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エヌビディア、時価総額世界首位 / 背景と今後の見どころ

<読了目安時間:16分>


米国時間6月18日(水)の株式市場でエヌビディア(NVIDIA)の株価は3.51%上昇。同日終値でエヌビディアの時価総額は3兆3350億ドル(約523兆円)となりマイクロソフトを抜いて世界首位に躍り出ました。時価総額で言えば、トヨタ自動車11社分くらいになるのですが、もはやどう形容すればその規模が表現できるのか分からないほどですね。

6月に入ってからエヌビディアの株価は12.2%上昇しており、市場から高い評価を受けていることが見てとれます。年初来では176.2%(2.76倍)に達し、TSMC(80.4%)やブロードコム(71.8%)など半導体銘柄の中でとりわけ株価の上昇が目立つ銘柄と比較しても群を抜いた上昇率です。

エヌビディアの株価は3月中旬から4月中旬までの調整期間を経て、5月の決算発表により上昇が加速したと言ってよいでしょう。年初に新NISAの成長枠で同社株を購入された方は、早々に成長枠の醍醐味を感じているかもしれませんね。

年初来からの株価推移

先々週には時価総額でエヌビディアがアップルを抜いて世界2位になったという報道があったと記憶している方も多いと思いますが、その後はアップルの株価が復調したことで時価総額のいわゆる「3兆ドルクラブ」で3社がせめぎ合う様相になりました。

エヌビディアの時価総額がハイペースで増加しているであろうことは皆さんも想像がつくかと思いますが、時系列データをグラフ化するとより一層印象深いです(下図)。


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