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顧客は誰なんだろう…

ネットワーク会議の中で、そんな話になりました。障害福祉サービスの顧客は、当然、利用する障害のある人が顧客なんだと思います。重度の障害のある人であっても、成人期の福祉サービスならご本人と利用契約を結ぶので、顧客が利用者の方であることは自然と理解できます。

ただ、分かりにくい例もあって、就業生活支援センターとか発達障害者支援センターなどが代表的ですが、いわゆる行政からの委託事業は顧客が委託元(行政)になりがちだったりします。

労働局の指示のもと、大阪府の依頼を受けて、局や府の代表として…などと感じる場面も、きっと仕事の中で色々あるんだと思いますが、顧客が委託元であるかと考えると、なんだかちょっと違う気がしたりもします。

福祉サービスであれ、委託事業であれ、根拠法は存在するはずで、そこには理念や目的が明記されてるように思います。障害者雇用促進法とか、発達障害者支援法とか、障害者総合支援法など、どれも「障害者」に対する法律であることは法律の名前から読み取ることはできそうですし、「社会連帯」「共生社会」「切れ目のない支援」などはみな、障害のある人に対して目指したい価値観であることは間違いないように思います。

顧客は利用者の方、障害のある方と定義づけるのは簡単で、それはあくまで第一顧客なのかもしれません。第二顧客は家族であったり、地域や企業であったり、委託元などの行政や関係機関かもしれません。顧客を順位づけするのは良くないかもですが、でも、誰のために何をするかはある程度明確でないと、大事にしたいことや理念、ミッションがブレてしまいそうです。

顧客は誰なのか…。

ネットワーク会議で話していて、結構な雑談だったけど、話し合ってると盛り上がったりもしていて、いろんな人の話を聞きながら、顧客を大切にする価値観を磨いていきたいなぁと思った時間でした。

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