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【今週の振り返り】東京市場、歴史的値動き/ 内田副総裁ハト派発言/ 米景気不安後退

<読了目安時間:25分>

今週は激動の一週間でしたね。特に月曜と火曜の相場は、とてもじゃありませんがまともな値動きとは思えない状態でした。長く相場にいるとたまにヘンテコな相場に出くわすのですが、今週は特に異様だったと思います。

巷では、これまでの円安を演出していた円キャリートレードの巻き戻しで急激な円高が発生し、それが日本株急落をもたらしたという話が注目されています。が、その因果関係は不確かです。高速取引(アルゴ)も大分悪さをしていそうですからね。
そもそも1つの事象で相場に起きたことの全てを語ることなど出来ませんので、円キャリートレードの話もあくまで相場の一側面にすぎないこととして捉えると良いでしょう。因果関係を本格的に明らかにしようとすれば、学術論文が少なくとも4, 5本は書けそうです。

さて、そんなパニックを演出した今週の相場ですが、月曜のISM非製造業景気指数や水曜の日銀・内田副総裁の発言などいくつか注目すべきイベントがありました。ピークを迎えた日本の主要企業決算も含めて、今週の要点を記事にまとめましたので、振り返りの材料としてご活用ください🙌

日経平均株価構成銘柄の週間騰落率
引用)TradingView
S&P500構成銘柄の週間騰落率
引用)TradingView
米政策金利の織り込み度合い。9月FOMCでは0.25%ptの利下げと0.5%ptの利下げ予想が拮抗している。

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