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蔵語り~紡ぐ~IN高良酒造

南九州市川辺町は私の住む町ですが、我が町の自慢の蔵が2つあります。
そのうちの一つが八幡で有名な「高良酒造」さん

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焼酎ブームが過ぎても入手困難

田園風景が広がる集落にポツリと出現する「高良酒造」の看板。
風光明媚な場所で高良酒造の焼酎は造られています。

南九州市は沢山の芋農家があるのですが、高良酒造さんの提携している芋農家さんは、栽培の難しい、有機栽培のさつま芋です。
 近年増加傾向の芋の病気が入らないように土の入れ替えをしたり徹底しています。そして、有機栽培で作った米の米麹を使用、焼酎に使われている水は飯倉山から湧き出る水を使用しております。

ここ数年天候不良や芋の病気で思うような量の芋が収穫できませんでしたが、それでも冷凍芋などは使わず、出荷量を減らして対応しており、造り手の真摯な姿が焼酎造りにも表れています。

そして、何より八幡のすごいところはというと・・・・
当店だけの統計でいうと、リピーター率8割超え!!
最初から八幡を目指してくるお客様が多いのもひとつの理由ですが、それにしても数千種類も銘柄がある中で、こんなにリピーターがつく焼酎はそうそう。ラッと変わるのに驚かれると思います。

八幡がお湯割りが合うのに対して、どちらかというと辛口風の田倉はロックが合う焼酎です。

田倉物語(ラベルの説明を転載)

おいしい水の川辺。
ここ宮地地区の高良酒造裏の飯倉山より何百年もの前からの自然湧水を使い、自然栽培米と地元の芋を母に伝統のかめしこみで生まれた、心作りの本格焼酎、田倉です。


と、このように高良酒造さんの焼酎は、恵まれた環境の中で丁寧に造られているのがわかります。

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昔ながらの甕壺仕込み

常圧蒸留にて製造しております。

高良君とパシャリ↓↓↓↓写真撮られるのが苦手な高良君なのですが、無理やり?!撮影させて頂きました(笑)

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高良酒造の年に一度の無濾過原酒八幡ろかせず

私が手に持っている焼酎ですが、毎年3月頃入荷する「八幡ろかせず」と言う銘柄です。
こちらの商品ですが、希少銘柄で限られたお店でしか販売されておりません。
原酒ですので、度数は35度と非常に高め。
八幡の原酒となりますので、麹米はタイ米で白麴で作られております。

初めて飲んだ焼酎が「ろかせず」で、あまりの奥深い美味しさに泣いてしまった・・・とコメント下さった方も過去にいらっしゃいました。
決して大げさではなく、毎年入荷前には問い合わせが多いのも、このろかせずの凄さです。

高良酒造の商品ラインナップ
左から
八幡:900ml / 1800ml 通年レギュラー商品

田倉:720ml / 1800ml 通年レギュラー商品

八幡ろかせず:720ml / 1800ml 年に一度 季節限定商品
無濾過 原酒となります。

古八幡:720ml 化粧箱入り 5年古酒 
黒麹仕立てとなります。
2021年は販売予定で7
月下旬ごろ入荷致します。

画像はありませんが、
八幡 35度:1800ml 通年商品
出荷量が大変少なく、八幡の原酒となります。

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古八幡の入荷は?!

去年、今年(7月予定)と2年連続で入荷する予定の「古八幡」ですが、その前は 3年ほど入荷がなく、ファンの方もがっかりしていました。
ようやく、出荷される古八幡ですが、出荷本数が大変少なく、希少なため、来年の出荷は未定とのこと。
なので、また数年お目にかかれないかもしれません・・・・
「幻の。」とうたい文句にありますが、古八幡に関してはまさにその通り。
八幡、八幡ろかせず、田倉、八幡35度のラインナップで販売している高良酒造さんですが、この古八幡は特に「別格」というだけあり、造り手の全ての技術がギュッと凝縮したような逸品です。
古八幡を実際飲んだ方に色々とお話を伺いましたが、飲み方は「ロック」という方が案外多く、次いで「お湯割り」との事。原酒だけに度数も高めですが、長期熟成の為、とてもまろやかな仕上がりになっていると思われます。

【古八幡 】
http://sotsuya-hashiguchi.com/?mode=grp&gid=2597035


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