マガジンのカバー画像

創作物

4
創作物をまとめてます。
運営しているクリエイター

#コメディ

おじさんとお兄さんの違いはなんだと思う?

「おい松尾」 「どうした五十嵐」 「おじさんとお兄さんの違いはなんだと思う?」 「興味深い設問だな」 「だろう! センター試験の問題になったらしいぞ!」 「嘘だな」 「嘘だ」 「それで、なぜ両者の違いを知りたいんだ?」 「思い込みを防ぐためだ!」 「思い込み?」 「俺もおじさんと呼ばれる日が来るだろう」 「いずれな」 「その時、おじさんと自覚していればダメージはない。だが自分をお兄さんだと思っていたら?」 「ダメージは計り知れない…」 「そうだ。致命傷になる」 「身の毛もよだ

「娘さんを僕にください」ってフレーズ、違和感ないか?

「おい松尾」 「どうした五十嵐」 「『娘さんを僕にください』ってフレーズ、違和感ないか?」 「あるな」 「なぜだと思う?」 「所有権を主張しているからだ」 「所有権?」 「『娘さんを僕にください』というフレーズには、『ご両親がお持ちの娘さんを僕に譲ってください』というニュアンスが含まれている。つまり、娘さんを所有物として扱っているんだ」 「失礼だな!」 「まったくだ。モノ扱いしている。歪んだ価値観だ」 「別の言い方にすべきだな!」 「そうだな」 「代案を考えよう!」 「そうし

急行と快速って、どっちが速いか分かりづらくないか?

「おい松尾」 「どうした五十嵐」 「急行と快速って、どっちが速いか分かりづらくないか?」 「同意しよう」 「だろう! 初見の地方民は混乱するぞ!」 「田舎殺しだな」 「しかも快速急行や特別快速まであるんだ。もはや都会民すら混乱待ったなし!」 「おい五十嵐」 「どうした松尾」 「不満を述べるだけではただのクレーマーだぞ。改善策はあるんだろうな? 電車の速さを分かりやすくする案が」 「もちろんだ」 「聞こう」 「俺の代案は、数値化だ」 「ほう」 「速さを5段階で評価するんだ。通知

サンタは正月何してるんだ?

「おい松尾」 「どうした五十嵐」 「サンタは正月何してるんだ?」 「配送ミスの対応だな」 「…プレゼントの?」 「そうだ。考えてもみろ。プレゼントを求める子供は全世界で10億人もいるんだぞ? 誤配送が起こって当然だ。サンタを責めるな」 「すまん!」 「とはいえ、サンタ側の過失ではあるからな。対応はすべきだろう。問題は逆の場合だ」 「逆? 子供側がやらかす場合もあるのか?」 「ああ。クレームをつける子供がいるんだ。『思ってたプレゼントと違うので交換してください』と」 「なにぃ!