい」などを考えており、その2つの要素の掛け算で業界を決めた。
*浪人時代や大学時代の詳細な話は後日綴らせて貰います。

・自分がゼミ長になれるゼミ選び


正直私はここが1番のキーポイントであり、我ながら戦略的に就職活動を進める上で、最も成功した要素だと思う。

当時の就職活動で人事担当者が主眼を置いて学生を見ていたポイントは
「バイトを頑張ってたこと」「サークルをまとめていた」ではなく、

「学業にいかにウェイトを置いて精進していたか」


であると推察し、ゼミ活動を軸に考えるように自身はしていた。

もちろんはバイトやサークル活動を通じて自身の強みを見つけ、アピール出来る方はその方が手っ取り早いと私も思う。
ただ、就活の時期にはサークルの副会長やバイトリーダーが大量発生する為、平凡なスペックの学生には他との差別化が難しく、人事担当者の印象に残りにくいのが現実である。

一方、ゼミ活動は組織規模や研究テーマなどで差別化がしやすく、例え他の学生とテーマが被ったとしても、別の視点を用いてアピールが出来るチャンスの多いコンテンツである。
さらに、ゼミ長になれば全ての企業が欲しがる

「リーダーシップのある人物像」を作り上げることができる

ので必然的に差別化と需要の高いポジションを確保できるのである。
学生時代は面倒事を避ける人が大半の為、ゼミ選びを間違えなければ、
ゼミ長になるのもそこまで高いハードルではなく、チャレンジするだけの価値はあると思う。

ポイント②:プライドを捨てた就活戦略

私のプライドの無さは、なりふり構わずゼミ長になったエピソードからも伝わった方と思うが、説明会参加や選考進捗についても同様のアプローチを行った。
実際は私は就職活動時期に
企業説明会参加:150社以上、ES提出:100社以上、面接参加:50社以上
参加し、とにかくチャンスを増やすように努めていた。
業界や企業規模もまちまちでこの参加数だけみると、切羽詰まってどこでもいいから内定が欲しい追い込まれた学生でもここまでの数はトータルで受けないのではないかと思う。
参考までにある日の1日のスケジュールイメージを掲載する。

敢えて参加数の少ない日数の日をイメージしたが、最低でもこれぐらいは毎日動き回っていた。

この徹底して数を打つスタイルが内定につながった大きな要素だと思う。仮にこれから就職活動をされる平凡スペックの学生さんが、たまたまこの記事を見かけたら、一度プライドを捨ててバカになって就職活動を考えて欲しい。

ポイント③:一貫した主張とポジショニング戦略

最後は一貫した主張と就職時のポジショニング確保が重要であったと思う。

・一貫した主張


一貫した主張とは
「ES〜最終面接まで同じ強みとパッションをバカの一つ覚えのように継続して伝えること」
をここでは指す。

優秀な学生は複数の優秀エピソードを持ち合わせるが、平凡な私が出せるエピソードは多くても2つが限界・・・その2つのエピソードを鉄板ネタになるまで一貫して話し続けることでブレない強みをしっかり伝えることができると考えた。

・就職時のポジショニング確保

ここでのポジショニングはGW時でのポジションを指す。
多くの企業では「司会、書記、タイムキーパー、発表者」に役割分担を分けるように指示があるが、私は常に発表者のポジションを確保するようにしていた。

理由としては、「人事担当者の印象に残りやすい」「発表者は諸刃の剣のため、意外と避ける人が多い」からである。
GWでは「主体性、柔軟性、傾聴力、言語化、集中力・・・」など
多くのスキルが求められているが、

人事担当者も多くの学生をふるいにかける為、フォーカスするポイントを絞っているのが実情かと思う。
その点を考慮すると最後に発表をすることで
間違いなくそのGWで最も強いインパクトを残せることができる

ただ、このポジションは諸刃の剣であり、
失敗するとほぼ確実に選考に落ちる為、注意が必要である。
このリスクを0に近づける戦略もあるが、これは興味があると言っていただけるコメントなどがあれば別途綴ろうと思う。

ここまで、3つのごく平凡なポイントについて紹介してきたが、
平凡なスペックの学生でも戦略的に考えて、準備することで大手企業や一流企業に内定を貰える可能性は十分にある。
ただ、現代の学生はハイスペックである為、我々の時代と異なり、より密度と計画性の高い事前準備が求められているので大変だなと思う。

ここまでは平凡スペックな私が戦略性とプライドを捨てることで、なんとか内定を勝ち得たリアルについて語ってきた。
ここからは、実際に入社した一流企業入社後のの現実について語っていく。

To My Next Episode…


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