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酸欠状態に陥っていない?

呼吸と言葉は良く似ています。殆どは、無意識でやっています。
でも意識してみて、と言われると吸う息、吐く息に意識を向けることができます。

言葉もそう、普段はいつものしゃべり方で、いつものボキャブラリーを使って話しています、
でも、こんな言い方に気を付けてと言われると、意識して違う言葉を選んだり、しゃべり方を変えたりできます。

意識と無意識の間にあるのが言葉と呼吸。

サポーターはクライアントさんの使う言葉にアンテナを立てて聞きます。
呼吸にもアンテナを立てます。
でも、だって、どうせ、だから、の言葉が多い人、
言っている人の呼吸が浅くなっているのが伝わってきます。

ちょっと一度、深呼吸してみようか、と言ったことがあります。

え?と一瞬、けげんな顔をされましたが、数回、一緒に深呼吸をしたら、とたんに、声が柔らかくなりました。
今の気分は?
と聞くと
なんだか、自分という植物に、お水をあげたような感じ。と言われました。

私たちは、浅い呼吸や、否定的な言葉で、毎分毎秒、自分というお花に、強い熱風や、もしかしたら臭い排ガスを送っているのかもしれません。

考え方や価値観を変えるのは難しいし、すぐできるわけじゃないけれど、呼吸と言葉に意識することは、今、ここで、すぐにできることです。

だから、でも、という前に、そうかぁ、そうなんだよね、と言ってみる、

そして時折、自分の呼吸が早く浅くなってないか、意識を向けてみる、

それだけで、心の中の酸欠状態が改善されていきます。
私たちが行き詰まり感を持つ時、殆ど、心が酸欠状態になっています。

酸欠状態では満足な打開策は出てきようがありません。

サポーターは相手の酸欠状態にいち早く気づく役目の人、なのかもしれませんね。

あなたの心は今、きれいな水や優しい日の光に満ちていますか?

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