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福祉の仕事において、「成果」ってなんだろう…

経営戦略企画室の仕事をさせてもらうようになり、早3ヶ月。理事長の無茶ぶりに負けないよう、必死のパッチで日々をこなしてまして、一緒に担当する職員が様々なことを素早く取り組んでくれることが大きくて、第5次中期計画の初年度としての動きが少しずつ形になってきたのは、それはそれでありがたいなぁって思ってます。

とりあえず、大きな動きの第一弾として、厚生労働省の虐待防止専門官を経験されたお二人を招いてスペシャルトークセッション!を開催するということで、ぜひぜひたくさんの方にご参加いただけたら嬉しいです!


さて、本題の「成果」の話。
経営戦略企画室として、他部署の事業を少しばかりお手伝いしたり、新規事業がなんとか形になるようにとあれこれリサーチや下準備をしていて、今まで取り組んできた法人内部の様々な動きにも少しずつ関与させてもらったりしてます。

そんな動きの中で最近よく感じるのは、「成果」をどうやって定義づけるかということ。

例えば、法人では、ワークライフバランスなどの働き方を考える機会は多くって、第5次中期計画にある5つのビジョンの一つに「多様な働き方」という言葉があるのもあって、職場環境を整えていくことで職員一人ひとりが働きやすくなるための取り組みは大切なことだと感じてます。

ただ、難しいなぁと思うのは、職員の働きやすさを整え、職場環境をより良くできたことが成果ではないというか、その先にある利用者支援の向上やQOLの向上、地域社会への貢献があってこそ、職場環境を整えた「成果」と言えるように思います。

法人がより良く発展するために、内外問わずに様々なことに取り組むことは大切ですが、結局のところ、「誰のために何をしたいのか」は重要で、それは、法人理念と照らし合わせて取り組むことが大切なように思い、その結果として形になったり実ったりするものがあれば、それが成果として位置づけられるほうが自然な流れなような気がしてます。

うちの法人は、僕が担当する就労移行支援や自立訓練、就労継続支援B型のように、いわゆる法人の自主事業として福祉サービスを運営するものもあれば、大阪府や市町村からの委託で事業を実施するものもあって、誰が顧客かとか、誰のために何をしているかとか、誰の評価を気にしながら事業するかとかは、事業の特性によって大きく違ったりします。

でも、どの事業も、法人の理念を意識して事業することで成り立つものであり、当法人が取り組むことにストリー性もあるから委託事業の中で実施しているわけでもあるので、結局のところは、法人理念の中で誰のために何をするかを意識しながら、その結果として得られる成果を定義づけるしかないように思います。

最近は、戦略企画室にとって話題となることのひとつに、法人で働く職員をどうやって集めていくかといった「採用戦略」は議題になること多いです。法人のことをwebサイトやSNS、広報誌やパンフレットなどで法人理念に沿ったブランディングを改め直し、自分たちの目指すことに共感してくれるスタッフの方をたくさん集めることが僕らの今の最大ミッションだったりします。

採用戦略を進めるにあたって、働きやすい職場をウリにすることも大切なんですが、未来志向で発するメッセージに共感して、ともに働き、ともに楽しみ、ともに情熱的に取り組む人が欲しくって、それがきっと「成果」に結びつくんじゃないかなぁって思ったりしています。

「成果」とはなにか。
福祉の仕事だからこそ、非営利の仕事だからこそ、成果を定義づけることに難しさはたくさんあるかもですが、目指したいことは法人スタッフみんなで考えて、みんなで言語化して、第5次中期計画をみんなで前に進めていきたいです。

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