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短歌 #1

短歌をいくつか投稿してみる。

落ちていた学生証をいつまでも見続けていた昼の雪解け

2022.3.12 12:18


苦難耐え雫を落とす頬と靴ひも思い出すラベンダーの匂い  

2022.3.13 2:21


意図的に整えられた繋がりを無感情の目は諸行無常  

2022.3.13 19:34


青蜜柑君の思いを証明す流星群の空の彼方へ  

2022.3


ひとひらの花びらが舞うせつなさよ眩いほどの憧憬になる

2022.3.16 8:03

(切なさと刹那さ)


同じとこぐるぐる回るようで一歩も動けなくなってしまったよ

2022.3

(破調ぎみ)


日々重ね思いが募る僕たちは果てしないようなみちの途中 

2022.3

(道、未知)


花曇り眠気覚ましに音をきく外の空から時間を知った

2022.3


思い出は手のひら乗せた琥珀糖反抗心で自我保つ君 

2022.3.17 22:28


完璧な記憶の中の理想像流星群のよう手の届かない 

2022.3.17 22:34


全部で十首の短歌を載せた。


ところで、手書きの名前書きは愛情のひとつだろうか。

2023/3/7
S.Hanatsuki

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