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№9 LARGE/SMALL関数

LARGE/SMALL関数 とは

LARGE(ラージ)
機能: 大きいほうから何番目かの値を求める。
対応Ver:365 2019 2016 2013 2010
構文: LARGE(配列,順位)

SMALL(スモール)
機能: 小さいほうから何番目かの値を求める。
対応Ver:365 2019 2016 2013 2010
構文: SMALL(配列,順位)

使い方

LARGE/SMALL関数は、〔配列〕の範囲の中で、大きい(小さい)ほうから数えた〔順位〕番目の値を求めることができる関数です。
〔配列〕には、セル範囲を指定し
〔順位〕には、直接数値を入力するか、セルを指定することで動作します。
また、〔配列〕の中に文字列や空白セルがある場合は無視されます。
【AVERAGE関数】の際にも説明をしましたが、「文字列として入力した数字」を対象とした場合も無視されてしまいますので注意が必要です。

それでは基本例を見てみましょう。

先述したとおり、〔順位〕には直接数値を入力することもできますが実用を考えると複数の順位を求める機会が多いかと思いますのでセルを指定しておいたほうが順位の切り替えに時間がかかりませんのでおすすめです。

まとめ

LARGE/SMALL関数
対象のセル範囲の中から任意の順番である値を求める。
文字列、空白=無視
〔順位〕は直接数値を入力するよりもセルを指定したほうが便利

使う場面

実際に使用される場面としては、任意の順位を割り出すゴルフのスコア表、テストの結果表、売上成績表などが挙げられます。

応用できる関数

LARGE/SMALL関数では、あくまで〔順位〕の値を求めるものであり
その値の該当者を表示させることはできません。
実用を考えると値に加えて該当者を表示させる必要な場面が多いと思いますので以下の関数を併用すると良いでしょう。

  • VLOOKUP関数

  • HLOOKUP関数

  • XLOOKUP関数

大好きな方が多いLOOKUP系の関数は追って紹介しますのでお楽しみに。

また、LARGE/SMALL関数ともに、集計の幅を広げられる以下の関数も覚えておくと良いでしょう。

  • AGGREGATE関数



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